へちま棚 遠き彼方の 夏の日の 掌に記された祈り
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ヘチマ(糸瓜、天糸瓜、学名:Luffa cylindrica (L.) Roem.、
シノニムLuffa aegyptica Mill.)はインド原産のウリ科の一
年草。日本には江戸時代に渡来したといわれる蔓性の
植物。花期は7~9月。雌花と雄花に別れており、黄色
い花を咲かせる。自家和合性で同一株で受粉が可能。
若い果実は食用に、成熟した果実は強い繊維が発達す
るので「たわし」などに用いられる。本来の名前は果
実から繊維が得られることからついた糸瓜で、これが
「とうり」と訛った。「と」は『いろは歌』で「へ」
と「ち」の間にあることから「へち間」の意で「へち
ま」と呼ばれるようになった。沖縄ではナーベーラー
と呼ぶが“なべあらい(鍋洗い)”に由来するとも。
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近くのヘチマ棚を見ていると、小学生の頃、大阪の京
町堀の叔母の家で彼女の母がわたしの手の裏に剃刀で
軽く叩き、その後、筆で経文を墨書きし邪気払いを施
すという宗教儀式を何気なく受けてきた。その家屋に
もヘチマ棚があり、お風呂に入る度、そのヘチマたわ
しで身体を洗っていたことの追憶の歌を書く。五弁で
黄色の花つける「ヘチマ」。花言葉は「悠々自適」。
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Vespula germanica
ジムで久しぶりで喜多川紀と出会う。同世代の仲間の
消息について確認し合う。そうこうしているうちに、
手作りの滋養強壮酒の話しになり、熊蜂酒(『燕子花
と精力増進の電気自動車』)ではなく、雀蜂酒だとい
うことわかった。それも数種類あり別々に漬け込んで
いるという(オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、キス
ズメバチ、チャイロスズメバチ、モンスズメバチ等)。
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蜂蜜の効能
それを、蜂蜜を入れ漬け込むという。そうか蜂蜜か、
それじゃ雀蜂酒を分けてくれ、宇尾白山神社の横に自
家採取発売『彦根みつばち園』(電話 0749-22-6949)
の純国産のレンゲ蜂蜜(600g/1050)が美味しいの
でそれを使ったらどうかと半ば強引に約束させて別れ
た。
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お盆過ぎ、宮世話の後輩が身内の供養で忌明けまで神
事を控えたいと伝えに来た。事情を聞き落胆し疲れが
でないように自愛して欲しい等との言葉を交わし別れ
たが、その時、頼んでいたレンゲ蜂蜜を手渡された。
口にするとほのかな春の香りを伴い素朴な甘さが伝わ
ってきた。
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今日は半日かかりで、秋祭りの準備と宮活動の資料整
理にかかったが、町興しを考えるとき行事だけでは先
細ることが目に見えていることは誰しも思っている。
そこで、和太鼓の模範演技を喜多川に半ば冗談に打診
したものの、近所迷惑だというのでそんなことは気に
しなくても良いと言いつつの別れでもあった。
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成長戦略としての『新楽市楽座論』
【流動性強化政策】
JALの経営難が伝わる。『デジタル革命』と『平成
世界金融危機』の相乗作用で従来の拡張路線や思考方
法が通用しない。特に、「地価」は今後も下落してい
くだろうし、寧ろ、労働力や消費力の流動性を促し経
済活動を元気づける産助政策は、環境政策と表裏一体
で促進しなければならないことは誰しも思っている。
「高速道路の無料化」、「情報通信・物流交通の円滑・
高速化」や「居住移動の円滑化」を妨げるものの排除
が「環境問題」を除き、成長戦略となることも誰しも
予感していることだ。「高速料金の無料化は環境を悪
化する」だから反対とはお笑いぐさだ。
それなら、従来からの内燃機関方式の高速移動体を、
環境保護的速度の時速、例えば60Km以上の運転を
禁止する、「高速道路(新幹線・飛行機)はいらない
」法律も議論しなければならない(ガソリン税・環境
税議論なら理解できるが)。否、そんな道理が通るの
であれば、長年健康体の人が医療費も使っていないの
に、長期に渡って高額な社会保険料を払い続けるのは
可笑しいではないかという反問も聞こえそうだ(そう
だ、ある期間以上健康なら還付金が支払われる位のイ
ンセンティブが欲しいぐらいだと)。さように為にす
る「上から目線党派」は今回の選挙で全て「×」とし
なければならいないと考えるが如何に。
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