ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

後見人講座

2022-10-22 15:25:28 | お仕事
市民が法定後見人になるための講座を受講。
前半が終了し、試験を受け、合格。
11月末から後半の講座が始まる。

前半で一番面白かった授業は、「めざす後見人像」を考えるグループワーク。
女性ばかりの4人グループ。
私は最年長を理由に司会をかって出た。
自分で司会したほうが面白いだろうと思ったから。

まず「めざす後見人像」について思いつく言葉を、ポストイットにそれぞれが10個書き出す。
次に1枚ずつそれを示す。まずは私から。
次の女性は、わりとハキハキと手短に言う人。
2人目の女性は、こだわりのある人で説明は少し長い。
3人目は控えめな人で制限時間に9個しか書けなかったという。
私は11個書いたので、最後にその11個めを披露した。

私はどちらかと言うと情報収集系の言葉が多かった。
他の3人は、笑顔とか挨拶とか、態度や心の持ち方に関連する言葉が多かった。
2人目の人は、「数字を正確に」という財産管理に関することを唯一書いていた。
3人目の人は、「市民への制度の普及」ということを書いていた。
他の人が思いつかなったことが出たとき、「おお!」と盛り上がる。

次にそれらの言葉を分類する。さらに分類にタイトルをつける。
私たちのグループは、できるだけ柔らかい言葉でタイトルをつけることになった。
そういうことを言いだすのは、3人目の人。

タイトルは4人目の人に書いてもらった。
とても字がきれい。

発表は3人目の人にやってもらった。
こだわりがあるので、自分で説明するほうが良さそうだったので。
他の3人全員一致で推薦。

他のグループの発表では、財産管理に関して一つの項目を立てていた。
私たちは、コミュニケーションと身上保護に関することばばかりで、「数字を正確に」が唯一財産管理との関係で出た言葉だった。それをうまく財産管理を強調して説明してくれていた。
彼女も、「うちのグループはこれが抜けていた」という思いがあったのだろう。

このワークは、これまで学んできたことの何を自分は重要と思ってきたのか、何が足りないかを知る素敵な学びだった。

その後ペーパーテストがあったが、「できなかったなあ」というのが感想だった。
解答をくれたので採点してみると、意外と合っていた。
制度に関してはわりと理解していたが、制度の背景に関しての理解が薄かった。

テストもグループワークもレポートもグループ面接試験も、何を学び何が足りないかを知るうえで、とても役立った。講座のデザインが良くできていると思う。

ただ、学べば学ぶほど、後見人という仕事の大変さが分かる。
自分はそんな大変な仕事を本当にやりたいのだろうか。
腰が引けてしまう。
必要性は理解するのだけれど。

他の人が、なぜやろうと思っているのか知りたい。
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記憶に残るお芝居、最近注目の俳優

2022-10-16 10:33:21 | 芸術およびコミュニケーション
昔に観て未だに忘れられない。

1.劇団民芸「ベニスの商人」
おなじみシェークスピアの。
シャイロック:滝沢修 アントーニオ:芦田伸介 バッサーニオ:米倉斉加年 ポーシャ:樫山文枝
このキャストでの第一回公演は1968年とある。
私は高校生の時にこのお芝居を観たように思うのだが。
滝沢修のシャイロックが圧巻で、『ベニスの商人』ってこんな話だったのか!と感動すると同時に、自分の解釈の浅さを思い知った。お芝居を観る面白さに目覚めるきっかけだった。
この話を40代の演劇人にしたら、「滝沢修?知らない」と言われびっくりしたけれど、考えてみたらそうかも。

2.劇団青年座「ミュージカル 三文オペラ」
ブレヒト
ストリーも楽しいが、曲がすぐに口ずさめそうで楽しくて、LPレコードを買った。
ブレヒトが好きになったきっかけ。
マックは大塚國夫さん、高畑淳子さんがポリーだった。
1981年公演? もう仕事についていた。長男が生まれる前年。
あるいは1973年に第28回芸術祭優秀賞を『三文オペラ』で受賞しているので、このころだろうか。
最近、夫が「いわし雲」という映画を借りてきて、そこに若き日の大塚國夫がいた。
マックの大塚さんは、ええおっさんになっていて、「ひとたらし」の役がめちゃはまっていた。

3.「父と暮らせば」
沖縄県浦添市のてだこホールで観た。おそらく2001年ぐらい。
映画よりは何年か前だった。劇団も配役も覚えていない。
沖縄の劇団ではなかったし、こまつ座でもなかった気がする。
幕が下りたとき、衝撃で立てなかった。
「これが戦争だ!これが原爆だ!」
その悲惨さや理不尽さは、破壊や死だけでは語れないことを知った。
それまでも「知って」いたはずなのに。
井上ひさしは偉大な劇作家だ。

最近観たお芝居では
「hanaー1970 コザが燃えた日」について2月6日に書いた。
7月31日にふれた「セールスマンの死」も良かった。林遣都が次男のハッピー役で出ていた。
これらは10年後(生きていたら)、どう響いているだろうか。

私が最近注目の役者は、榎本佑、生田斗真、林遣都、
そして何と言っても仲野太賀。
「コントが始まる」。これで出会ってしまった。
はじめは有村架純が見たくて見たのだが。
「拾われた男」「初恋の悪魔」と追っかけ。
「初恋の悪魔」は榎本佑、林遣都、仲野太賀、だもんね。
たまたま観た「オリバーな犬」にも出ていて、
さらに今日から「ジャパニーズスタイル」。
おいおい、大丈夫かい!働きすぎだろ!

私の好みは、竹野内豊や阿部寛だったはずだけれど。
仲野太賀はどこにでも居そうで、人が良さそうで、親近感が湧く。
上手い役者だと思う。
舞台も見てみたい。
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どうでもいい話

2022-10-02 13:18:06 | 日記・エッセイ・コラム
今年のノーベル賞が発表されるというニュースから。

夫「ダイナマイトって今でもたくさん使われているから、特許料がノーベル財団に入ってくるんやろな」
私「特許料って100年も入るの?」(ノーベル賞の賞金は特許料じゃないやろ、と言いたい)
夫「改良されてるからそのたびに新しい特許が生じるやろ」
私「ノーベル財団がダイナマイトの改良してるの?」(改良されていても、財団に特許料は入らないやろ、と言いたい)
夫「改良しているのは会社でも特許料は財団に入るやろ」(意味分からない)

何を根拠にそういうのか分からないけれど、間違っているというのは私には分かる。
でも、間違っていると言うと怒るから、ここで私は黙る。

まあ、どうでもいいような内容だからね。
間違っていても夫も困らないでしょう。

どうでもいいような会話ができるようになっただけ、進歩。
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