ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

おおふじのひっこし

2016-01-29 22:28:55 | 日記・エッセイ・コラム

『おおふじひっこし大作戦』

これまでの人生を考えると、私は運の良いほうだと思います。
でも、くじとか懸賞とかはあまり当たるほうではなく…。


一応ネイチャーゲームのリーダーの資格を持っていて、会員にシェアリングネイチャーライフという冊子が送られてきます。そこに、フジの古木を移植した塚本こなみさんのことが載っていました。

彼女は樹木医ですが、彼女にとって樹木は「知り尽くしたと思っても、一生分からないもの。人生の師匠」だといいます。何百年も生き続ける樹木。樹木を含む大自然の循環。「人間も自然に生かされていることを知るべき」という彼女の言葉に、『おおふじひっこし大作戦』の絵本を読んでみたくなりました。

ところが手に入らないのです。

シェアリングネイチャーライフをよくよく読むと、アンケートの答えると2名にこの絵本が当たると書いてある。たった2名? 当たりっこない。

でも一縷の望みを託して…。

当たったんです!
近年、まれに見る喜びです。
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偉大なる贋作―大塚国際美術館

2016-01-25 10:16:58 | 日記・エッセイ・コラム

ルソー 『異国風景』

スクロヴェーニ礼拝堂(写真が横向きですが)

本来は徳島へ出張のはずが、いろいろあって単なる個人旅行に。
以前から一度行ってみたいと思っていた大塚国際美術館へ。

いやあ、すごかった。
陶板への模写は2000年色あせないとか。
しかし建物は2000年もたないだろうし、どうなるのだろう。
それにしても、2000年後を考えるということがすごい。

1日中、館内を歩き回りました。

2日目は、徳島駅周辺を徒歩で。
雪の降る寒い日で、ひょうたん島周遊船は借り切り状態。
河岸が阿波の青石(変成岩)できれいに整備され、城跡周辺は古い石積みと新しい石積みが比較できて面白い。

徳島駅から高速バスに乗るころは雪がどんどん降って来て「バスが止まるかも」と脅されましたが、定刻通り無事に帰宅。

今回の旅行はひとりでしたが、たまには良いなあと思ったのでした。

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持続可能な社会を求めて―綾部に小旅行

2016-01-11 10:03:24 | 日記・エッセイ・コラム

食物アレルギーの子どもを持つ親が中心となってできた患者会。その活動を通して約30年前に知り合った青木さんと、二人で綾部に小旅行に出かけ、水田さんちで民泊させていただきました。

青木さんは今も丹後で「ほしいもの会」(丹後アレルギーを考える会)という会を運営しておられます。私は、沖縄から京都へ戻ったのを契機に、患者会の活動から遠のいてしまいました。けれど、患者会の活動を通して培ってきた「持続可能な社会をどう実現していくのか」という問題意識は継続しています。

水田さんは、大学卒業後農業で生きていくことを選ばれ、WWOOFもやっておられます。

1日目は、11時半に綾部駅で待ち合わせ。
私は電車で、青木さんは車で。由良川沿いの古民家、丹波茶屋ゆらりで昼食。おそらく7年ぶりぐらいの再会でおしゃべり炸裂。

西町商店街を散策。真っ先に佐々木酒店が目に入り、「どぶろく」の表示にひかれて入店。品ぞろえ豊富なお店で、各種柿の種も魅力。結局おつまみとともに伊根の向井酒造の「伊根満開」を購入。あとははとや文具店で黒谷の和紙の折り紙を購入。酒瓶が重いので大本教を省略し、あやべ特産館へ。ここでまた抹茶パフェを食べながら、長時間のおしゃべり。

水田家で宿泊。おいしくて健康的な食事とまたまた長時間のおしゃべり。青木さんと私、どれほど話すことがあるのかと思うくらい、尽きません。また水田夫妻が聞き上手で。伊根満開を「お土産」と差し出しながら、自分で飲んでいました。飲んでみたかったのです。日本酒とは思えないくらいフルーティーなお酒でした。

2日目。ゆっくりと食事をして、ゆっくりとおしゃべりしたのち、里山ネットあやべへ。事務局長の朝倉さんにいろいろ説明をしてもらいました。会議室や宿泊施設があり、子どもから大人までの学習・交流をサポートしておられます。地域の人たちの交流だけでなく、地域外と地域を結びつけたり、地域外からの移住者の受け入れをサポートしたり。

午後は、京都北部・市民放射能測定所たんぽぽへ。水田さんのfacebookで去年開所されたことは知っていましたが、なんとその場所は青木さんのお連れ合いのご実家。ご両親が無くなられて空き家になっていたのを測定所に貸されているとか。
世界は狭いなあ。
ここで代表の中島さんやスタッフの塚崎さん(漢字が間違っていたらごめんなさい)夫妻からお話を伺いました。
セシウムとヨウ素の放射線が測れる測定機で測定しておられます。

綾部は面白い! まだまだ面白い人がいっぱい居そうです。
「持続可能な社会をどう実現していくのか」
学生と一緒にここで学べたらと思った小旅行でした。
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人生を切り拓く力

2016-01-08 21:27:50 | 授業・教育
今日は4回生の教職実践演習の最後の授業。

4月から社会に旅立つ彼らと、人生を切り拓く力について考えました。
まず、私が考えた「自分にとっての人生を切り拓く力」について。

A:1.集中力 2.忍耐力 3.持続力 4.思想性 5.体力
B:1.運 2.人間関係 3.好奇心 4.行動力 5.集中力

「A、B、どちらかが私ですが、さてどちらでしょう」

「分からない」がふたり。あと14人は全員B。
なぜ分かるんでしょう。
忍耐力も持続力も思想性も体力も、無いのがバレバレなんですね。

このあとそれぞれが「自分にとっての人生を切り拓く力」を考え、グループ内でシェア。
3人とも全然違う言葉が出てくるグループは、その言葉がそれぞれその人らしく、納得。
3人がそんなに似てるとは思えないのに、同じような言葉が出てくるグループもあって、なかなか面白い。

次に、運はともかく、「人生を切り拓く力が学校教育で養えるのか」をディスカッション。

今の学校教育では、協調性は養っている。
広い視野や世界を広げることで選択力を身につけている。
集中力や忍耐力は学校へ行く前の幼少期に養われるのでは。
好奇心や行動力など、今の学校教育で育てられているかどうかはともかく、育てていく必要がある。
独創性については、養っていないどころか阻害している。
など、たくさんの意見が出ました。

「人生を切り拓く力」を学ぶところは学校だけではないことは確かだとしても、
学校教育で「人生を切り拓く力」が学べないとしたら、何のための学校でしょう。

このあと、一人ひとりが1分スピーチで後期のふりかえりを述べて授業を終えました。


ところでAの人は私と真反対ですが、一番気の合う人です。
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