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『クライヴ・バーカー血の本』透視は危うきに近寄らず

2010-10-24 14:38:40 | ホラー

クライヴ・バーカー 血の本
BOOK OF BLOOD(2010年イギリス)
 監督          ジョン・ハリソン
 脚本          ジョン・ハリソン
              ダリン・シルヴァーマン
 原作          クライヴ・バーカー
 出演          ジョアス・アームストロング
              ソフィー・ウォード
              ポール・ブレア
              クライヴ・ラッセル
        
 ■ストーリー■
 大恐慌時代、オカルト信仰者のトーリント氏が手に入れた幽霊屋敷を調査するため、教授メアリーは、透視能力を持つ霊能力者サイモン・マクニールを雇い調査を行うのだった。
 幽霊屋敷での調査が始まるや、謎の文字がサイモンの部屋に浮かび上がり、また何かがサイモンを傷つけるなど怪奇事件が起こり始めるのだった。

 ■感想■
 クライヴ・バーカー原作「血の本」の映画化作品。
 透視能力を持ったサイモンが、2度目に何かに襲われるシーンで「今回は違う」みたいなことを言うので、1回目のが嘘の霊現象っていうのが、すぐにばれちゃいます。
 まぁ、でも、今作は、謎解きのミステリーでなくホラー映画だから、そんなのはどうでも良いですね。実際に、すぐにそのことをサイモンが白状しちゃいます。
 逆に、メアリーが、2度目の霊現象もトリックだと思っちゃう展開に!
 
 今作の主人公、サイモンもすぐに逃げ出さないとダメですよね!
 原作がホラーアンソロジーのオープニングの部分だから、登場人物たちがあんまり変わった行動をとらせられなかったんでしょうけどね。
 でも、映画版の今作は、原作から、離れてもうちょっと違う展開でも良かったのに…。

 クライヴ・バーカーも、スティーヴン・キング同様、原作が映画化されていますけど、その中では、普通のデキの映画化作品です。
 やっぱり映画化された作品の中では、原作者クライヴ・バーカー自ら脚本、監督の『ヘルレイザー』(1987年)が最高でしょうか??
 と、その続編『ヘルレイザー2』(1988年)が一般的にも評価されていますよね。
 『ヘルレイザー』もTV放映版の吹替え音源つきでDVD化されないでしょうかね??どこかのメーカーさんお願いします。『ヘルレイザー2』も日本語吹替え付きで発売して欲しいと思っていたんですけど、なんかTVでは放映していないみたいですね…。観た気がしていたんですけど、勘違いだったんでしょうか??

 自分的には、『ロード・オブ・イリュージョン』(1995年)とかも好きなんですけどね。

 あと、クライヴ・バーカー原作の映画化作品と言えば、『あずみ』(2003年)の北村龍平監督が、ハリウッドで監督した“THE MIDNIGHT MEET TRAIN”(2008年)も、日本ではなかなか公開されませんけど、どうなっちゃったんでしょう??早くどこかのメーカーさんがDVD化してくれないですかねぇ~。なんかアメリカでコケちゃったから、日本では公開されないんでしょうかね??

 ところで、今作は、原作の存在抜きで考えれば、ごく普通のホラー映画として楽しめるくらいの内容になっています。ランニングタイムを101分使わなくても良いとは思いますけどね。せいぜい90分でしょう。
 幽霊屋敷物のホラー映画としては、1970年代前半に、原作者リチャード・マシスンが自ら脚本を書いた『ヘルハウス』(1973年)が最高傑作として存在しているので、なかなか、面白い映画を作るのは大変なんでしょうけどね。 50点


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『ハロウィンII』ネタバレハロウィン

2010-10-11 00:14:14 | ホラー

ハロウィンII
HALLOWEEN II(2009年アメリカ)
 監督    ロブ・ゾンビ
 脚本    ロブ・ゾンビ
 出演    マルカム・マクダウェル
              タイラー・メイン
        スカウト・テイラー=コンプトン
              シェリ・ムーン・ゾンビ
        ブラッド・ドゥーリフ
              ダニエル・ハリス
        チェイス・ヴァネク
              キャロライン・ウィリアムズ

 ■ストーリー■
 精神病院を抜け出したマイケル・マイヤーズが、故郷ハドンフィールドの町に舞い戻り、連続殺人を起こすが、妹ローリーの放った拳銃の銃弾に倒れて1年。
 しかし、マイケル・マイヤースの遺体は、移送される途中に謎の失踪をとげていた。人々の間では、マイケルが生きているのではないかとウワサがたっていた。ローリーは1年前の事件がもとになり、マイケルに殺されるのではないかとトラウマを抱えて生活していた。一方、ハロウィンの惨劇から生き延びたルーミス博士は、事件をことを記事にした本を出版し大金を稼いでいた。ルーミス博士は1年前の事件が起きたハドンフィールドで、TV番組に出演するのだった。

 ■感想■
 ジョン・カーペンター監督の低予算スラッシャームービーの傑作『』(1978年)をロブ・ゾンビがリメイクしたシリーズ第2弾。
 1作目が、それなりに正統派のリメイクだったのに対して、続編の今作は、超変化球での映像化になりました!

 でも、ローリーの夢のシーンが何回も、何回も出てきたりするのは少し興ざめです…。
 冒頭の方の、1作目の事件の直後から、ローリーが病院で襲われるシーンは特に長すぎ!延々とローリーが逃げるシーンを見せておいて、それが悪夢のシーンだったなんて、やり過ぎ!!
 余りにも、ローリーが悪夢を見るシーンが多いのと、子どものころのマイケルと母親が出てくるので、途中でネタが割れちゃいました!
 同じようなオチの作品を、いくつか観たコトがある映画ファンなら、ほとんどの人がネタが割れちゃうはず!
 
 でも、オリジナル版のジョン・カーペンター監督が作り上げたキャラクター、マイケル・マイヤース=ブギーマン(モンスター)だったから、今作のマイケル・マイヤースも当然、怪物と思っちゃうようにはなっているんですけどね。でも、そのミスリードがオリジナル版の「ハロウィン」シリーズに因っているっていうのは、ちょっとズルイ感じがしちゃうんですけど…。

 「Gメン’75」の連続殺人鬼、望月源治じゃあるまいし、殺人鬼の兄弟がいるなんていうオチかな??とも思ったんですけど、それはないだろうなぁ…。と思ったら、案の定、思った通りの展開!!
 こんなミステリー映画的なトリックを用意しないで、普通のスラッシャームービーとして続編を作って欲しかったです!

 ところで、疑問点を2つ!
 マイケル・マイヤースの死体はどこに行っちゃったんですか??
 クライマックスで、ローリーは、マイケルに山小屋に連れ去られるんですが、大男に連れ去られた少女の目撃者がいるって警察が言ってますけど、その目撃者は何を見たんですか??
 この2つのシーンは、どうしてもオカシい!!変に凝ったトリックを使おうとするから、辻褄が合わなくなっちゃうんですよね!

 素直に、マイケル・マイヤースは、ブギーマンで不死身で、1年後にハドンフィールドの町の住民を襲うために戻ってきた!っていうストーリーの方が、断然良かったのにッ!! 35点
 


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『レギオン』天使と天使と人類

2010-09-26 19:45:19 | ホラー

レギオン
REGION(2010年アメリカ)
 監督    スコット・スチュワート
 脚本    ピーター・シンク
        スコット・スチュワート
 出演    ポール・ベタニー、デニス・クエイド
        ルーカス・ブラック、タイリース・ギブソン
        エイドリアンヌ。バリッキ、チャールズ・S・ダットン
        ウィラ・ホランド、ケヴィン・デュランド

 ■ストーリー■
 ロサンゼルスの街に天使ミカエルが降り立つ。人類を滅亡させようと神が天使の軍団を放ったことに、反旗をひるがえしたため地上にやってきたのだった。
 一方、町から離れた砂漠のダイナーに老婆がやってくる。ステーキを食べ始めた老婆が凶暴化しダイナーの人々を襲い始めるのだった。老婆を撃退するものの、ハエの大群がやってきてダイナーを覆うのだった。異常な事態に戸惑うダイナーの人々の前に、大量の武器を持ってミカエルがやって来るのだった。


 ■感想■
 人類と神が放った天使ガブリエルとの戦いを描くホラー映画。
 人類と天使が戦う映画と言って、ホラー映画ファンが、まず思い浮かべるのは『ゴッド・アーミー悪の天使』(1994年)ですよね!
 
 「う~ん、『ゴッド・アーミー悪の天使』の面白さまで、遠く及ばない感じ」

 監督のスコット・スチュワートは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)、『ナイトミュージアム』(2006年)、『ダイ・ハード4』(2007年)等のVFXに関わったスタッフです。
 低予算というコトで、世界で起きていることは、無線(ラジオ??)の放送の声で済まして、主人公たちは荒野のダイナーで篭城することに!
 こういうアイデアはキライじゃ無いですけど、世界で起きていることが余りにも壮大なのに、無線の声だけっていうのは、いかにも低予算すぎ!
 監督も、ホラー映画が好きなのは、分かるんですけど、センスがあるのかは微妙なトコロです。

 天使の軍団が人類抹殺のために起こすのが、心が弱い人に乗り移って殺しまくるってどういうコト??天使の軍団っていうから、スゴイことすると思いきや、このチマチマした行動って、省エネってコトなんでしょうかね??人類抹殺まで、何年かかっちゃうんでしょうね??

 人類の救世主になる赤ん坊を殺しにくるのに、天使が1人だけって、なめすぎでしょう!元天使のミカエルもいるのに…。
 でも、倒しても、倒しても、次のシーンで、天使ガブリエルが出てくるのは、けっこうインパクトがありました!天使だから不死身なんですよね!ダイナーが爆発しても、暴走した車から飛び出しても全然大丈夫なんですもんね。
 
 
 ダイナーで最初に現れた老婆はけっこう迫力あったのに、その後は、クライマックスの天使ガブリエルが出てくるまでキャラクターの魅力が弱いです。あの老婆も天使が操っている普通の人間なんですかね??

 題材は、すごく面白そうなのに、なぜか、今ひとつ盛り上がりに欠けるのは、なぜ??
 同じ内容でも、ジョン・カーペンター監督がリメイクしたら、面白くなりそうなのに…。

 もう、いっそのこと、『ゴッド・アーミー悪の天使』のグレゴリー・ワイデンが監督、脚本しちゃえば良かったのに…。
 『ゴッド・アーミー悪の天使』と言えば、シリーズ4作目“THE PROPHECY UPRISING”(2005年)、5作目“THE PROPHECY FORSAKEN”(2005年)は未だに未公開のままですね。
 有名なホラー映画のシリーズ作も観れないなんて、1970年代~1980年代のかつての日本みたい!!

 韓流のドラマをソフト化するヒマとお金があるんなら、ホラー映画や香港映画をソフト化して欲しいですね~! 70点

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『フェーズ6』ウィルス ー病原菌ー

2010-09-21 22:44:33 | ホラー
フェーズ6
CARRIERS(2009年アメリカ)
 監督    アレックス・パストール
        ダビ・パストール
 脚本    アレックス・パストール
        ダビ・パストール
 出演    クリス・パイン、ルー・テイラー・プッチ
        パイパー・ペラーボ、エミリー・ヴァンキャンプ

 ■ストーリー■
 世界中に、感染したら死にいたる謎の病気が蔓延した。ブライアンとダニーの兄弟は、ブライアンの恋人ボビー、ダニーのガールフレンド、ケイトを連れ海岸を目指していた。4人は、兄弟2人が子どものころ遊び日に行った、その海岸で感染者がいなくなりウィルスが死滅するまで、過ごそうと計画していたのだ。
 盗んだベンツで海岸に向かう4人の前に、ガソリンを切らして道路の真ん中で立ち往生している父娘が現れるのだった。

□■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 謎のウィルスが蔓延した世界の恐怖を描いたホラー映画。

 “B級ホラー映画大好き”のスティーヴン・キングが絶賛しています。
 『フェーズ6』の真の素晴らしさとは、陰惨としてリアリティあふれる脚本と、ブノア・デビーによる素晴らしい撮影によって生み出された白昼夢のような映像だ
 と、大絶賛!
 スティーヴン・キングは、“B級ホラー映画”が大好きで褒めちゃうんですけどね。
 スティーヴン・キングが、絶賛する作品っていうだけで、B級ホラー映画、大好きな@KOBAなんで大いに期待して鑑賞しましたけど、期待に負けずすごく面白かった!!
 
 もう、冒頭から映画を観ながら、突っ込みまくり!
 イアンの恋人のボビーが、感染した少女を救おうとするシーンとか観て
 「何やってんだぁ~ッ!そんな少女ほっとけ!」
 感染した少女を車の後ろに載せて、ビニールとガムテープで仕切るだけとか、観てて大丈夫?
 って思っちゃいました。
 あとは、主人公たちが荒野で野営していると、感染者を追ってきたグループが感染者を殺すシーンとか出てきますけど、その後、そのグループは映画に登場しないので、どういうこと?って思っちゃいました。
 あのシーンは普通、次に主人公たちがたどり着いた町での伏線になるようなシーンなのに、その後、一切、説明無し!
 説明無しと言えば、ゴルフ場を守っていた監視員がプールに浮かんでいますけど、あれは誰が殺したの??自殺だったんでしょうかね??

 低予算のホラー映画としては、けっこう楽しく観れました!
 スティーヴン・キングがいかにも好きそうな作品です。
 全然状況は違いますけど、まるで、『ミスト』で町を逃げ出した人物たちの、若者版の旅路を描いているかのような雰囲気までかもし出しているかも??
 
 ホラー映画ファンには、主人公たちが海岸にたどりついて終りなんだろうな!って、最後の方の展開が読めてしまいますけど、ランニングタイム85分と、短めの作品なんでOKです!
 70点

 
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『棲む女』オカルトチックヒドゥン

2010-09-06 21:43:51 | ホラー
棲む女
EVIL ANGEL(2009年アメリカ)
 監督    リチャード・ダッチャー
 脚本    リチャード・ダッチャー
 出演    ヴィング・レイムス、クリストファー・シェパード
        エヴァ・ゴーデット、マリー・ウェストブルック
        JJ・ニューワード、ジョンタイル・ゲラード
        リチャード・ダッチャー

 ■ストーリー■
 街を歩く男が悪魔の幻におびえ、協会に逃げ込むが屋上まで追い込まれ転落死する事件が起きる。一方、救命士のマーカス意識不明の娼婦リジーの蘇生を行うが失敗、死亡してしまうのだった。また、マーカスは、6箇所を刺された瀕死の女性エマを病院に連れて行くが、蘇生させることが出来ずやはり、死亡してしまうのだった。そんなとき、病院では1度死んだ女性教師が4分後に甦り、看護師たちを殺し病院から失踪するのだった。
 その後、リジーが起こした脅迫事件を追っていた探偵が、病院を抜け出した女性教師に殺される事件が起きるのだった。探偵の父親カラザースは、息子が追っていたリジーの事件の捜査を始めるのだった。

 ■感想■
 監督、脚本リチャード・ダッチャーのホラー映画。
 
 謎の殺人事件を追う探偵と事件に巻き込まれた救命士を描くホラー映画です。
 
 いや~、ヒドイ!
 無意味なシーンの連続!
 “ストーリーに関係してるの??”って思わせておいて、まるっきり関係無いシーンの連続で、時間かせぎ! 
 それでも、ランニングタイムが85分なら、まだしも、なんと今作は124分とありえない長さ!
 どんなシーンが無意味かと言うと
 ・映画の冒頭で6箇所を刺されて殺されたエマのエピソードがまるっきり無意味です!
 ・エマが主人公の救命士マーカスと会ったコトがあるエピソードも、主人公の記憶違い??って感じで、全然、ストーリー上、意味の無いシーン!!
 ・死んだエマの家族に会いに行って日記を読むシーンとか無意味!
 ・主人公の妻が浮気しているシーンとかも設定上、あまり意味が無い!
 こういったシーンが、ストーリー上、大切なシーンと交互に描かれているから、余計に分かりづらくなってます!
 
 映画の冒頭、悪魔の幻を見せられて、街を彷徨う男のシーンが延々と流れますけど、その男は最初の被害者っていうだけなのに、超ひっぱり過ぎ!!もうビルから落っこちるシーンから始めれば5~7分くらい短く出来るのに!!
 
 また、映画の中盤まで、ほとんどのシーンがマーカスとヴィング・レイムスのシーンが交互に描かれていきますけど、分かりにくいだけで、何の効果も上げていない!!

 演出力 マイナス50点!
 
 なのに、なんとか観れる作品になっています! 
 なんかストーリー運びとか、Z級っぽいのに、なんか、良くあるB級ホラーになっています!
 なぜ??
 
 今作の撮影監督はビル・バトラーです。
 『チャイルド・プレイ』(1988年)
 『山猫は眠らない』(1992年)
 『アナコンダ』(1997年)
 の撮影監督です。
 撮影監督が普通になるだけで、こんなZ級系ホラーが、ちゃんと観れるB級作品になっちゃうの??って感じです!
 今さらですけど、映画って、監督、脚本と同じくらい、撮影監督が重要なスタッフなんですね~。
 
 でも、この内容なら、90分以内に収めて欲しかったです!長くても100分ですよね!
 124分は長すぎ!

 ところで、今作の犯人は、黒魔術に凝って、魂を誰かに乗り移させるコトが出来るようになった娼婦リジーだと思ったのに、なんと、犯人は人類の祖先アダムの最初の妻リリスというオチ!!
 数千年も生きている!倒せるワケないです!!
 ラストは、お約束のホラー映画定番のオチで、けっこう楽しめますが、そこにいくまでがダラダラしているので、ちょっとマイナスですね。
 あと30分くらいカットしたら、ちょうど良い長さになってテンポも良くなって、プラス20点くらい行くのにッ! 60点
 
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『アンボーン』D・S・ゴイヤーなのに…。

2010-08-21 20:52:42 | ホラー

アンボーン
THE UNBORN(2008年アメリカ)
 監督         デヴィッド・S・ゴイヤー
 脚本         デヴィッド・S・ゴイヤー
 出演         オデット・ユーストマン
            ゲイリー・オールドマン
            ミーガン・グッド
            カム・ジガンディ
            ジェームズ・レマー
            ジェーン・アレクサンダー
            イドリス・エルバ

 ■ストーリー■
 ケイシーは、ベビーシッターのバイト先で、4歳の子供マティが赤ん坊を鏡で映して遊んでいるのを注意して、鏡でたたかれるのだった。そのとき、マシューは「ジャンビーは生まれたがっている」という謎の言葉を発するのだった。
 その後、自分が双子であることを知ったケイシーは、出生を探るうちに、自分の祖母に関して、ある秘密があることを知るのだった。それは、第2次世界大戦のナチスドイツの人体実験にからむ事柄だったのだ。


 ■感想■
 デヴィッド・S・ゴイヤー、脚本、監督のホラー映画。

 デヴィッド・S・ゴイヤーといえば、エンターテイメント作品に数多く関わっている才人です!
 もう脚本や監督した作品の主だった作品の名前をあげるだけでも、すごすぎなラインナップ!
 『ブレイド』(1998年)脚本
 『ダークシティ』(1998年)脚本
 『ブレイド2』(2002年)脚本
 『フレディVSジェイソン』(2003年)脚本
 『ブレイド3』(2004年)監督、脚本
 『バットマンビギンズ』(2005年)脚本、原案
 『臨死』(2007年)監督
 『ダークナイト』(2008年)原案
 もう、SF、ホラー映画ファンが喜ぶ作品ばかり!

 そんなデヴィッド・S・ゴイヤーが脚本、監督をしたオカルトホラー作品なんで、どんな作品かと期待しちゃったんですが、今作は、ごくごく普通のオカルト作品でした。
 霊が、ナチスドイツの実験によって、現世に現れた!っていう設定は面白かったんですが、そこだけが面白かったっていう感じです。
 あとは、どこかで観たことがあるようなシーンや設定って感じですが、ホラー映画としては良く出来ています。 
 
 ホラー映画ファンだったら、想像がつく展開なんで、ちょっと残念な感じです!
 普通に鑑賞するなら十分面白いんですけど、期待しちゃうとちょっと厳しいかもしれないですね。

 “監督、脚本がデヴィッド・S・ゴイヤーなのに!”
 
 って、つい思っちゃいます!

 ナチスドイツの実験、双子を通して甦ろうとする悪霊、悪魔払い、ヒロインの出生の秘密、いくつもの要素が重なり合って、複雑なストーリーを作っていきます!
 監督、脚本がデヴィッド・s・ゴイヤーで無ければ、すごい高評価なんですけどね。

 デヴィッド・S・ゴイヤー監督には、オカルトホラーよりも、コミックの映画化やSF作品の方が合うと思うんですが、みなさんどうでしょう??
 でも、2007年にスェーデン映画“DEN OSYNLIGE”(2002年)を『臨死』としてリメイクしてるんで、けっこうオカルト系の作品が好きなのかもしれないですね。
 
 今後も、こういうジャンルで脚本、監督作に期待しています! 60点

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ゲイリー・オールドマン,ミーガン・グッド,オデット・ユーストマン,イドリス・エルバ,ジェーン・アレクサンダー
ジェネオン・ユニバーサル

 

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『ウルフ・ウォーズ』史上最低の狼男軍団

2010-08-17 22:36:33 | ホラー

ウルフ・ウォーズ
WAR WOLVES(2009年アメリカ)
 監督          マイケル・ワース
 脚本          マイケル・ワース
 出演          マイケル・ワース
             ジョン・サクソン
             フランク・バーグマン
             エイドリアン・バーボー
             ナターシャ・アラム
 ■ストーリー■
 中東での任務中にジェイクの部隊は“狼男”たちに襲われ、狼男に傷つけられてしまうのだった。ジェイクの部隊はアメリカに帰国するが、部隊の1人、ソールが数週間前に自殺する事件が発生するのだった。その事件をもとに、体調の変化を起こすことを知ったフォード大将は部下を連れ狼男狩りを始めるのだった。一方、ジェイクのいる町へと、狼男になったクレイ、エリカたちが向かっていた。

 ■感想■
 主演のマイケル・ワースが監督、脚本のホラーアクション映画。
 
 共演は、ジョン・サクソン、エイドリアン・バーボーと、B級アクション映画、ホラー映画ファンならニンマリのキャスティング。
  
 でも、今作の目玉は、ジョン・サクソンとエイドリアン・バーボーが出演しているトコロだけ!

 その他には、何も無い…。

 今作は、どうやらTV作品らしいのですが、それなりにホラー映画的な残酷描写があるんで、ケーブルTV用の作品なんでしょうか??
 TVムービーなら、「つまらなければチャンネルを変えられちゃうから、それなりに面白い作品だろうなぁ」と安心して観たんですけど、すごくすごくつまらない!
 TVムービーということと、共演者のジョン・サクソン、エイドリアン・バーボーということに期待して観ちゃいました!
 
 でも、この2人のキャスティングはウマイです!
 ジョン・サクソンは、ベトナム帰還兵の狼男ハンターとして、それなりの役を演じていますが、エイドリアン・バーボーなんて何のために出てきたの??って役を演じています!!
 
 「出演者で観てしまうなんて、製作者たちの思う壺!!」
 
 こんな作品がTVムービーとして成り立つなら、今後はTVムービーでも、かなりつまらない作品があるようで油断出来ないですね!
 B級、C級を通りこして、Z級作品なみのデキ!

 冒頭、戦地で狼男に襲われた米軍のチームのシーンのつぎのシーンが、なぜかアメリカに。
 そのチームのメンバーが狼男になって、人々を襲うシーンやら、狼男ハンターの元軍人が狼男を追うシーンやら、色んなシーンが何の説明も無くゴタゴタと描かれていつの間にかラスト!
 すべてのシーンが、説明不足!!監督&脚本家のデヴィッド・ワースの自己満足の104分!!
 今作も30分もカットすれば、テンポが良くなってそれなりに面白いのかもしれないですけど、104分も使って、何もかもが中途半端!
 狼男も拳銃で撃たれれば死ぬみたいだし、だったら、そんなに大騒ぎしないでも良さそうだし!また、主人公ジェイクも、狼男に変身しないように努力してるような設定ですけど、その設定も何も生きず、最後は狼男同士の対決になっちゃうし。
 ラストは、主人公と彼女が最後、どうなったのかも説明無いし、久々に観て後悔しちゃいました!
 
 “「狼男映画」だったら、どんな映画でも観る!”っていうホラー映画ファン向きの1本!0点

ウルフ・ウォーズ [DVD]
ジョン・サクソン,ティム・ソマーソン,マイケル・ワース,ナターシャ・アラム,クリスティ・クライノス
角川映画

 

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『ミステリー・ツアー』

2010-07-19 12:49:37 | ホラー
ミステリー・ツアー
BROKEN LIZARD'S CLUB DREAD(2004年アメリカ)
 監督   ジェイ・チャンドラセカール
 脚本   ジェイ・チャンドラセカール
       ポール・ソーター
       スティーヴ・レミー
       ケヴィン・ヘファーナン
       エリック・ストルハンスク
 出演   ビル・パクストン、ジェイ・チャンドラセカール、ケヴィン・ヘファーナン
       エリック・ストルハンスク、ポール・ソーター

 ■ストーリー■
 コスタリカの南の島のリゾート地の「プレジャーアイランド」では、若者たちがはめを外し遊びまわっていた。しかし、謎の殺人鬼が現れ、1人、また1人と「プレジャーアイランド」のスタッフの若者たちを殺しはじめていくのだった。殺人鬼はリゾートの殺人に気づいたスタッフたちに、客には黙ったまま、仕事を続けるように指示を出すのだった。

 ■感想■
 ティーン向けのコメディタッチのスラッシャーホラー。
 コメディ集団“ブロークンリザード”によるスラッシャー映画ということで笑いながら、軽い気持ちで観れる作品になっています。
 “ブロークン・リザード”の作品としては
 『だめんず・コップ』(2001年)
 『ビール・フェスタ無修正版 世界対抗一気飲み選手権』(2006年)
 があります。

 いや~、バカバカしい!
 殺人事件が起きているのに、ノー天気な登場人物たち!
 伝説的な元FBI捜査官のハンクのやられ方なんか爆笑物!
 大見得切っている間に、犯人にバサッ!
 って思わず笑っちゃいました!!

 本格的なスラッシャームービーと見せかけておいて、実はオバカ系の内容の映画だった『エイプリル・フール鮮血の記念日』(1986年)とはまるっきり逆の作品になっています!
 今作は、オバカ映画の雰囲気満載で、内容は普通のスラッシャームービーになっていますからね!

 登場人物が多すぎて、覚える間もなく、次から次へと人が死んで行きます!思わせぶりな演出もなく、本当に次から次へと死んでいって、小気味良い感じです!
 今作は日本版は104分ですけど、アメリカのアンレイテッド版は119分です!こんなオバカ系の作品が2時間とはさすがコメディ映画の本場アメリカですね。
 日本版の104分でも、まるっきり退屈しなかったんで、119分版も、面白いんでしょうね!

 こういう作品のアンレイテッド版とかも観てみたい気もしますよね。
 コメディ作品で、エクステンデッド版が後日、発売されたのは、ちょっと思いつくのは『メリーに首ったけ』(1988年)くらいで、あとは、そういう作品って少ないですよね!
 『メリーに首ったけ』もエクステンデッド版の15分長い135分版“メロメロバージョン”は、確か日本語吹替え無し状態でしたからね!

 エクステンデッド版ならまだしも、
 ラリー・コーエンが脚本の傑作ノワール『殺しのベストセラー』(1987年)はオリジナル版は110分なのに、95分版がDVD化!
 サム・ライミ監督、脚本の傑作ウエスタン『クィック&デッド』はアメリカ公開版の105分版がDVD化されたままで、日本で劇場公開されたシャロン・ストーンとラッセル・クロウがHするシーンが入った107分版は未だにソフト化されていませんからね!
 
 またまた、話題がずれちゃいましたけど、『ミステリー・ツアー』みたいなこういう軽いコメディタッチの作品は面白くても、やっぱりDVDスルーになっちゃうんですよね。
 DVDにならない作品も数多くあるから、DVD化されただけでも感謝しなくちゃいけないから文句も言えないんですけど、DVD発売会社も同じメジャーな作品の廉価版ばかり出してないで、1本でも多くの作品をソフト化して欲しいです!
 廉価版なんか出すから、新譜のときもDVDとか買わなくなっちゃうんじゃないでしょうかね?? 60点

ミステリー・ツアー [DVD]
ジェイ・チャンドラセカール
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

 
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『キャビン・フィーバー2』汚染に襲われた高校

2010-07-16 23:30:43 | ホラー
キャビン・フィーバー2
CABIN FEVER 2 SPRING FEVER(2009年アメリカ)
 監督   タイ・ウェスト
 脚本   ジョシュア・マルキン
 原案   ランディ・バールスタイン
       タイ・ウェスト
 出演   ライダー・ストロング、ノア・セガン、アレクシ・ワッサー
       ラスティ・ケリー、マーク・センター

 ■ストーリー■
 キャンプ中、汚染された謎の水を飲んで、感染したポールは森の中を彷徨い、道路に出るがそこへスクールバスが走ってきて轢かれて粉々になってしまうのだった。バラバラになった死骸から、シカが轢かれたと思った保安官により事件は無かったことになるのだった。
 汚染された水はミネラルウォーター「ダウンホームウォーター」として次々と出荷されていくのだった。一方、地元の高校では卒業シーズンのためプロムが開かれようとしていた。ジョンとアレックスはプロムをバカにしていたため参加の予定が無かったのだが、アレックスに誘われジョンは参加することに。しかし、その高校へは例のミネラルウォーターが送られていたのだった。

 ■感想■
 2002年のイーライ・ロス監督の山小屋ホラー『キャビン・フィーバー』の続編。
 前作の主人公ポールが、冒頭、オープニングの前に登場します。
 クレジットでも出演者の最初に出てきますが、本編前に、スクールバスに撥ねられ木っ端微塵に!

 前作のラストで、汚染された水のミネラルウォーターが出荷される場面が映ったので、てっきり、大パニック映画になるのかと思いきや、田舎町の高校を舞台にしたこじんまりホラーになっちゃってました。
 それも、前作より盛り上がらない、軽い感じのティーン向けホラー映画になっちゃってます。

 7年後に製作された続編がこれでは、期待はずれも良いところです!!

 まぁ、監督のタイ・ウェストも今作のことは気にいっていないようなんで、出来上がりは推して知るべしな感じなんですけど。
 ホラー映画には、良くありがちな件なんですが、プロデューサーともめて再編集されたようです。
 イーライ・ロス監督も続編の今作には、関わっていないようですし、単なる便乗続編ホラーって印象が強いです。
 
 プロムに参加した高校生たちが、発症してどんどん感染していく様は思わせぶりなところもなく小気味良い感じなんですけどね。
 また、こういう汚染物に良く登場してくる政府の抹殺部隊も、登場が早すぎ!
 政府の対応早すぎ!
 この地元の高校にだけは、対応が早いのに、結局、どんどんと汚染が広がっていくところはリアルといえばリアルなんですけど、あの高校のプロム会場に軍隊がやってきたことを考えると、他の場所にも、軍隊が出動するのが普通ですよね。

 まぁ、低予算のティーン向けホラーだから、そんなシーンは撮影できないんでしょうけどね。
 すごく面白い作品てワケじゃないですけど、ランニングタイムが86分と短いので、あっという間に観れるので、ホラー映画ファンには、オススメしちゃいます。
 あと10分長かったら、どうか疑問ですけど、この短さに救われています!40点

キャビン・フィーバー2 アンレイテッド [DVD]
アレクシ・ワッサー,ノア・セガン,ライダー・ストロング,ジュゼッペ・アンドリュース
ジェネオン・ユニバーサル
キャビン・フィーバー スペシャル・エディション [DVD]
イーライ・ロス
Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)

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『レディオ・オブ・ザ・デッド』DJvsゾンビ

2010-07-01 23:25:01 | ホラー
レディオ・オブ・ザ・デッド
DEAD AIR(2009年アメリカ) 
 監督   コービン・バーンセン
 脚本   ケニー・ヤッケル
 出演   ビル・モーズリー、パトリアシア・トールマン、デヴィッド・モスカウ
       コービン・バーンセン、ダン・ローリア、ナヴィッド・ネガーバン
       アンソニー・レイ・パーカー

 ■ストーリー■
 ラジオのDJ、ローガンが放送中に、バスケットボールの試合中にテロが起き、毒ガスを吸った者が感染して凶暴になり人々を殺し始める事件が発生する。この毒ガスによるテロは各地のスポーツ競技場で起き、感染者が人々は殺し始めていた。異常事態にローガンたちは、放送を続けようとするのだったが…。

 ■感想■
 『マーダー・ライド・ショー』(2003年)のビル・モーズリー、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド死霊創世記』(1990年)のパトリシア・トールマン出演の低予算ゾンビ映画。
 
 正確には、死んでいなさそうなんで、「ゾンビ」系じゃなくて、『28日後...』系みたいな感じなんですが…。
 
 主人公がラジオ局にいて、報道しているだけでどちらかといえば安全な場所にいるので、サウペンス度が全然盛り上がらないです。ただ、家族が心配ということだけが、唯一心配なコトなんですからね。
 
 スポーツ会場で起きた毒ガステロが原因で、人々が凶暴化していくんですけど、あのガスは何なんでしょう??
 1晩明けたら、毒ガスの影響もなくなっているし、今作の犯人たちは、ホントに何かを起こそうと思ってテロを起こそうと思ったんでしょうかね??  

 原因はどうでもいいんですけど、結局、ゾンビ系のホラー映画を観るホラー映画ファンが求めているのは、ゴアシーンだと思うんですけど、肝心なそのシーンがダメダメな作品です!
 凶暴化した人々が暴れるシーンがもっと量も質もしっかりしていれば、それなりに観れる作品になっていたんでしょうけど、低予算なんで、量も質もZ級な感じなので、スケール感を全然感じられない作品になっちゃってます!   

 「ゾンビが暴れだして、そのとき、そのことを知ったラジオ局のDJは、どう報道するのか??」っていうのは、テーマとしては面白いんですけどね。
 いかんせん制作費がなさすぎでしょう??
 100倍くらい制作費をかけて、それなりの監督&脚本だったら、『デッド・フライト』(2007年)くらいには、面白くなったかもしれないのにね!!

 最後のオチもありがちなラストですけど、なんですぐに発病してないのか疑問に思っちゃいます。いくらホラー映画定番のオチだとしても、このオチは余計です! 20点 
 
レディオ・オブ・ザ・デッド [DVD]
コービン・バーンセン,ビル・モーズリー,パトリシア・トールマン,デヴィッド・モスコー,ダン・ローリア
ビデオメーカー

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『サバイバル・オブ・ザ・デッド』大いなるゾンビ

2010-06-20 00:21:17 | ホラー
サバイバル・オブ・ザ・デッド
SURVIVAL OF THE DEAD(2009年カナダ、アメリカ)
 監督   ジョージ・A・ロメロ
 脚本   ジョージ・A・ロメロ
 出演   アラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウォルシュ、キャスリーン・マンロー
       デヴォン・ボスティック、リチャード・フィッツパトリック、アシーナ・カーカニス

 ■ストーリー■
 突然、死者が甦りリビングデッドになり生きている人間の肉を求め、襲い始めた。リビングデッドに襲われ噛みつかれた人間も、リビングデッドとなり、生きている人間たちを襲いリビングデッドの数は増え続けていた。
  増え続けるリビングデッドに州兵たちは勝手に離脱していった。そしてある軍曹は、やはり任務を放棄し掠奪者となり数人の仲間と行動を共にしていた。そして、リビングデッドが増え続けている状況をビデオカメラに収めていた学生のカメラに掠奪行動が撮られ、ネット上で有名になっていた。
 デラウエア州の離れ小島デラム島では、甦ったリビングデッドに対し、殺そうとするパトリックを頭首とするオフリンの一族とリビングデッドを飼いならそうとするマルドゥーンの一族が争っていた。そして、ある日、数に勝るシェイマス・マルドゥーンがパトリックを島から追い出すのだった。

 ■感想■
 ジョージ・A・ロメロ監督のリビングデッド映画。
 前作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2007年)と世界を同じ設定で、前作に登場した元州兵の略奪者の軍曹たちが主人公です。

 電力もですが、ネット上の映像が相変わらず流れているいるので、プロバイダも頑張っていますよね!リビングデッドが増えて、州兵もどんどん離脱していってるのに、ネットサービスは続いているんですから、根性が違いますよね!

 まぁ、リビングデッドが出てきて、まだ時間的に間もないからなんでしょうけどね。
 これがしばらくすると、社会が崩壊しちゃった世界観の『死霊のえじき』(1985年)のような状況になっちゃうんでしょうけどね。
 ゾンビ映画に、何かしら重要な主張をいれてくるジョージ・A・ロメロ監督ですが、今回は、人々が争うことについて描いています!
 サム・ライミ監督は『スパイダーマン3』(2007年)で“許す”ということをテーマにエンターテイメント作品を撮りましたけど、ジョージ・A・ロメロ監督は、リアルに“争う関係”を描いています!
 ゾンビが出現して、生きている人間たちを襲っても、結局、考えの違う人間たちは、争いを止めない!

 ある孤島で2つの家族が争っているという設定で、まるでウエスタンの古典『大いなる西部』(1958年)をモチーフにしたような世界を描いています。
 「西部劇が撮りたかったのね…」
 西部劇でも、終末SFでも、POV映画でも、ジョージ・A・ロメロ監督のリビングデッド映画だたら、何でもOKです!

 ジョージ・A・ロメロ監督が『死霊のえじき』のあと、20年ぶりにリビングデッド物『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年)を製作したというニュースに、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が言った発言そのもの
 
 「ジョージ・A・ロメロ監督がリビングデッド映画を撮るというコトは、ミケランジェロが新たに絵画を描くようなものだ
 それくらいのことなんですから、西部劇でもなんでもOKです!!

 デラム島での2つの家族のボスのキャラクターが強すぎて、本来の主人公たちの軍曹、ケニー、トムボーイ、シスコ、少年たちが傍観者のようになっちゃってますけど、全然OKです。
 第一、主人公たちの軍曹と少年の2人は名前まで出てこない!!
 演出的に、軍曹たちは傍観者にするつもりだったんでしょうね!名前まで匿名なんですからね。

 あと『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』のとき、アラン・ヴァン・スプラングは大佐だったのに、なんで今作では軍曹なんでしょう??まぁ、映画的に、作品が変わったら、そんなことは日常茶飯事だから、あまり気にしないですけど。
 
 ランニングタイムですが、『ランド・オブ・ザ・デッド』がディレクターズカット版が97分(オリジナル版は93分)、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』が95分、そして今作『サバイバル・オブ・ザ・デッド』が90分と、ここのところ90分強の長さにこだわるジョージ・A・ロメロ監督ですけど、もう少し長くても良いのに…。
 『ランド・オブ・ザ・デッド』なんて、あと40分くらい長くして、『死霊のえじき』が資金不足で出来なかったコトをやって欲しかったくらいです。

 今作も、最後、主人公たちとオフリンのリビングデッド殲滅派と、リビングデッド擁護派のマルドゥーンと、リビングデッドの3つ巴の戦いになると思ったら、こじんまりと終わっちゃうことにある意味、驚いちゃいます。
 リビングデッドが暴れだしても、銃撃戦を続ける人間たちの、おろかさを描きたかったんでしょうけどね。今作はダリオ・アルジェントと共同で脚本書いて冒険活劇風にしたら、それこそ2000年代の『ゾンビ』(1978年)になっただろうに…。

 
 
 2005年に『ランド・オブ・ザ・デッド
 2007年に『ダイアリー・オブ・ザ・デッド
 2009年に『サバイバル・オブ・ザ・デッド

 ここ最近、2年おきのリビングデッド映画を撮っているジョージ・A・ロメロ監督!この調子で、どんどん作っていって欲しいです!90点
 
ダイアリー・オブ・ザ・デッド 【VALUE PRICE 1500円】 [DVD]
ミシェル・モーガン,ジョシュ・クローズ,ショーン・ロバーツ,ジョー・ディニコル,スコット・ウェントワース
ジェネオン・ユニバーサル
ランド・オブ・ザ・デッド 【ベスト・ライブラリー 1500円:ホラー特集】 [DVD]
ジョン・レグイザモ,サイモン・ベイカー,ロバート・ジョイ,アーシア・アルジェント,デニス・ホッパー
ジェネオン・ユニバーサル
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『アンダーハザード』イギリス製Z級ゾンビ

2010-06-13 15:02:42 | ホラー
アンダーハザード
GATEKEEPER(2008年イギリス)
 監督   ダーレン・リプレー
 脚本   ダーレン・リプレー
 出演   クレイグ・ケリー、トッド・ボイス、ティム・ダウニー
       ジョン・ジェナー、ステイシー・ダレイ、ナサン・サセックス、ルイス・オーウェン

 ■ストーリー■
 ウェールズの田舎の村で、ハリスは門番が死んでいるのを発見、村を封鎖する指示をだし車を急がせていた。そんなとき、試合のため先を急ぐアイスホッケーチームと、特殊任務に失敗し憲兵に捕らえられ、基地へ向かうモーガンを乗せた移送車がぶつかり、アイスホッケーチームの運転手は死亡。移送車は湖へと突っ込むのだった。
 ハリスは、その事故現場に遭遇し公衆電話で助けを呼ぶのだった。とその電話ボックスにバカップルのジェレミーとマリータの運転する車が激突、電話ボックスごと破壊してしまいハリスはケガをして気を失ってしまうのだった。ジェレミーとマリータは村まで行こうとするが、途中、ゾンビに襲われ、ジェレミーが殺されてしまうのだった。マリータは危機一髪のところを、湖から脱出したモーガンに救われ、みんながいる山小屋へと引き返すのだった。
 山小屋では、ハリスが意識を取り戻し、みんなに詰め寄られ、この土地の説明をするのだった。この土地はハーバート・マンソンがブードゥー教で死人を労働力として鉱山で使っていた土地だったのだ。門番とは薬を使いゾンビを管理していたマンソン家の後継者ウィリアム・マンソンだったのだ。門番が死んだためゾンビが暴れだしたのだ。

 ■感想■
 イギリス製の低予算ゾンビ映画。
 とにかく、低予算!
 車がぶつかるシーン!
 電話ボックスが壊れるシーン!
 ゾンビのメイク!
 とにかく、すべてがチープ!チープ!チープ!

 本当にチープな作りに!

 作りもチープなら、ストーリーも特に変わり映えのしない感じのゾンビ映画になっています。
 まぁ、死者を労働力として使っているっていうのは、ちょっと変り種、変化球になっていますけど、このネタも、ジョージ・A・ロメロ監督の『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(2009年)のアイデアからインスパイアされたんでしょうけどね。
 その他は、すべてどこかで観たことあるようなシーンの連続!連続!

 “ゾンビ映画”だから、チープでも何でも許しちゃいます!

 それにしても、今作に比べたら、悪評高い『サンゲリア2』(1988年)やトラウマ必至の残酷シーンとゴブリンのBGMの『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』(1980年)が普通のB級ゾンビ映画に思えてきちゃう感じです!
 『サンゲリア2』同様、今作も主人公は誰??って感じなんですけど、感情移入しようとする前に、とりあえずストーリーが進んでいくので、ギリギリOKな感じです。

 とにかく、ゾンビに追われた主人公たちが農場に立てこもる、いつもの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」系の立てこもりパターンになるところも安心して観ていられます!
 ゾンビ映画ファンにしてみると
 「またか~」
 って感じですけどね。

 あと、ハリスが、村の秘密を知った人間たちを殺そうとしますけど、逆に旅行者とかを殺しちゃった方が、ゾンビを飼いならしているより、大問題だと思うんですけど、どうなんでしょう??
 イギリスとかでも、アメリカのように行方不明者が警察が捜さないくらい大勢いるんでしょうかね??
 
 
 とにかく、ランニングタイムが74分と短いのも、好印象です!
 本当はあと10分くらい短くてもOKな感じですけどね。この74分という短さが、低予算度★★★★★なところをカバーしています!
 大した才能も無いのに、100分くらいの作品を作っちゃうバカな監督もいますけど、観客のコトを考えて下さい!面白ければ、120分でも150分でも180分でもOKですけど、大して面白くないのに、ダラダラ長いのには、困っちゃいますからね!
 低予算でチープなところ以外にも、あまり面白くないところも、この74分で救われています!今作が100分もあったら、もうマイナス30点!って思っちゃいますからね。

 今作のゾンビって、噛まれても感染しないんですよね!
 死んじゃった人たちは出血多量ってコトなんですよね。そうじゃないと、ラストのモーガンの意味が分からなくなっちゃいますもんね。
  
 あとDVDのパッケージにだまされるような映画ファンはいないと思いますけど、今作はDVDのパッケージのような作品ではないので、要注意!しましょう。
 本編には一切無いヘリコプターの爆発シーンや、銃撃シーンとかをパッケージに謳っている作品は多いですけど、今作のパッケージは、実際の作品と違いすぎ!!
 DVDのパッケージでは“終末SF映画的なゾンビ物”になっていますけど、実際は、“英国の田舎を部隊にした農場立てこもりゾンビ映画”ですからね!!  35点
アンダーハザード [DVD]
グレイグ・ケリー,トッド・ボイス,ティム・ダウニー,ジョン・ジェナー,ステイシー・デイリー
トランスワールドアソシエイツ
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『[RECレック2]』POVホラー第2弾

2010-06-08 21:25:56 | ホラー
RECレック2]
REC 2(2009年スペイン)
 監督   ジャウマ・バラゲロ
       パコ・プラザ
 脚本   ジャウマ・バラゲロ
       パコ・プラザ
 出演   ジョナサン・メヨール、レティシア・ドレラ、オスカル・サンチェス・サフラ
       アリエル・カサス、アレハンドロ・カサセカ

 ■ストーリー■
 謎のウィルスが発生し、消防士とTV局のドキュメンタリー番組の女性レポーター、アンヘラが閉じ込められたアパートでは厳戒態勢で警備が行われていた。保健省の役人と、警察の特殊部隊の隊員4名は、感染の原因を探るためそのアパートへと入っていくのだった。

 ■感想■
 POV(ポイント・オブ・ヴュー)映画のホラー作品『[RECレック]』(2007年)のシリーズ第2弾!
 前作の最後、アンヘラが何者かに捕まって引きずられたところから、まさにその続きから今作は始まります。
 
 前作『[RECレック]』は、本国スペインで大ヒット!
 ほとんど意味のないアカデミー賞ではなく、本当に面白い作品しか賞をとれない、世界3大ファンタスティック映画祭の【ポルト映画祭】と【シッチェス国際映画祭】で賞を受賞しました!
 【ポルト映画祭】では、2008年に作品賞を受賞!
 【シッチェス国際映画祭】で2007年に監督賞、観客賞、批評家賞、主演女優賞、ヨーロッパ映画分門賞の5部門を受賞しました!
 また、【ヴェネチア国際映画祭】に正式出品もされました。
 ハリウッドでは『RECレック ザ・クアランティン』(2008年)としてリメイクもされました!

 2作目の今作は、
 【第42回シッチェス国際映画祭】正式出品
 【第66回ヴェネチア国際映画祭】正式出品
 【第34回トロント国際映画祭】正式出品
 【第22回東京国際映画祭】正式出品
 されました!

 前作同様、今作もPOV映画になっています!
 ただ、カメラが1台だったのに比べ、今作は警察の特殊部隊4名がカメラを設置しているので、前作より、かなり普通の見やすい映画になっています!
 前作はランニングタイム75分でしたけど、今作は85分と10分長くなっていますけど、見やすいおかげで、目が疲れずに済みました!
 
 前作のラスト、ヒロインの女性キャスター、アンヘラが最上階の部屋で病原体の正体のヒントを見つけてしまっているので、今作で、その正体が出てきても、そんなには驚けなかったです!
 でも、ゾンビ系の映画で始まって、オカルト映画になるというのは、けっこうインパクトがあって、それなりに楽しく観れます!

 それにしても、何の準備もなくアパートに入ってしまった前作の登場人物たちは、まだしも、今作の登場人物たちは、準備悪すぎ!悪すぎ!悪すぎ!
 警察の特殊部隊4名には、任務の内容を教えておかないと!!
 
 あっと言う間に、4名が2名になっちゃいますから!
 4名って何ですか??20名くらいで突入しないと!!
 
 まぁ、4名でも特殊部隊の隊員が、チャック・ノリスに、スティーヴン・セガールに、ドルフ・ラングレンに、チャールズ・ブロンソンだったら、全然、大丈夫でしょうけど、あんな素人みたいな4名に内容も教えずにアパートに突入させるなんて無謀すぎ!!
 チャック・ノリスだったら、1人でもゾンビを30人くらい、あっという間に倒しちゃうんでしょうけどね!
 
 あと、吹替えなんですけど、警察の特殊部隊の名前が“SWAT”になってますけど、スペインにSWATってあるんですか?? 65点
 
REC/レック 2 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
ジョナサン・メイヨール,オスカル・サンチェス・サフラ,マニュエラ・ヴェラスコ
Happinet(SB)(D)
1作目から鑑賞しましょう。
REC/レック スペシャル・エディション [DVD]
マニュエラ・ヴァラスコ,フェラン・テラッツァ,ホルヘ・ヤマン,カルロス・ラサルテ,パブロ・ロッソ
Happinet(SB)(D)
ハリウッドリメイク
REC[レック:ザ・クアランティン] [DVD]
スティーヴ・ハリス,ジェニファー・カーペンター
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 
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『RECレック』POVホラー

2010-06-07 00:02:38 | ホラー
RECレック]
REC(2007年スペイン)
 監督   ジャウマ・バラゲロ
       パコ・プラザ
 脚本   ジャウマ・バラゲロ
       パコ・プラザ
       ルイス・A・ベルデホ
 出演   マヌエラ・バラスコ、フェラン・テラッサ、ホルヘ・ヤマン・セラーノ
       パブロ・ロッソ、ダビ・ベルト

 ■ストーリー■
 専門家の仕事を追うドキュメンタリー番組の女性レポーター、アンヘラは、カメラマンのパブロと今回は消防士の仕事を取材することに。取材中、あるアパートの住人から隣の部屋から老婆の叫び声が聞こえるという事件が発生し、消防士と同行することになる。そのアパートに消防士と警官と入るアンヘラとパブロだったが…。

 ■感想■
 POV(ポイント・オブ・ヴュー)映画のホラー作品の傑作ということで、劇場公開当時、大変話題になったスペイン製のホラー映画。
 監督は、『ネイムレス無名恐怖』(1999年)、『ダークネス』(2002年)、『サイコシスター呪われた修道女』(2005年)、『機械じかけの小児病棟』(2005年)とスペインでホラー映画を撮り続けるジャウマ・バラゲロと、同じくホラー映画『ダーク・チャイルド血塗られた系譜』(2004年)、『ガリシアの獣』(2004年)を撮っているパコ・プラザ。
 
 自分は、今作のような主観映像のPOV(ポイント・オブ・ヴュー)映画は苦手なんですよね!
 目が疲れちゃって!疲れちゃって!
 でも、今作はランニングタイムが75分と短めなので、面白く観れました!
 今作は、本国スペインで大ヒットして、世界3大ファンタスティック映画祭の【ポルト映画祭】と【シッチェス国際映画祭】で賞を受賞しました!
 
 【ポルト映画祭】
 2008年に作品賞を受賞!
 【シッチェス国際映画祭】
 2007年に監督賞、観客賞、批評家賞、主演女優賞、ヨーロッパ映画分門賞の5部門を受賞しました!
 
 ネタ切れハリウッドでもリメイクされました!『RECレック ザ・クアランティン』(2008年)fです!
 
 監督が、アンハッピーなエンディングが多いジャウマ・バラゲロ監督なんで、最後は後味が悪いんだろうなぁ!と思って観ていたら、それこそ、どんどん悪い方向へ向かっていきます。
 もうラストになる前に、「あ~、ヒロインは、このあと救われないんだろうなぁ」って思っちゃいました!
 
 とにかく、アパートにいた子供の扱いとか、さすがスペイン映画!ハリウッドだったら、映画のレイティングを考えて、子供とかは、ひどい目に合わないことが多いですからね!
 ハリウッドリメイク版ではどうなっているんでしょう??ウワサでは、オリジナル版と、ほとんど同じリメイクらしいので、同じようなコトになっているんですよね??

 POV映画でなく、普通の映像で同じストーリーで観たかったような気もするんですけど、ポルトやシッチェスのファンタスティック映画祭で賞を獲ったのは、POV映画だったからなんでしょうから、文句は言えないですよね!75点 
REC/レック スペシャル・エディション [DVD]
マニュエラ・ヴァラスコ,フェラン・テラッツァ,ホルヘ・ヤマン,カルロス・ラサルテ,パブロ・ロッソ
Happinet(SB)(D)
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『クライモリ デッド・リターン』シリーズ第3弾!

2010-05-30 23:47:19 | ホラー

クライモリ デッド・リターン
WRONG TURN 3 LEFT FOR DEAD(2009年アメリカ)
 監督:デクラン・オブライエン
 脚本:コナー・ジェームズ・デラニー
 キャラクター創造:アラン・B・マッケルロイ
 出演:トム・フレデリック、
    ジャネット・モンゴメリー
    ギル・コリリン
    クリスチャン・コントレラス
    ジェイク・カラン
    テイマー・ハッサン
    

 ■ストーリー■
 ブルーフィッシュリバーで、ラフティングを森で楽しんでいたアレックスたち大学生のグループが、森から現れた怪物に襲われ殺されていくのだった。
 一方、グラフトン刑務所の看守ネイトは、凶悪犯罪者チャベスを含む囚人たちを密かにヘイゼルトンへの移送する任務を与えられ、囚人の移送することになるのだった。移送中、グリーンブライヤーの古い工場脇の道で、謎の車に襲われた輸送車は道路を外れて横転、森の中に放り出されてしまうのだった。囚人たちは、この事故をキッカケに逃げ出そうとするが、彼らを森の怪物が襲ってくるのだった。

 ■感想■
 2003年のスラッシャームービー『クライモリ』のシリーズ第3弾!
 2009年のイギリス映画『クライモリ 禁猟区』も日本版タイトルは、シリーズ物みたいなタイトルでしたが、まるっきり別の作品でした!
 当たり前ですが、、。
 
 今作は、オリジナルDVDですけど、正統派シリーズ3作目ということもあって劇場映画なみに良く出来ています!
 まぁ、スラッシャームービーなんて、安っぽいところが魅力みたいなところもあるので、こういうオリジナルDVDスルー作品にジャンル的に向いているのかも??

 でも、さすがアメリカです!
 オリジナルビデオでも、安っぽさは全然無いです!言われなければ、オリジナルDVDとは思わないかも!!

 今回、怪物は2人で良かったです!これで、怪物が5人も6人もいたら、どうしようも無かったですからね!
 それにしても、今回襲われるのは輸送中の凶悪犯罪者や移送の警備にあたった看守たち、バンバン簡単に退場しすぎ!
 囚人たちはショットガンや拳銃まで持っているのに!!

 森の中から、謎の怪物が弓矢等で襲ってくるのに、囚人たちが落ち着きすぎッ!
 現金輸送車が森の中にあったら、怪物のことは忘れたように、金のことしか頭に無いって状態に!!
 どうせだったら、移送される囚人たちも、『アサインメント』(1997年)のジャッカルとか、『パッセンジャー57』(1992年)のブルース・ペインとか、『コン・エアー』(1997年)の囚人たちみたいな登場人物たちみたいだったら、もっともっと盛り上がっのにね! 

 あと、看守や潜入捜査官がチャック・ノリスやステーヴン・セガールだったら、どんな怪物が襲ってきても大丈夫なのにね!
 こんなコト、スラッシャームービーの感想を記事にするたびに書いていますけど、本当に観てみたいですね!
 
  チャック・ノリスVS森の中の殺人鬼!
 スティーヴン・セガールVS森の中の殺人鬼!
 みたいな作品!

 一瞬で、殺人鬼が倒されちゃう映画!
 でも、それじゃ、90分映画が持たないか??

 「クライモリ」シリーズのファンや1980年代のスラッシャームービーのファンは、けっこう楽しめるはず!!

 クライモリ度    ★★★★
 スラッシャー映画度 ★★★
 安っぽくない度   ★★★★


<日本語版スタッフ>
 翻訳   中沢 志乃
 演出   杉本 理子
 録音   武田 将仁
 製作   ACクリエイト株式会社

<声の出演>
トム・フレデリック(ネイト)      村治 学
ジャネット・モンゴメリー(アレックス) 小松 由佳
トム・マッケイ(ブランドン)      三戸  崇史
テイマー・ハッサン(チャベス)     秋元 羊介
ギル・コリリン(フロイド)       中村 浩太
<日本語版製作>
翻訳   中沢 志乃
演出   杉本 理子
録音   武田 将仁
製作   ACクリエイト株式会社

 

シリーズ1作目

シリーズ2作目

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