ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

芸能花盛り―沖国大祭

2008-11-24 10:53:52 | 日記・エッセイ・コラム

11月22・23日は沖縄国際大学の大学祭。若いパワーがあふれています。

音楽・ダンス・芝居・エイサーなど、次々ととぎれることなく続き、飽きません。芸能の島、沖縄の息吹をここに感じます。

Photo 珊瑚舎スコーレのスローライフ・ピース・ピクニックの疲れもあって、少ししか覗けませんでした。まず、東洋文化研究会の美しい女学生10人のベリー・ダンス。肩とおへそを露出してクネクネと踊る彼女らを見て、「時代が変わったなあ!」。すごく楽しそう。

次は、沖国大へのヘリ墜落事件を題材にした劇。RISIBLEという団体を立ち上げ、笑いをとりつつも、真面目な劇でした。米軍基地に対する県民のさまざまな思いを反映して、何か主張をおしつけるのでなく、「考えていこうよ」というメッセージが学生らしく、ステキでした。展示も充実していました。

Photo_2 最後は、漫才を見ました。キングストンとリップサービスというオリジン所属の二組http://origin.uruma.jp/profile.php。笑い転げました。他にも、お笑いのライブをしている教室があり、今、沖縄はひょっとしてお笑いブームなのかな?

敷地が狭い事もあって、模擬店も含めていろいろな出し物がコンパクトにまとまって、にぎやかでした。展示が減ったかも。

スローライフ・ピース・ピクニックでも思ったけれど、若いエネルギーがまっすぐに発揮されると、すばらしいなあ。(写真上:ベリーダンスのメンバー、下:リップサービス 教職総合演習のご縁。カメラが悪くてごめんなさい)

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スローライフ・ピース・ピクニック―珊瑚舎スコーレ

2008-11-23 22:23:22 | 授業・教育

昨年から、珊瑚舎スコーレでお世話になっています。講師として高等部2・3年生の平和学講座で環境問題を担当しています。(生徒として、まゆみさんの演劇講座を受けています。)

高等学校や大学で教員をやってきましたが、珊瑚舎スコーレで授業をするようになって、いかにこれまでの授業が、私の実力よりも、出席日数や成績や「単位が必要」という受講側の思いに支えられてきたかが良く分かりました。

ここでの授業は毎回が手探りです。「おっ、ここに食いついてきたか!」とその方向で次の準備をしていくと、食いついてきた張本人が休んだりします。継続性をもった授業が難しいと感じます。

今年度は対象生徒は4人。年間を通して何か一貫した筋を通そうと考え、『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(田中優著・岩波ブックレット)をテキストにしました。タイミングよく田中優さんの講演とワークショップがあると聞いて、生徒二人と一緒に出かけました。

そのワークショップで、「石油がなくなっても、お金がなくても、マサイ族は困らない」という話が出たのです。それがきっかけで、「マサイ族のように歩いてみようではないか」となり、11月21・22日の二日で65kmを歩くことに。

Photo_2 生徒たちの出した目的は「平和と環境を考える」「力だめしで自信をつける」です(写真)。

珊瑚舎スコーレを出発して、本島南側を一周。珊瑚舎スコーレに戻る予定でした。結果、だれも珊瑚舎スコーレに帰り着けなかったのですが、65kmを歩こうというだけでも、すごい! 歩くには底の薄い靴。寝袋や食糧、水の入った持ちなれないリュック(1日目はお金を使わないということになっていたので)。

足にマメをつくりながら、足が棒のようになりながら、それぞれが頑張りました。1日目は23km、2日目は最大で28km歩きました。終ってみると、寝不足や疲労以上に、さわやかな気分でした。

楽しかった! こんな授業ができるのは、珊瑚舎スコーレならでは、です。

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ドラマワークショップin仙台

2008-11-22 19:33:53 | お知らせ

仙台でのワークショップは《ドラマワークdeコミュニケーション》ということで、プレイバック・シアターで知りあったそのちゃんが設定してくれました。とっても楽しみです。

日時:12月18日(木)19:00~20:45
会場:東京エレクトロンホール宮城(旧県民会館)603
参加費:1,000円 
申込み先:sorriso@plala.to 090-2973-1790 (遠藤) 
申込締切:12月15日(月)

詳細は、「drama_workshop_Sendai.doc」をダウンロード

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プレイバッカーズ公演―平和を語り継ぐ

2008-11-19 10:43:06 | 日記・エッセイ・コラム

即興劇を通して、平和の思いを分かちあう。「そういうことがもっと日常的にできたらステキだなあ」という思いを強くしました。

語り手三人は、それぞれ人生を経てきた熟年の方たちでした。三人のお話は私の胸を打ちました。若い人たちも、しっかり受け止めてくれたと思います。世代をこえて、あるいは考え方の違いをこえて、語り合うことの難しさ。演じることは、そこを埋めてくれる。

でも、プレイバッカーズのかよさんが言っていたように、他からお呼びするのではなく、地元でできる人が必要。ウチナーグチも理解して、自分たちの言葉と身体で演じられる。

聞いた話を即興で演じられるグループが、公民館ごとにあればいいのにね。

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講演!―コミュニケーションと身体表現

2008-11-18 10:01:43 | 日記・エッセイ・コラム

もともとは、プレイバッカーズの公演とは別に、一ヶ月前ぐらいに私の講演が入る予定でした。

なにしろ、プレイバック・シアターって何か分からないままでは、人が集められないだろう。「コミュニケーションと身体表現」ということで、集まった人にプレイバック・シアターの感触を掴んでもらって、そこから参加者の輪を広げて・・・。

計画が立てられた1年前ぐらいは、そんな話でした。

でも、主催者団体でいろいろ話しているうちに、「二回にエネルギーを分散するより、一回にエネルギーを集中したほうが」ということになったようです。あれまぁ。

これからプレイバック・シアターを見るのに、その前に講演って、どうよ。見たほうが早いじゃない。で、「講演はいらないんじゃない?」と思ったのですが・・・。

でも、やることになったので、気合を入れて準備しました。

ところが、何だったんでしょうね。当日、「ドキドキ」が治まらない。気がつけば、舞台の上。靴の紐は解けているし、メガネは忘れているし。シッチャカメッチャカ。全然、平常心ではありませんでした。プレイバッカーズを迎えて、「ちょっとええカッコせんとなぁ」という気持ちがどこかにあったのでしょう。なつかしい方々の顔をたくさん見つけたせいもあったのでしょうか。「ええカッコ」しようと思うと、かえってずっこけてしまう。

ここぞ!というときになると、自分の器というものを思い知らされます。まあ、こういう経験を経て、また少し、器が広がっていくのでしょう。良い経験をさせてもらいました。こういう機会をつくってくださった翼の会ぎのわんとプレイバッカーズのみなさんに感謝!

ゲームや身体表現がけっして子どもだけのものではなく、大人にこそ大切だ。そこを伝えきれなかったのが、残念です。

とはいうものの、呼びかけに応じて舞台に上がってくださったボランティアのみなさんの助けで、「こういうものか」と分かる人には分かってもらえたと思います。みなさん、ありがとう!

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