「教育実習の研究」という授業は、教職を目指す3回生対象で、年3回の集中講義です。これに、今年教師2年目の卒業生が来て話してくれました。
彼は、大学時代から今日に至るまでの教職人生を語ってくれたのですが、その中で、私の担当する授業でドラマ教育を体験したこと、またその授業で生涯の親友と言える人にめぐり合って、大学3回生からはいろいろなことを経験し、充実していた、というようなことを話してくれました。
それに対して、3回生から「ぼくもドラマ教育の授業を受けています。ドラマ教育は実際授業で使えますか?」という鋭い質問が。「生徒に演じさせたことはまだないけれど、自分が演じてみることはあります。例えば、織田信長に扮して、織田信長がどんな人かを考えさせたとき、織田信長って、言われているより良い人かもって、なった」と答えてくれました。
彼は、授業中に生徒に考えさせることを大切にしていて、授業が予定から遅れがちで、「二学期はもう少し早く進まなくては」と言っていました。
多くの学校の実態が「教科書で教える」ではなく、「教科書を教える」ことになっています。そういう状況では、なかなか新しい方法を工夫して取り入れるのは難しい。今はそれほど役に立たなくても、数年後、自分たちが現場の中心になったときに、生かしていってもらえるのでは。手法はともかく、生徒の反応を大切にする生徒中心の精神だけでも、生かしていって欲しいと願っています。
彼は、大学時代から今日に至るまでの教職人生を語ってくれたのですが、その中で、私の担当する授業でドラマ教育を体験したこと、またその授業で生涯の親友と言える人にめぐり合って、大学3回生からはいろいろなことを経験し、充実していた、というようなことを話してくれました。
それに対して、3回生から「ぼくもドラマ教育の授業を受けています。ドラマ教育は実際授業で使えますか?」という鋭い質問が。「生徒に演じさせたことはまだないけれど、自分が演じてみることはあります。例えば、織田信長に扮して、織田信長がどんな人かを考えさせたとき、織田信長って、言われているより良い人かもって、なった」と答えてくれました。
彼は、授業中に生徒に考えさせることを大切にしていて、授業が予定から遅れがちで、「二学期はもう少し早く進まなくては」と言っていました。
多くの学校の実態が「教科書で教える」ではなく、「教科書を教える」ことになっています。そういう状況では、なかなか新しい方法を工夫して取り入れるのは難しい。今はそれほど役に立たなくても、数年後、自分たちが現場の中心になったときに、生かしていってもらえるのでは。手法はともかく、生徒の反応を大切にする生徒中心の精神だけでも、生かしていって欲しいと願っています。