ローマとは謎に満ちゆくフクシアの 凱旋門に吾は思い馳せ
■
兎も角も、急いで旅立ったが帰りのローマ空港では大阪と神
戸で新型インフルエンザ患者が多数発症したという、約1週
間の南イタリア観光の余韻をかき消すかのような新聞が流れ
た。我々の15名をはじめてとする日本人観光客の百パーセ
ントマスクかけるという事態となったが無事帰国しこのブロ
グを書いているわけだ ^^;。
※フィウミチーノ空港及びレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港
■
『夢見る想い』
旅先の印象と感想を書く時間はどうもなさそうで、取り敢え
ずカンツォーネを取り上げた。‘Canzone’といえば、中高生時
代によく歌い聴いた「フニクリ・フニクラ」「オー・ソーレ・
ミオ」「サンタ・ルチア」「帰れソレントへ」「わすれな草」
「あまい囁き」「夢みる想い」など思い出多きイタリアの歌。
旅先の印象と感想を書く時間はどうもなさそうで、取り敢え
ずカンツォーネを取り上げた。‘Canzone’といえば、中高生時
代によく歌い聴いた「フニクリ・フニクラ」「オー・ソーレ・
ミオ」「サンタ・ルチア」「帰れソレントへ」「わすれな草」
「あまい囁き」「夢みる想い」など思い出多きイタリアの歌。
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『ほほのかかる涙』
Da una lacrima sul viso
ho capito molte cose
dopo tanti tanti mesi ora so
cosa sono per te
Uno sguardo e un sorriso
m'han svelato il tuo segreto
che sei stata innamorata di me
ed ancora lo sei
Non ho mai capito
non sapevo che
che tu che tu
tu mi amavi ma
come me
non trovavi mai
il coraggio di dirlo ma poi
Quella lacrima sul viso
e' un miracolo d'amore
che si avvera in questo istante per me
che non amo che te
Boby Solo, Una lacrima sul viso
■
『月影のナポリ』
Abbronzate, tutte chiazze,
pellirosse un po' paonazze
son le ragazze che prendono il sol
ma ce n'e' una
che prende la luna.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
tutta notte sopra il tetto
sopra al tetto come i gatti
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
che fa bianca la tua pelle
ti fa bella tra le belle
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
Tin tin tin
raggi di luna
tin tin tin
baciano te
al mondo nessuna e' candida come te.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
tutta notte sopra il tetto
sopra al tetto come i gatti
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
Tin tin tin
raggi di luna
tin tin tin
baciano te
al mondo nessuna e' candida come te.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
tutta notte sopra il tetto
sopra al tetto come i gatti
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
E se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
E se c'e' la luna piena
tu diventi candida, candida, candida
Mina Mazzini, Tintarella di luna
■
もう少し正確にいうなら、イタリア語では単に歌を指す単語
で、日本国内では主に19世紀末から20世紀初頭に書かれたイ
タリアの大衆歌曲、特にナポリのもの(カンツォーネ・ナポ
レターナ、Canzone napoletana)を指すことが多く、イタリア
民謡とよばれることもあるという。古くより伝承された作者
不詳の歌ではなく、近代では専門的な作曲家によって作曲さ
れた流行歌で、この他1960年代~1970年代に日本で流行した
イタリアのポップスのこともカンツォーネと呼ばれた。
■
釣浮草、フクシア(Fuchsia)はアカバナ科の低木で、花が美
しいので鉢植えなどでよく栽培され、訛ってホクシャなどと
も呼ばれる。英語圏ではフューシャと呼ばれる事が多く、属
名(ドイツの植物学者フクスL. Fuchsにちなむ)で、100種ほ
どの原種からなる。栽培品種も雑種起源のものを中心にして
多種多様。南米やポリネシアの熱帯・亜熱帯原産で、小低木
が多いが、中には高さ10m以上の高木になるもの(ニュージー
ランド産 Fuchsia excorticata)もある。温室で栽培されるもの
もあるが、耐寒性のあるものはイギリスなどでも戸外で栽培
され非常にポピュラーである。茎がしだれ花が下向きに咲く
ものが多いので、吊り鉢に植えて高い所に飾ることが多い。
細長いがくと幅広い花弁が4枚ずつあって、がくが鮮紅色で
花弁が紫など様々な色のものがあり、フクシアの名は色名と
しても使われる。果実は1cm前後の液果で暗赤色に熟し、細
かい種子を多数含み食べられるという。
■
古代ローマの領土変遷
紀元前753年の建国からイタリア半島ではなく有史前から現
在を考えると実に極東の小国日本の歴史など吹っ飛んでしま
う。その象徴的、地政学的な、非日本的存在としての『シシ
リア』(英語シシリーつまり島に由来する)だとはじめて知
ることとなったがこのことは改めてこのブログで考察したい。
さて、『ローマ帝国衰亡史』のエドワード・ギボンによれば、
7世紀の皇帝ヘラクレイオスで衰退したとされ約6百年程度
の栄華と考えられる。また、現在の国力は人口比経済力では
ほぼ同等ではあるが、イタリア人の生活観や労働観では異な
るようだ。その由来がギリシャ人支配に深く関わっているの
ではないか、その手係りがハンナ・アレンにあるのではとい
う思いに至ったわけだ(ハンナ・アレント『人間の条件』@
松岡正剛の千夜千冊)。
■
満月旅行の裏に刻まれた暗号の解読が別にあったことなどは
妻に知られてはまずいが、「ローマとは謎に満ちゆく」はこ
のことの暗喩であると歌を書く。「フクシア」つまり「釣浮
草」と結びつくのである。中南米原産の「フクシア」。花言
葉は「上品な趣味、好み」。
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『ほほのかかる涙』
Da una lacrima sul viso
ho capito molte cose
dopo tanti tanti mesi ora so
cosa sono per te
Uno sguardo e un sorriso
m'han svelato il tuo segreto
che sei stata innamorata di me
ed ancora lo sei
Non ho mai capito
non sapevo che
che tu che tu
tu mi amavi ma
come me
non trovavi mai
il coraggio di dirlo ma poi
Quella lacrima sul viso
e' un miracolo d'amore
che si avvera in questo istante per me
che non amo che te
Boby Solo, Una lacrima sul viso
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『月影のナポリ』
Abbronzate, tutte chiazze,
pellirosse un po' paonazze
son le ragazze che prendono il sol
ma ce n'e' una
che prende la luna.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
tutta notte sopra il tetto
sopra al tetto come i gatti
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
che fa bianca la tua pelle
ti fa bella tra le belle
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
Tin tin tin
raggi di luna
tin tin tin
baciano te
al mondo nessuna e' candida come te.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
tutta notte sopra il tetto
sopra al tetto come i gatti
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
Tin tin tin
raggi di luna
tin tin tin
baciano te
al mondo nessuna e' candida come te.
Tintarella di luna,
tintarella color latte
tutta notte sopra il tetto
sopra al tetto come i gatti
e se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
E se c'e' la luna piena
tu diventi candida.
E se c'e' la luna piena
tu diventi candida, candida, candida
Mina Mazzini, Tintarella di luna
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もう少し正確にいうなら、イタリア語では単に歌を指す単語
で、日本国内では主に19世紀末から20世紀初頭に書かれたイ
タリアの大衆歌曲、特にナポリのもの(カンツォーネ・ナポ
レターナ、Canzone napoletana)を指すことが多く、イタリア
民謡とよばれることもあるという。古くより伝承された作者
不詳の歌ではなく、近代では専門的な作曲家によって作曲さ
れた流行歌で、この他1960年代~1970年代に日本で流行した
イタリアのポップスのこともカンツォーネと呼ばれた。
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釣浮草、フクシア(Fuchsia)はアカバナ科の低木で、花が美
しいので鉢植えなどでよく栽培され、訛ってホクシャなどと
も呼ばれる。英語圏ではフューシャと呼ばれる事が多く、属
名(ドイツの植物学者フクスL. Fuchsにちなむ)で、100種ほ
どの原種からなる。栽培品種も雑種起源のものを中心にして
多種多様。南米やポリネシアの熱帯・亜熱帯原産で、小低木
が多いが、中には高さ10m以上の高木になるもの(ニュージー
ランド産 Fuchsia excorticata)もある。温室で栽培されるもの
もあるが、耐寒性のあるものはイギリスなどでも戸外で栽培
され非常にポピュラーである。茎がしだれ花が下向きに咲く
ものが多いので、吊り鉢に植えて高い所に飾ることが多い。
細長いがくと幅広い花弁が4枚ずつあって、がくが鮮紅色で
花弁が紫など様々な色のものがあり、フクシアの名は色名と
しても使われる。果実は1cm前後の液果で暗赤色に熟し、細
かい種子を多数含み食べられるという。
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古代ローマの領土変遷
紀元前753年の建国からイタリア半島ではなく有史前から現
在を考えると実に極東の小国日本の歴史など吹っ飛んでしま
う。その象徴的、地政学的な、非日本的存在としての『シシ
リア』(英語シシリーつまり島に由来する)だとはじめて知
ることとなったがこのことは改めてこのブログで考察したい。
さて、『ローマ帝国衰亡史』のエドワード・ギボンによれば、
7世紀の皇帝ヘラクレイオスで衰退したとされ約6百年程度
の栄華と考えられる。また、現在の国力は人口比経済力では
ほぼ同等ではあるが、イタリア人の生活観や労働観では異な
るようだ。その由来がギリシャ人支配に深く関わっているの
ではないか、その手係りがハンナ・アレンにあるのではとい
う思いに至ったわけだ(ハンナ・アレント『人間の条件』@
松岡正剛の千夜千冊)。
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満月旅行の裏に刻まれた暗号の解読が別にあったことなどは
妻に知られてはまずいが、「ローマとは謎に満ちゆく」はこ
のことの暗喩であると歌を書く。「フクシア」つまり「釣浮
草」と結びつくのである。中南米原産の「フクシア」。花言
葉は「上品な趣味、好み」。
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