千年も 幾千年も つづけこの 平穏御山 安らぎの郷よ
【マーガレットステーションから百済寺】
朝から頭が痺れ調子がもう少しだが、
彼女が「マーガレットステーションで
アイスリームが食べたい」というので
行くと、販売されていない期間だとう
のでJAの販売上で野菜と梅雨の湿気
で米が黴び買い換えることに。UFOズ
ッキーニという変わり種を買って夕食
に早速トマトと茄子煮にして頂くこと
になるが、酸味と歯ごたえの食感は絶
妙。
UFOズッキーニ
買い物を終え、体調がすぐれないが、
近くの百済寺まで足を伸ばすことに。
少し不安があったものの本堂まで登り
拝殿してから下山するころには、頭の
重さも晴れ、運動不足からくる軽い鬱
症状が治るのだと実感する。この経験
から勤めて近くのパワースポットに出
かけることに。ところで、この寺には、
小林秀雄、白洲正子、五木弘之などの
文筆家が訪れているという穴場スポッ
トだ。兎も角も一度訪れたら豊饒な土
地柄が堪能でき、鬱の治療?にお勧め
というわけ。
白州正子
【海はエネルギー牧場】
ホンダワラを養殖し、バイオアルコー
ルを生産するという馬鹿でかい構想が
三菱総合研究所から提出されていた。
それによると(「アポロ&ポセイドン
構想2025(Apollo & Poseidon Initiative
2025)」主軸となる計画は「日本海で
海藻を大量に養殖してバイオエタノー
ルを得て、海水に溶け込んでいるレア
メタルなども吸収させて回収する」と
いうもの。2025年には年間2000万キロ
リットルのバイオエタノール、1950ト
ンのウランが得られると試算している
というから驚いてネット検索すると「
香取義重」の出願人なる特許申請がさ
れている。2年前の話だから先を越さ
れた格好となる。
「ホンダワラの種苗生産と海面養殖」
特願2007-149650
【課題】
大気中の炭酸ガス濃度削減と石油資源
の保護を目的として、外洋で海藻を養
殖して光合成によって海藻の藻体内に
炭酸ガスを固定化し、これからバイオ
燃料を製造する。
Sargassum fulvellum
【解決手段】
海洋性バイオマスを粉砕する工程と、
粉砕された海洋性バイオマスを120
~280℃の熱水に懸濁し、高温高圧
下で加熱し、大気圧に放出して不溶部
を得る工程と、不溶部をオゾン処理し
てセルロース画分を採取する工程と、
セルロース画分を加水分解しグルコー
ス溶液を得る工程と、グルコース溶液
をバイオ燃料発酵する工程と、バイオ
燃料発酵液からバイオ燃料を採取する
工程と、バイオ燃料を得る工程と、廃
液処理工程と、を含むバイオ燃料製造
方法及びその装置を提供する。
「バイオ燃料の定義」
バイオマスを原料として製造したエタ
ノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、脂肪酸メチルエステル(バイオデ
ィーゼル)、エチレン、プロピレンの
内の何れか1種または2種以上の混合
物を示す。
「問題の解決手法」
自己浮遊性の多年生海藻で(1)海藻
が成熟した後に付着器と茎を残して主
枝を刈り取って収穫する海洋性バイオ
マス収穫段階と(2)収穫原料を細断・
粉砕する前処理段階と細断・粉砕され
た海洋性バイオマスを120~280
℃の熱水に懸濁し、その後大気圧中に
噴出して沸騰させ、蒸発熱で百℃まで
急冷させる蒸煮・爆砕段階と、蒸煮・
爆砕段階の生成物から不溶部を採取し
精製してセルロース画分を得るセルロ
ース画分精製段階と、セルロース画分
を120~280℃の熱水に加え、そ
の後大気圧中に噴出して沸騰させ、蒸
発熱で百℃まで急冷させてグルコース
溶液を製造する加水分解段階を含むバ
イオ燃料製造段階と、を含むことを特
徴とする
「蒸煮・爆砕装置」
蒸煮・爆砕装置は1)上方に設置され
た原料供給部と、2)原料を水蒸気で
前処理する前処理部を上部にある圧力
釜で、原料供給部と接続した原料の圧
入口から蒸気を供給するプレヒーティ
ング手段と、水蒸気を供給する配管と、
圧力釜の下部に貯留された熱水と、底
部に設置した断熱膨張ノズルで構成さ
れる蒸煮部と、3)断熱膨張ノズルと
接続し、常圧蒸気出口と、可溶部出口
と、固体-液体分離装置で構成され
る断熱膨張部で構成される。
「バイオマスの弱点」
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バイオ燃料の原料は、大きく糖質系(
砂糖黍、砂糖大根など)、澱粉質系(
とうもろこし、じゃがいも、さつまい
もなど)、木質系(木、稲のわら、ほ
ごなど)に分けられ、糖質系の場合、
原料を比較的簡単な前処理過程後に続
く発酵工程を介し直ぐバイオ燃料への
転換が可能であるが、澱粉質系と木質
系の場合は、適切な前処理過程と糖化
工程を経た糖化液を利用した発酵工程
を介しバイオ燃料を製造することがで
きる。木質系は、都市廃棄物の形態の
廃木材や森林のいたる所に散在してい
る林産副産物を原料に利用することが
でき、食糧としての活用価値がないの
で原料需給の安定性は確保できるが、
工程上必ず伴われなければならないリ
グニン除去前処理工程による工程費用
の上昇とともに、木質系セルロース基
質の特徴である水素結合でなる結晶構
造により糖化収率が低く経済性が低い
との欠点がある。
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特開2010-43247
特開2010-518850
アナアオサ
【課題】
海藻類を用いたバイオエタノール用高
圧液化抽出物及びその製造方法に関し、
より詳しくは、海藻類を高圧液化させ
て液化抽出物を生産し、これを酵母で
発酵させてバイオエタノールを製造す
る方法を提供する。
カジメ
【解決手段】
アナアオサ、カジメおよびフダラクな
どの海藻類を用いて、圧力を5百MPa
から千MPa まで上昇させて、温度は60
~80℃であり、圧力媒介体として水又
はオイルを用いて、前記海草類を高圧
液化させる方法である。前記バイオエ
タノール製造方法は、高いグルコース
収率で収得でき、発酵時間が短縮され
て、結果的にバイオエタノールの生産
収率が増加する長所がある。
「シャープレス不斉ジヒドロキシ化」
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四酸化オスミウムによりアルケンを酸
化して1,2-ジオールを得る化学反応に
おいて、キラルなアミンを共存させる
ことで光学活性なジオールを得る手法
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さて、これらの特許が教えてくれるこ
とは微生物によるCO2固定化と再資源
が実現できるステージ入ったというこ
とを表している。まだまだ、掘り下げ
が足りないのでこれについてはまた考
えてみる。