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『Vフォー・ヴェンデッタ』イギリスが舞台?

2006-12-10 00:43:21 | SF
Vフォー・ヴェンデッタ
V FOR VENDETTA(2005年アメリカ、ドイツ)
 監督 ジェームズ・マクティーグ
 出演 ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィーヴィング、ステーブン・レイ、ジョン・ハート

 ■ストーリー■ 
 近未来のイギリスでは、アダム・サドラー議長による独裁政治が行われていた。TV局に勤めるイヴィーは、外出禁止の夜間に歩いているときに秘密警察に捕らえられそうになるが、謎のマスクをつけた“V”というテロリストに助けられるのだった。

 ■感想■
 アラン・ムーアとデヴィッド・ロイドのコミックを、『暗殺者』(95年)、『マトリックス』(99年)のウォシャウスキー兄弟が脚本を書いたSFムービー。
 今作の設定では、近未来、イギリスは、ある事件をきっかけに独裁国家になってます。一方、アメリカは、内戦が続くような混乱した社会情勢になってます。
 う~、ロシアや他のヨーロッパの国々や、日本、中国、中東とかはどうなってるんでしょう??少し気になりました!
 
 アメリカよりも、体制に批判的な国民の多いイギリスで独裁政権が、1つの事件をきっかけに成り立つとは思えないんですけど…。
 イギリスって、独裁国家にならないと思うんですけどね~。イギリス人のアラン・ムーアが作った原作の舞台がイギリスだからだろうけど、少し違和感がありますよ~。それとも、イギリスって独裁者による恐怖政治が起こりやすいんですかね。というより、そういう恐怖心が強いんですかね??良く考えたら「1984年」を書いたジョージ・オーウェルもイギリスの作家でしたからね。(映画版『1984』(84年)では、ジョン・ハートは主人公で出演してました。それが、いまや独裁者役ですからね)
 
 ナタリー・ポートマンがスキンヘッドになって話題になりましたけど、ほとんど、ストーリーにからんできません!ナタリー・ポートマンの“意思のある人間”としての成長物語として考えれば、彼女が主人公でも良いですけど、ストーリー上、特に必要なキャラクターじゃないかも…。

 単なる、ヒロインとしてのキャラクターだったら、あの尋問シーンにあんなに時間を割かなくても良いかも!いくらランニングタイムが132分もあるからって、時間のムダ使いかも。あと20分くらいカットしても全然OKでしょ!エンドクレジット入れないと、実質、本編は125分くらいだから、最近のメジャー作品としたら、そんなに長い方では無いですけどネ。

 あと、今作の、モチーフの1つにイギリスの「火薬陰謀事件」があるので、知らない人は、少し勉強しておいた方がいいかも。ガイ・フォークスの人形を燃やす11月5日の日の元になった事件です。
 「あ~、そんな日あったっけ??」って、どっかでまるっきり違う記事で、なんとな~くは知ってましたけど、全然知らないと、「え、なに?なに?」って感じになっちゃうかも。一応、オープニングの」前に説明するためのシーンが挿入されてますけど…。
 まぁ、その事件を知らなくても、あんまり影響は無いですけど、知ってた方が少し面白いとは思います。

 @KOBA的には、ウォシャウスキー兄弟の作品の中で評価すると『マトリックス』(99年)よりは面白かったです!でも、『バウンド』(96年)の方が、今作より面白いかも!でも、その前のスタローン、バンデラス、ジュリアン・ムーアの『暗殺者』(95年)(脚本のみです)が1番好きです!
 なんか、世間的な評価と違うかな…。(それは、いつものコトかな)

 まぁ、でも、少し時間が長いのが難点ですけど、ナタリー・ポートマンのスキンヘッドが見れるのと、そんなにつまらなく無いので1回くらいなら今作も見てみてもいいかもネ!60点
コメント (4)
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