ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

民主主義って?

2012-04-20 12:31:39 | 授業・教育

昨夜は、昨年度のクラスの学生たちと久々の歓談。

お互い本当に仲が良い。集まれば、「それぞれが自分らしく居られる場ができる」って、そんな感じ。

A君が就職内定をもらったという嬉しいニュースも。A君とB君は、人生観がまるで違うというか、話し合いをするといつもお互いが違った考えを主張し、まわりもそれに刺激を受けたのでした。そのA君が、就職面接で「大学で得たこと」を訊かれたとき、「Bと知り合ったこと」を真っ先に挙げたそうです。考えの違う人と交流することの大切さ。

A君いわく。「コミュニケーション能力というのは、相手が何を考えているのかをちゃんと聴くこと、引き出すことだと思うんですよ」と。それって、民主主義的ってことではないかな?

私は若いころ、「民主主義=革新」「非民主主義=保守」と考えていました。今は、革新、保守というのと、民主主義というのはレベルが違うと思います。

革新であろうと保守であろうとかまわないけれど、民主主義でなければならないと思います。力でねじ伏せるのではなく、お互い相手が何を思っているのかちゃんと聴くこと。

学生たちの話を聞きながら、そんなことを考えました。あっという間の3時間でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭が気になる!

2012-04-17 08:20:00 | 日記・エッセイ・コラム

この季節、次々に咲く花をみて「手入れが必要」と思うようになりました。

庭があるとないでは、植物への関心が違ってくるのですね。他の人に手入れを頼れないという気持ちもあるからでしょう。

「水もやらないのに、パンジーがきれいに咲いているね」って、おかあさん。水をやってますよぉ。

Image3891

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の残したもの

2012-04-12 10:21:11 | 日記・エッセイ・コラム

私が京都に戻ってすぐ、2009年8月23日に父が亡くなりました。戻ったときには予想もしていなかったことでした。

母が弱ってきて、入院したりするようになり、父ひとりに負担がかかっているのをみて、京都に戻ることを考えました。まさか、父のほうが母より早く逝くとは…。

父が亡くなった後、2ヶ月ほど実家で母と暮らしました。2ヶ月が限度でした。同居は無理と思いました。生活スタイルが違いすぎるということもあるのですが、何より干渉に耐えられない。さらに悪いことには、本人にはそれが干渉になっているとは夢にも思っていない。なので、改善の余地がないのです。

でも、ひとりで放置できない状態の母。昨年8月から実家に離れを建てて暮らしています。そして、初めての春。

工事のために一旦は壊された庭のあちこちに、新芽が顔を出しています。父の丹精を告げるかのように。

父が経験した多くを今はもう知ることはできません。でも、これらの芽からどんな花が咲くのか、楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

獲得研「春のセミナー」2012

2012-04-09 08:33:53 | ワークショップの報告

3月27日は獲得研のセミナーでした。これまでもワークショップを担当させていただきましたが、今回の特徴は、ふたりで組んでワークショップをしたということ。

津田塾大学の吉田真理子先生とペアを組みました。これがとても良かった。

何が良かったのか。いろいろ考えてみるのですが、ひとつはお互いこれまでのドラマへのアプローチが違っていて、その違いから学ぶことがあるということ。違うにも関わらず、ドラマへの関わり方という点で、深いところで共感し合えるものがあり、プログラムをつくる過程で、きちんと話し合い納得しながら進めることができました。

話し合いながらプログラムが作れて、終わったあとも話し合えるということが、気づいたり考えたりすることにとても良い。元気になれる。

結果として、「もっと良いプログラムがつくれたのでは」という思いが残り、ペアを解散することなく、次へ繋げていくことになりました。

いつもだと、終ってからひとりであれこれ反省するのですが。今回はふたりだし、おまけにすぅさん、ゆりさん、キューピーさんという頼もしい仲間がふりかえりに加わってくれ、話はどんどん発展。

ひとつは6月2・3日の立命館大学でのワークショップとシンポジウム。これを関東でもやろうという話も。

もうひとつは、6月23日のすぅさんとキューピーさんのワークショップ。応用ドラマ教育研究会で。14時から。大阪教育大学天王寺キャンパス。

そして、今回の経験をもとにした吉田先生と私のワークショップ。獲得型教育研究会の例会として取り上げていただく予定です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマワークショップ&シンポジウム

2012-04-07 10:38:06 | お知らせ

立命館大学でのドラマワークショップとシンポジウムのお知らせです。

現在の私にとって、もっとも関心のあることとして、どのような学習の場をつくるのかということがあります。

これまでの教育の中で、生徒や学生一人ひとりを評価しなければならないと思ってきましたが、それと同時に、集団あるいは「場」がどのように成熟しているかという評価の視点が、教育にはとても重要ではないかと思うようになりました。

インプロ、コミュニケーション・アーツ、プレイバック・シアターとそれぞれ異なる手法を持つ講師によるワークショップを通して、このことをみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

ドラマ教育研究に関して日本の若手代表の渡辺先生をコメンテーターに迎え、豪華な顔ぶれで楽しく深いワークショップとシンポジウムを企画しています。

6月2・3日の二日間参加を原則としています。
興味のある方で日程のあう方はご参加ください。

お申し込み・お問い合わせ 
こくちーずサイトよりお申込み・お問い合わせ下さい。http://kokucheese.com/event/index/33314
申込締切:5/31(木)
定員になり次第締め切りますのでお早めに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする