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『ナイロビの蜂』社会派サスペンス

2007-03-01 08:27:17 | ドラマ
ナイロビの蜂
THE CONSTANT GARDENER(2005年イギリス)
 監督 フェルナンド・メイレレス
 原作 ジョン・ル・カレ
 出演 レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ

 ■ストーリー■
 園芸が趣味のイギリスの外交官ジャスティンは、慈善活動をしている妻テッサとケニヤのナイロビで過ごしていた。テッサの仕事の邪魔はしないと約束していた。
あるとき、テッサは慈善活動のために黒人の医師と外出したときに殺されてしまうのだった。地元の警察は、医師による殺人事件として処理しようとしていた。事件を不審の思ったジャスティンは独自に捜査を始めるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 2005年アカデミー賞でレイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞した、ジョン・ル・カレの小説の映画化作品です。
 重い、重い、重いテーマの社会派サスペンス映画です。ジョン・ル・カレ原作なんで、けっこうマジメな作品だとは、思ってたんですけど、マジメを通り過ぎて、超マジメすぎでした!
 テーマがアフリカを舞台にした製薬企業の暗躍で、そのうえ、監督が『シティ・オブ・ゴッド』(02年)のフェルナンド・メイレレス。で、製作国がイギリスって。これだけでも十分です。ハッキリ言って明るくなる要素のカケラもなかったです。
 
 見終わって、イヤな気持ちになれること、必至です。製薬会社と、各国の利権がからんだ、現実的なテーマを見せてくれます。
 発展途上の国では、命が安いとばかりに、世界的な製薬企業が、人体実験(臨床試験でした。すいません)を繰り返しているという国際的な陰謀を描いています。
 でも、ハリウッドのちょっとIQの低いエンターテイメント作品でないので、何も解決されません。実際の、殺人を犯した実行犯さえ、わかりません!主人公は、もっていなかった3種類の銃で撃たれてるのに、自殺扱いです!国家や企業の力の前には個人の力なんて、なんの意味も無いよ!って、真っ暗!
 映画館に行かないで良かったです!行ったら暗い気持ちで、映画館を出ることになっちゃいましたから。
 
 イヤだ!イヤだ!現実でもイヤなことがあふれているのに、映画でも、こんなに考えさせられる作品を見せられるなんて!
 でも、ハリウッドの知能指数低下作品を見るばっかりでもネ!ホントにバカになっちゃいますからね。たまには、こういう作品も良いですけど、こんな映画ばかりになると、それはそれで、真っ暗な気持ちに!マジメなエンターテイメント作品が見たい人はどうぞ。68点
コメント (2)
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