つゆくさはデイフラワーとひとはいう 割れんばかりの蝉時雨れと咲く
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人の世の勝ち負けなどは梅干とらつきようの差ぞとシーツを干しぬ
栗木京子
天候不順で朝から大わらわ。夏の土用中に、衣類・書画・
書籍などを陰干しにして風を通し、虫の害を防ぐ土用干し
の日なのだが延期することに。家に帰れば、茄子、トマト
の葉の裏に害虫がぎっしりと。急遽、玉蜀黍やハーブなど
も入れ葉苅に。行事予定の調整と連絡に奔走。順延の日取
りは、8月8日(土)午前8時からのドロ目に決定したの
で後は天気頼み。やれ、やれ。
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朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「
露草」と名付けられたとか。英名のDayflower。古くはつき
くさと呼ばれており、上述した説以外に、この「つきくさ」
が転じてツユクサになったとも。「つきくさ」は月草とも
着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいこ
とから「着き草」と呼ばれ、万葉集などの和歌集では「月
草」の表記が多い。この他、その特徴的な花の形から、蛍
草(ほたるぐさ)や帽子花(ぼうしばな)、花の鮮やかな
青色から青花(あおばな)などの別名がある。
朝咲き夕べは消ぬる鴨頭草の 消ぬべき恋も吾はするかも
万葉集/作者未詳
野菜が高騰するのも頷けると思った矢先、太陽が射し、蝉
が宇尾白山神社の境内に溢れんばかり鳴き始める。見れば
樹木の至る所に穴ぼこが。移ろいの儚さこそが美しさの証
なのだと詠う。あい色の花を咲かせる「ツユクサ」。花言
葉は「尊敬」。
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【ヒートアイランド対策】
「ヒートアイランド」とは気温分布を描いたとき,等温線
が都市を中心にして閉じ,ちょうど都市部が周辺から浮い
た島のように見えることに由来する。この異常な温度上昇
の主な原因は、端的に言えば都市化に伴う環境の変化だ。
もともと土砂や植物で覆われていた場所に人間が定住、建
物ができ、熱が放出されることになるが、都市ではこれが
広範囲・高密度に現れ気候の変化をもたらす。
また、近年高層化が進むビルが、海や川の沿岸部に建てら
れ、風の流れを遮り、それがさらに都市部の高温化に拍車
をかけている。ヒートアイランドの緩和策は、緑地を増加
させたり、不用な排熱を減らしたりといった対策が行われ
る。
こう考えてみるとヒートアイランド問題の解決は正確なデ
ータ解析はなくとも条件を整えて多変量解析と画像処理な
ど技術的な捕捉で可能といえる。
『防草名人』
特開2000-109830
「含水土壌の固化材及びそれを使用する含水土壌の固化改良方法」
例えば、宇部興産の「防草名人」は酸化マグネシュウムの
焼結体を舗装に使えば、断熱効果(80℃→40℃)があ
り、保水性も優れた耐久性のある土壌硬化剤(一種のセメ
ント)として使用でき、雑草なども生えないという。
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この技術は、前にもブログ掲載したが「ネオコン」(新表
面加工技術→『柘植にダウンサイジング』)の範疇に入る
ものだ。道路舗装1つとっても「発電層」「防水層」「断
熱層」「透水層」「反射防止層」「耐久層」。この場合、
「層」を「機能層」と読み替えると分かり良いし、複合層
や複合成分層、若しくは、モザイク、千鳥配置層イメージ
しても良い。
膜厚はとしの具体的な例として「有機ELディスプレイ」
レベルから、建材外壁層レベルと幅広くもある。また、農
業用温室材フィルムのようなものを、防虫ネットと撥水コ
ーティングと防虫コーティング、透水膜フィルムに置き換
えることで、低価格の植物工場が建設も可能。ガラス繊維
等の材質を加えることで従来では考えられなかった堅牢で
軽薄な機能性外壁材などの商品開発にも繋がる。
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要するに『応用展開』というところで終わり、明日に備え
よう。
Kylie The Loco-Motion
Sylvie Vartan - 1962 - " Le Locomotion "
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