昨晩、トラは、今季 甲子園球場で最後の試合を横浜を相手に行いました。
甲子園ラスト試合を、トラらしい勝ち方で逆転勝利し、辞める真弓監督もホッとしたことでしょう。
残り3試合となり、注目は個人のタイトルになりました。
トラには、チームとして4位ながら 多くのタイトル争いに参戦しています。
セーブは、昨日の藤川の40セーブでほぼ手中にしました。
マートンの最多安打数も獲得するでしょう。
後は、首位打者 打点王 奪三振王 などがトラ戦士がからんでいます。
もし、これだけのタイトルホルダーが出れば、個人の活躍が、チームの勝ちに繋がらなかったのではないかと思われます。
甲子園球場 最終戦 勝てて良かったとは真弓監督談 マートンの逆転2ベース
昨日は、小林宏のセットアッパーとして 大きな誤算であったということを述べました。
今日は、キャッチャーについての起用法について、誤算があったのではないかと思い、これについて書きます。
城島という絶対的な捕手がいました。
でも、去年に手術をし、当初は開幕に間に合わないと思われていたのですが、開幕が遅れたこともあって、調子も良いと言うことから、開幕から城島を使い続けました。
しかし、捕手としての守備で大事なボールを止めるということに問題が起こりました。
つまり、投手のワイルドピッチは、特に走者がいる場合は、身を挺して止めなくてはなりません。
が、城島の後逸が目立ち、それが失点につながる場面が増えました。
聞くところによると、城島が余りにも後逸するのが多いので、投手としてフオークボールを投げるのが怖いということも言われました。
この頻繁に後逸する様子は、素人目にも膝が悪いのではないか、変えるべきではないかと思ったものです。
現に、あとで城島は、左ひざがなかなか曲げられなかったと言っていました。
6月上旬に戦列を離脱するまでほぼフル試合出場していました。
その後、藤井を使い続けたのにも問題がありました。
藤井の楽天時代には、1軍で8試合しか出ておらず、これだけ長く守ったことがないので、疲れが蓄積してゆきます。
やっと、若手に変わったのが、9月17日、まだまだCS進出に期待が持てた時期でもあったのですが、先発の久保が1回4失点でノックアウトされると、捕手も藤井から小宮山に代えました。
小宮山には荷が重く2回には捕逸もあり5点目を奪われました。
これを、真弓監督は、小宮山にも試合に慣れていかなくてはならない、と説明しましたが、この勝負ところに若手の起用は、余りにも唐突で、首をかしげざるを得ませんでした。
また、中日と比較するのは恐縮ですが、中日の場合、前半戦は40歳のベテラン谷繁を小山、小田、前田らと併用し、疲労を軽減させ、終盤を見据えた落合流の采配がありました。
反してトラは、ベテランを休めることが出来ず、肝心なところで若手を起用して、勝負が出来なかったのです。
折角、矢野の背番号39を継がせた小宮山には、期待が込められていたにも関わらず、出場機会が少なかったのは、捕手としてのチームの方針がなかったのではないでしょうか?