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『マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト』ロブ・ゾンビ70年代ムービー

2006-12-06 02:14:26 | ホラー
マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト
THE DEVIL’S REJECT(2005年アメリカ)
 監督、脚本 ロブ・ゾンビ
 出演 ウィリアム・フォーサイス、シド・ヘイグ、ビル・モーズリィ、シェリ・ムーン・ゾンビ、ケン・フォーリー、ダニー・トレホ、ジェフリー・ルイス、P・J・ソールズ

 ■ストーリー■
 テキサスの田舎町、ヒッチハイカーの若者たちを襲い殺しまくっていた連続殺人鬼の家族ファイアフライ家に、警官隊が取り囲む。激しい銃撃戦の末、母親は逮捕されるが、オーティスとベイビーが逃走するのだった。父親のキャプテン・スポールディングと合流し、西部を逃げ回るのだが、兄を彼らに殺されたワイデル保安官が、彼らを追っていた。

 ■感想■
 ロブ・ゾンビ版悪魔のいけにえ『マーダー・ライド・ショー』(03年)の続編。前作は2000年に完成していたにも関わらず、レイティングとかの問題で、お蔵入りしていたものの2003年に公開されるや、全米で大ヒットした経緯があります。前作の大ヒットを受けて、作られた続編が今作です。
 前作は、ロブ・ゾンビ版“悪魔のいけにえ”でしたけど、今作は、ロブ・ゾンビ版“70年代アウトロームービー”になってます。
 70年代のハリウッドの1大ムーブメントのアメリカンニューシネマな作品に影響受けた人は、絶対に喜ぶ展開の作品になってます。でも、ハリウッドのハッピーエンディングな作品に、辟易としてる映画ファンも必見の作品にもなってますよ。
  
 キャスト面でも、ジェフリー・ルイスが出演してるのも、70年代の映画好きなら喜べるはず。(一般人の役ですけどね)。あと『ゾンビ』(78年)のケン・フォーリーが、殺人鬼ファミリーの父親シド・ヘイグの仲間の役で出演してます。
 でも、1番インパクトがあるのは、殺人鬼ファミリーでも、彼らを追い詰めるイカレタ保安官ウィリアム・フォーサイスでもなく、ダニー・トレホかも。「ゴキブリを追い詰めるにはゴキブリに任せとけ」とばかりに、余裕しゃくしゃくで仕事をこなしちゃいます。それも関係無い娼婦まで、軽々と殺して!
 
 ダニー・トレホが、ケン・フォーリーの娼館に乗り込むシーンは、ホントにインパクトがありました。それこそゴキブリを殺すみたいに、娼婦を殺してました。

「怖いよーっ!ダニー・トレホ(とその相棒)」

 このダニー・トレホの相棒も、ヘラヘラしてるわりに、キッチリ仕事をこなしてます。ファイアフライ一家も形なしです。この2人をもっと、描いて欲しかった気もします。

 ゴキブリを捜して捕らえるには、ゴキブリが1番と、その発想って、ワイデル保安官って、頭良いです。ちょっと、復讐心に燃えすぎて、ちょっとおかしくなってますけど。刑務所内での殺人って、70年代の西部だったらOKだったんですかね??本当に大丈夫そうだから、怖い国なんすけど。(国土が広いですからね。それって、言い訳になって無いかな??)

 前作は、少し気持ち悪かったんで、苦手な作品でしたけど、今作は、気持ち悪いシーンも少なくて、70年代ロードムービー風のノリで面白いですよ。70年代ニューシネマファン(あれ、ホントかな??)もホラー映画ファンも必見です。65点
マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト

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