極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ポールはなにが好きですか

2010年08月05日 | 時事書評


満天の 夜空に響く 火の花は カンカン帽に 降り舞い落ちる



【カンカン帽と花火】

 Tom Scott - Say you love me

カンカン帽は、麦わら帽子の一種で主に
男性用の帽子である。西洋発祥の帽子で、
英語ではボーター(Boater) フランス語
ではキャノチエ(Canotier)という。水兵
や船の漕ぎ手のために作られた帽子が発
祥。海や川の水しぶきで帽子が柔らかく
なって損傷するのを防ぐため、麦藁を平
たくつぶして真田紐のように編んだ麦稈
真田(ばっかんさなだ)などの素材をプ
レスで固く成型し、ニスや糊などで塗り
固めることにより軽くて耐久性のある帽
子。日本では明治の末から流行り、大正
に入り洋装・和装問わずカンカン帽を被
るスタイルが大流行、昭和初期まで流行
は続く。叩くと「カンカン」と音がする
ほど固い帽子であることからカンカン帽
という俗称が定着したという。


ころがりし カンカン帽を 追うごとく 故郷の道を 駈けて帰らむ

向日葵の 下に饒舌 高きかな 人を訪わば 自己なき男

                           寺山修司


夏と言えば、麦わら帽子とカンカン帽と
向日葵とアイスキャンデー(かき氷)と
花火。これだけの言葉を記憶の中に放り
込めば昔の思い出がどっっとフラッシュ・
バックする。そう、短歌の歌人では寺山
修司が自然体で浮かぶ。そんな歌を描く。



 Paul Mccartney & Wings "Jet" 1976

ギネス・ワールド・レコーズには"ポピ
ュラー音楽史上最も成功した作曲家"と
して認定され、
1960年代に世界を席巻し
たザ・ビートルズの中心メンバーで、ジ
ョン・レノンとの作曲家コンビで代表作
の多くを手がけた。ビートルズ解散後は、
ソロ・アーティストとして、あるいはウ
イングスのメンバーとして活躍し、現在
もなお音楽活動を精力的に行っているポ
ール・マッカトニー。

  Another Day (Paul McCartney song)


Every day she takes a morning bath s e wets her hair,
Wraps a towel around her
as she's heading for the bedroom chair,
It's just another day.

Slipping into stockings,
Stepping into shoes,

Dipping in the pocket of her raincoat.
Ah, it's just another day.
At the office where the papers grow she takes a break,

Drinks another coffee
and she finds it hard to stay awake,
It's just another day. Du du du du du

It's just another day. Du du du du du
lt's just another day.

so sad, so sad,
Sometimes she feels so sad.
Alone in her apartment she'd dwell,
Till the man of her dreams comes to break the spell.

 Listen To What The Man Said

15歳の頃、ビートルズのメンバーをつれ
梅田の旭屋付近(今はヒルトン・ホテル)
の観光校案内している夢を見たことを鮮
明に覚えている。それほどファンだった
わけではないが、その当時の学生並の好
奇心はあった。それ以来、彼らの曲は全
て聴いていた。四人のうちで一番は、文
句なく、ジョン・レノンなのだがポール
の「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード
レット・イット・ビー」などの曲は今
でもピアノで弾き語りできる程には好き
だった。

 Peneny Lane

ベーシストとしての評価は非常に高く、
彼のメロディアスなベースラインは、後
のロックバンドのベーシストに多大な影
響を与えた。他にもアコースティック・
ギターやエレクトリックギター、ピアノ、
キーボード、ドラム、また管楽器をも扱
うマルチプレイヤーである。「タックス
マン」「涙の乗車券」などビートルズ時
代のいくつかの曲でリード・ギターを担
当し、また「バック・イン・ザ・USSR」
「ディア・プルーデンス」「ジョンとヨ
ーコのバラード」などでドラムを叩いて
いる。ウイングス時代の代表作『バンド・
オン・ザ・ラン』では脱退したメンバー
に代わってギターやドラムスを自ら演奏
し、楽器を一人で演奏している。

ポール・マッカートニー(2004年6月6日)  www.paulmccartney.com

なぜ、下の息子の愛称に‘ポール’とつ
けたのかは先日ブログした通りだが(『
もう二度とない夏の日に』)、歳をとる
と過去の記憶が突然蘇るということを聞
いていたが、たぶんこんなことを言って
いるのかと思うことがある。3年前に亡
くなった同い年の従兄弟の家で「ペニー
レイン」のドーナツ盤を二人で聞いたシ
ーンが思い出され、ビートルズ解散以降
のポールの曲で好きな曲をチョイスした
くなってこのようなことになった。『あ
の子におせっかい』

Any Time, Any Day
You Can Hear The People Say,
But He Wont Mind, Well, I Don't Know
But I Say Love Is Kind
Soldier Boy Kisses Girl
Leaves Behind A Tragic World
But He Wont Mind, He's In Love
And He Says Love Is Fine

Oh -- Yes, Indeed We Know
That People Will Find A Way To Go
No Matter What The Man Said
And Love Is Fine For All We Know
For All We Know, Our Love Will Grow
-- That's What The Man Said
So Won't You Listen To What The Man Said

He Said . . . . .


                                            Paul McCartney 
                   “ Listen To What The Man Said

人が何と言おうとも
人にはそれぞれ信じるものがある
いやな世界も愛により救われる
僕らが知ってる限り、愛は最高なんだ

僕らの間で愛は必要なんだ
そう、イエスがそう言っていたように
だから、イエスの言葉を信じよう...

  Java Jazz Fesival - PFG - TOM SCOTT Java Jazz 2010






【ベーシック・インカムの哲学

 Van Parijs, Philippe

パリース,フィリップ・ヴァンの『ベーシ
ック・インカムの哲学―すべての人にリ
アルな自由を』を「営利・非営利事業」
関連の図書を借りて来るついでに衝動的
に持ち帰ってきた。5年前に出版された
というが「新党日本」が緊急輸入し党是
としたのが微かに記憶に残っている、い
ままた菅直人政権の「最小不幸社会」の
政策哲学としてこれを採用しているよう
に見える。簡単にいうと“No work, No
pay
.”ではなく“Minimum wages security
without work”ということになる。つまり
「働く人にも働かない人にも、みんな同
じ基本所得を一律に分配する」というの
だ。





 自由な社会とは,彼らの形式的自由
 の保護、すなわち自己所有を組み込
 んだ諸権利の構造を尊重するという
 条件のもとで、人々の機会がレキシ
 ミン化されている社会である。これ
 をさらに簡潔にして、三つの条件と
 それらの接合を特徴とする-自由な
 社会とは、実質的自由をレキシミン
 化する社会である。またはなおもラ
 フな規定ではあるが、万人の実質的
 自由(これは便利な略語としてが頻
 繁に便うことになるフレーズである
 を実現する社会である-と言うこと
 にする。そして、この意味での自由
 な社会を正義に適った社会と捉える
 見解をリアル・リバタリアンと呼ぶ
 ことにする。ただし、このことは、
 リアル・リバタリンにとって、その
 社会がどの程度善い社会であるかは、
 その社会がどの程度自由な社会であ
 るかに依存することを意味するもの
 ではない。正義は、社会のいくつも
 の望ましい属性のうちの一つに過ぎ
 ない。社会関係をもっと友愛的にで
 きるとしたら、厳格な正義または最
 大限の正義からは離れるべきだろう。
 しかしながらここでの目的は、社会
 正義に資することには還元されない
 理由で望ましいとされうる社会の他
 の属性を捨象しつつ、正義の概念を
 導出し擁護することなのである。

             『同上』

読み出したのは良いが眠気が猛烈に襲う。
暫し休憩だ。

                   


コメント
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