境内の蝉群れ騒ぐ 地蔵盆 小夜咲く化粧花 匂い立つ
■
オーム、 カカカ、 希有なる御方よ、 スヴァーハー 『密教・真言』
地蔵盆がはじまり、昨夜は宇尾白山の社務所を行き来す
る。子供達と小さい頃に地蔵盆を楽しんだ思い出が皆無
だったので、改めて、教育熱心に相応しい行事だっこと
に驚く。そう、閻魔大王は目を細めて見守っているだろ
う思う。
■
「地蔵菩薩と十王像」(臼杵磨崖仏)
人間を初めとするすべての衆生は、よほどの善人やよほ
どの悪人でない限り、没後に中陰と呼ばれる存在となり、
初七日、七七日(四十九日)及び百か日、一周忌、三回
忌には、順次十王の裁きを受けるとのこと。
■
白粉花(学名:Mirabilis jalapa)は多年草または一年草で、
花が美しいので観賞用に栽培されるほか、広く野生化も
している。南アメリカ原産で江戸時代始め頃に渡来し、
茎はよく枝分かれして灌木状となるが節がはっきりして
いて、全体にみずみずしい緑花は赤、黄色、白や絞り模
様などで、花は夕方開き、芳香がある。このため和名と
してはユウゲショウ(夕化粧)とも呼ばれる。
■
英語では Four o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時
間から)、煮饭花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。
夜間に開く。種子には粉状の胚乳があり、これからオシ
ロイバナの名がついた。根はいも状になるがトリゴネリ
ンを含み毒性があるので食用にはできない。地蔵盆には
千日紅もそうだが白粉花が似合う。境内の桜の大木に蝉
が群れなし、近づくと夜空に向かい一斉に鳴き飛びだす。
「小夜」と「白粉花」を「咲く」に掛けて楽しく歌う。
夏から秋に咲く「オシロイバナ」。花言葉は「内気」。
■
成長戦略としての『新楽市楽座論』
【規制改革】
規制緩和(英 deregulation)とは、産業や事業の政府の規
制を縮小することを指す。市場(民間)主導型の産業の
あり方が望ましいと考えられる際にとられる基本的な政
策手段のひとつで、市場競争を促進し経済活性化を果た
すために採用されるが、導入による弊害の解決のため、
セーフティーネットなどの構築が必要とされている。近
年では単なる規制の撤廃・縮小だけではなく、全体的な
制度改革を実行を意味する。
■
規制緩和の悪例に、米国の金融商品監視の弛緩や建築基
準検査の手抜き、労働者派遣事業による所得格差の拡大、
郵政民営化による地方の切り捨て、目処が立たぬJRの
民営化後の債務完済などが指摘されているが、織豊時代
の楽市楽座にも問屋業者の抜け荷が問題化していたこと
を考えれば功罪の検証は大切な課題だと教えてくれる。
■
2006年の日本経団連の『規制改革要望』によれば、小泉
政権では、「改革なくして成長なし」「民間にできるこ
とは民間に」「簡素で効率的な政府の実現」という理念
の下、構造改革の四本柱の1つとして規制改革・民間開
放が進められ、経済的規制を含めて5年間で1500項目を
超える新規の規制改革が実現したと評価している。
【総合評価のイメージ図】
■
■
■
同団体の『今後の課題』として(1)規制政策の質の向
上と行政の挙証責任の徹底、(2)行政手続きの簡素化
や基準認証の世界一体化、(3)事前点検体制の整備と
自己規律の徹底を掲げ、具体的に(1)規制の一覧表作
成、(2)RIAの早期義務付け、(3)規制改革の持
続体制の構築を提案したが、基本的には問題ないと考え
るが、補論の「規制改革が格差社会を招いたとの指摘に
ついて」では、「規制改革の進展が賃金格差や非正規社
員の増大をもたらしたとの指摘がなされている(中略)
格差の定義や、定量的な分析を含め、冷静な議論を行う
必要がある」と述べているだけである。
※『規制影響分析(Regulatory Impact Analysis)ガイドライン』
■
アウグスト・ピノチェト
皮肉も、新自由主義(=新保守主義)を標榜する米国発
金融危機で行き過ぎで、「小泉-竹中改革」は頓挫した
が、政策分析を見誤ったものの、その姿勢は条件付で支
持出来るものである。その意味では、今回の選挙で政権
を獲得した政府与党は、「規制改革」の『検証と結果の
徹底及び透明化』は最重要課題で、この活動報告の結果
如何で、『楽市楽座政策』は決まる(=抵抗勢力の妨害
や官僚のサボタージューと「自爆テロ」等の予防)と、
断言できる。
■
「衝撃の告発映画!日本人がイルカを大量に捕獲!食用
として学校給食に!水銀量は16倍!」「太地町との姉妹
都市停止=イルカ漁に抗議で-豪ブルーム市」との新聞
に彼女が憂慮している。これじゃ「何が安心で安全じゃ」
「中国餃子」を指弾できる分けないじゃんと。早速、明
朝、太地町に真相を質してみよっと。
■