ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

環境教育と民主主義

2017-09-12 16:56:58 | 日記・エッセイ・コラム
前回、「マーク・トウェインが生まれ育ったハンニバル」と書きましたが、生まれたのは別の土地。話を盛ってしまいました。

ドラマの手法と理科教育。
ずいぶんかけ離れた分野のように思いますが、私の中ではとても密接。
繋いでいるのは、環境教育と民主主義です。

大きく影響を受けたのが、スー・グレイグ、グラハム・パイク、ディヴィッド・セルビー著、阿部治訳の『環境教育入門』。原題は『EARTHRIGHTS』。

高校で理科の担当をしていた時から、環境教育に関心があり、環境問題と結びつけた話をしていました。
ESDという言葉が出てきてからは、単に環境教育だけでなく人権、平和などいろいろな分野が関与して来ることに気づきました。

そして出会ったこの本。「開発」「環境」「平和と紛争」「権利と責任」が相互関係にあり、こういった問題に関与していこうと思えば、政治のプロセスに積極的に参加する態度や技能を養う必要がある。そのためには生徒(学生)が人生の客体ではなく、主体であってほしい。それはまた、民主的に問題を解決していくことが必要である。であるならば、そのための教育も生徒主体で、民主的でなければならない。

私にとって、ドラマの手法は、生徒(学生)主体の授業を実現するための手法でした。
それが本当にできているのかどうかは分からないけれど、授業スタイルが変わったのは確かです。

社会が平和に持続するように、未来を語り合いたいと思います。

コメント
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