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『氷の挑発』氷のサスペンス

2007-03-14 23:35:03 | サスペンス
氷の挑発
BETRAYED(2005年アメリカ)
 監督 ヴァレリー・ランズバーグ
 出演 スティーブン・ボールドウィン、クリスティ・スワンソン

 ■ストーリー■
 重要証人を爆死させてしまい、捜査中に相棒を死なせてしまった刑事マックス・ギャレットは、停職処分になり殺人課に配置転換させられるのだった。ある殺人現場を捜査中に写真家のローラ・クロスと出会うのだった。

 ■感想■
 シャロン・ストーンの『氷の微笑2』(06年)のリリースに合わせたかのような、スリラー映画がリリースされたスリラー映画。
 日本タイトル『氷の挑発』って、スゴイですね!間違って借りちゃうかも??(借りないか!)
 主演はクリスティ・スワンソン、スティーブン・ボールドウィン。どうやら、オリジナルビデオみたいです。オリジナルビデオにしては、良く出来てるかも!つまらないTVムービーなみには面白いかも!(あれ、これって、ホメテるの??けなしてるの??)
 
 ヒロイン役のクリスティ・スワンソンが製作総指揮も兼ねてますけど、そんなにどうしても作りたかった作品がコレなの??クリスティ・スワンソンが、絶対的な美人に見えないっていうのが、失敗要因の1つかも!シーンによっては、すごくキレイなのに、美しく撮れてないシーンも多すぎ!実際に、クリスティ・スワンソンみたいな女性がいたら、すごくキレイなんでしょうけど、こういう映画的にはどうなの??って感じです。
 低予算のオリジナルビデオだから、しょうがないんでしょうけど、ちょっと美人に撮れてなくて、ちょっとひどすぎ!せっかく、製作総指揮までやってるのに!こんなリアリズムいらないです!
 
 とにかく、ラストは、ミステリー映画ファン驚愕の展開です!
 「えーっ、そんなのあり??」
 この展開って、日本の2時間サスペンス??って、それくらいのデキです!(あ、あくまでもイメージです。自分は日本のドラマを年に数本しか観ないので)

 ミステリー要素なんかどうでも良かったのね!クリスティ・スワンソンとスティーブン・ボールドウィンの恋愛を描きたかっただけなのね!

 アル・パチーノ、エレン・バーキン主演、ハロルド・ベッカー監督の『シー・オブ・ラブ』(89年)の方が10000倍面白いです!
 あれ、『シー・オブ・ラブ』って1989年の作品だから、『氷の微笑』より前に製作された作品だったんですね!てっきり『氷の微笑』が流行ったから、作られたのかと勘違いしてました!
 って、実は(実はって、自分がチェックしてなかっただけですけど)、『シー・オブ・ラブ』の脚本ってリチャード・プライスだったんですよね。『死の接吻』(95年)、『身代金』(96年)の脚本家です。小説も書いていてます。小説のタイトルは「フリーダムランド」(文春文庫)で、同作の映画化作品『フリーダムランド』(06年)の脚本も書いてます。早く映画版『フリーダムランド』がソフト化されないかなぁ!かなりの作品らしいので楽しみにしてるんですよね!
 脚本家的な意味だけで言うと『シー・オブ・ラブ』って、エロチックなミステリー『氷の微笑』より正統派のミステリーだったんですね!勘違い!勘違い!すいませんでした。

 で、話題を今作『氷の挑発』に戻すと、ホントにミステリー映画的にはダメダメです!まぁ、それでもミステリー映画としてじゃなくて、日本のTVの2時間サスペンスと思って観れば、まぁまぁな感じなのかな!実質本編80分強の短いランニングタイムも幸いしているかも!35点
コメント
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