ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

コロナに関する混乱について

2021-06-23 14:03:25 | 日記・エッセイ・コラム

今朝は、メルカリで購入した(メルカリ初体験)ガクアジサイを挿し木しました。(写真はガクアジサイではありません)

昨日はジャガイモを収穫(なかなかのでき)。昼食は茹でたジャガイモとポテトサラダ。夕食には肉じゃがをつくりました。当分ジャガイモづくし。

今年は畑仕事、かなりがんばっているほう。

ところで、コロナのような未曽有の体験でいろいろトライ&エラーが繰り返されるのはある意味仕方ないとしても、なんだかひどい状況になっている。

ワクチン接種券が来て、かかりつけ医でワクチンを打てるというので某診療所に電話すると、「定期的に通って薬を出してもらっていないとかかりつけと言えない。うちは高齢者が多いので、かかりつけ以外の人はおそらく夏以後になる。もし集団接種ができなければ、そのころにまたお電話を」と言われた。

集団接種するしかないと思い、予約日は仕事だったので翌日予約しようとするとすでに予約終了。次回は5月末とあいまいな表示。

5月末に今度こそはとネットで予約するも、予約完了のメールもなく、なしのつぶて。

そのうちにクチコミで某クリニックでできると知り、すぐにネットで予約がとれた。
それでワクチンセンターに集団接種キャンセルの電話。「たしかに受け付けました」と言っていたのに、その数日後「集団接種の予約日が決まりました」との電話。

まったくどうなっているのでしょう。

思うに、これまで効率優先で人を減らして余裕のない仕事をしてきているので、いざというときに身体も頭も動けないのではないか。

医療のひっ迫などはその最たるものかも。

日頃働かない働きアリが、巣を壊されたときに真っ先に卵やさなぎを抱えて逃げるように、平常時にもっとゆったりと仕事ができるようにしておくことが、緊急事態に対応できる人をうみだすのかもしれない。




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『彼女は頭が悪いから』

2021-06-04 16:16:01 | 読書
『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ 2018年文藝春秋

読みながら気分が悪くなり、何度も読むのをやめようと思った。
気分が悪いけれど、これは忘れてはいけないと思うので書いておく。

まったくの罪悪感もなく、人の尊厳をズタズタボロボロに引き裂く。
競争社会を勝ち上がり、他人へのリスペクトなどひとかけらもなく育ってしまった人たち。

これは小説だ。
だけど、そういう人たち(他人の尊厳をズタズタボロボロに引き裂ながら自分は悪くない、どころか正しいとさえ思っている人たち)を私は何人も知っている。
だから、吐きそうに気分が悪い。

作中、三浦紀子教授が被害者にかけたことばが響く。
「どれだけいやな気持だったか、私は他人ですから完全にはわかりません。ただ察することしかできません。」

三浦教授は連絡をとってきた加害者の母親のひとりに、被害者がされたことと同じことをされることを想像させる。

この教授と被害者の邂逅があって、ようやく暗澹たる気持ちに少し光がさす。

察する。
相手の立場になって想像してみようとする。
相手がいやなことをしたと分かったら、誠意をもって謝る。

せめてそうしよう!
自戒もこめて!
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