ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

道徳よりもESD

2018-09-12 10:44:47 | 研究会報告
先日(9月10日)、学びの空間研究会WESTで立命館大学での免許状更新講習の報告をさせてもらいました。

結果、思ったのは、道徳はむずかしい!ということ。
変な道徳をするぐらいなら、しないほうがまし。
国語で作品をじっくり読むとか、自然を学ぶことで人間について考えるとか、そのほうがよっぽど子どもたちのためになる。

「いけてない」教材ばかりですが、現場からぜひ「いけてる」道徳授業を発信してほしいものです。とにかく、子どもたちが素直に言いたいことを言える空間でなければ、教師の思惑へ引っ張られるのは必然で、そうなると価値観の押し付けになりかねない。

道徳よりESD(持続可能な開発のために教育 と訳されている)を教科にした方がいいんじゃないの?と切に思いました。

以下、「我が国における「国連持続可能な開発のための教育の10年」実施計画」より

ESDの実施には、特に次の二つの観点が必要です。
○ 人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと
○ 他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「関わり」、「つながり」を尊重できる個人を育むこと

そのため、環境、平和や人権等のESDの対象となる様々な課題への取組をベースにしつつ、環境、経済、社会、文化の各側面から学際的かつ総合的に取り組むことが重要です。

2. ESDで目指すこと
(1)ESDの目標
○全ての人が質の高い教育の恩恵を享受すること
○持続可能な開発のために求められる原則、価値観及び行動が、あらゆる教育や学びの場に取り込まれること
○環境、経済、社会の面において持続可能な将来が実現できるような価値観と行動の変革をもたらすこと

(2)育みたい力
○持続可能な開発に関する価値観
(人間の尊重、多様性の尊重、非排他性、機会均等、環境の尊重等)
○体系的な思考力(問題や現象の背景の理解、多面的かつ総合的なものの見方)
○代替案の思考力(批判力)
○データや情報の分析能力
○コミュニケーション能力
○リーダーシップの向上

(3)学び方・教え方
○「関心の喚起 → 理解の深化 → 参加する態度や問題解決能力の育成」を通じて「具体的な行動」を促すという一連の流れの中に位置付けること
○単に知識の伝達にとどまらず、体験、体感を重視して、探求や実践を重視する参加型アプローチをとること
○活動の場で学習者の自発的な行動を上手に引き出すこと


これをやっていけば、道徳教育にもなるのじゃないの。
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夏は終わったのか

2018-09-08 14:58:30 | 日記・エッセイ・コラム



なんという季節でしょうね、今年2018年の夏は。

6月には震度6弱の大阪府北部地震、
7月にはいると記録的な猛暑、西日本豪雨、
9月に入って台風21号による風水害、震度7の北海道胆振東部地震

日本は立て続けに自然の猛威にみまわれました。

ちなみに我が家は大丈夫と思っていたら、台風でマンサクの木が傾いて竹垣が一部壊れていたり、母屋と離れの間の屋根が傾いていたりしました。
まあ、それぐらいで済んで良かったのですが。

自然は偉大です。
人間は、もっと謙虚でなければ。
自然環境に逆らうのも、ええ加減にせえよ!

でも残念ながら都会暮らしに慣れた人間は(私も含めて)
自然に添って生きるということがどういうことなのか、
その感性さえ失っているのでしょう。

とりあえず床の間を秋に。
タペストリーは夫の姉、田中博美さんの作品です。

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