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『続荒野の用心棒』日本語吹替え最高!

2007-03-27 00:45:43 | 西部劇
続荒野の用心棒
DJANGO(1966年イタリア、スペイン)
 監督 セルジオ・コルブッチ
 脚本 セルジオ・コルブッチ、ブルーノ・コルブッチ、ホセ・グティエレス・マエッソ、フランコ・ロセッティ、ピエロ・ヴィヴァレッリ
 出演 フランコ・ネロ、ロレダナ・ヌシアク、ホセ・ボダロ、エドゥアルド・ファヤルド

 ■ストーリー■
 メキシコとの国境の寂れた町に棺桶を引きずったガンマン、ジャンゴがやってくる。殺されようとしていた娼婦マリアを助けたジャンゴは、町でメキシコ人とジャクソン少佐率いる南軍の残党が争っていることを知るのだった。

 ■感想■
 マカロニウエスタンの最高傑作の1本『続荒野の用心棒』のDVDが、SPOさんから3月24日にスペシャル・エディションとして発売されました!
 ネットで注文していたので、先週日曜に届きました!
 「うれしーッ!」
 前の記事でも書きましたけど、2001年にバンダイビジュアルさんから発売されていたDVDに付いていなかった日本語吹替え音声が付いてます!
 やっぱり、エンターテイメント映画は日本語吹替えでないとね!TVで放映した吹替え音源を使用してます。最近ではTV東京の深夜に放送されました!(“最近”って言っても、10年以上前かも)。
 
 ちなみに今回のDVDに使われた吹替え音源のキャスティングは
 
 ジャンゴ :フランコ・ネロ(小林清志)
 マリア  :ロレダナ・ヌシアク(来宮良子)
 ウーゴ  :ホセ・ボダロ(穂積隆信)
 ジャクソン:エドゥアルド・ファヤルド(大平透)のバージョンです。

 とにかく、今作はマカロニウエスタンを代表するような作品だけあって、もう一言で感想を言えます!
 「面白い!面白い!面白すぎ!超面白すぎ!超々面白すぎ!」(あれ、一言になってなかった!!)
 何回観ても面白い映画ってありますけど、今作が、そうです!本当に面白い!TVの映画劇場で何回か観てるのに、また観ちゃいました!なんで、今まで、この傑作が日本語吹替え付きでDVD化されなかったのか不思議なくらい!
 ランニングタイム93分、ムダがまるっきり無いです!オープニングの主題歌が流れるところから、もう画面にクギづけ!そのあとは93分間、ずっと画面から目が離せません!まぁ、そうは言っても、ビデオでも観てるから、もう覚えてるんですけどね!
 この作品については、もう書くことなんて無いです!西部劇ファンで、今作を観てない人なんて、ほとんどいないでしょう!
 
 大体、この作品って、西部劇なのに、多分、100人くらい人が死んでますよ!100人ですよ!100人!マカロニウエスタンがブームになる前のアメリカの西部劇では考えられないです!っていうより、マカロニウエスタンでも突出した死者の数かも!
 でも西部劇の魅力って、やっぱりガンファイトとリンチシーンですもんね!(あれ、リンチシーンはマカロニだけ??)
 でも、今作や『夕陽のガンマン』みたいな超傑作を出すまでも無く、西部劇っていえばマカロニウエスタンですよね!(な~んてコト言ってるだけで年齢がバレバレですね!)
 
 マカロニウエスタンの世界中の大ヒットによって、本国アメリカでの西部劇も、アクションシーンやリンチシーンが過激になったり、ノーテンキにガンファイトを描くような作品が増えたのもうなずけます!
 クリント・イーストウッドがアメリカ帰国後に出演した『奴らを高く吊るせ!』(68年)なんて出演者がアメリカの俳優でなくイタリア、スペインの俳優で作って、ガンファイトとリンチシーンを増やしたらマカロニウエスタンみたいですもんね。グレゴリー・ペックのスリラー系ウエスタン『レッド・ムーン』(68年)も絶対にマカロニの影響を受けてる気がするんですけどね。
 その他、70年代に入るとマカロニウエスタンの影響を受けた西部劇どころか、マカロニそのものみたいなウエスタンが次々と製作されました。『荒野のアニマル』(70年)とか『チャトズ・ランド』(72年)とか。日本映画『御用金』のリメイク『マスター・ガンファイター』(75年)とか、チャールトン・へストン、ジェームズ・コバーン主演、ブライアン・ガーフィールド原作の『大いなる決闘』(76年)なんて、ノリはもうほとんどマカロニウエスタンですもんね!
 『荒野のアニマル』『マスター・ガンファイター』もDVD化して欲しいですネ!『大いなる決闘』も十数年前までは、たまにTVの映画劇場で放映されてました。日本語吹替えつきで、DVD化して欲しいです。
 
 あれ、またまた、違う作品の話になっちゃいました。話題を『続荒野の用心棒』に戻すと、そんな、アメリカの西部劇にまで影響を与えたであろうマカロニウエスタンというジャンルの代表的な作品が、今作『続荒野の用心棒』です!
 マカロニウエスタンは、西部劇どころか、それ以後のアクション映画にも影響与えてますよね!
 
 今作って、若い映画ファンが観ても、ガンファイトやリンチシーンで楽しめるし、大人の映画ファンが観ても、ジャンゴとヒロイン、マリアとの愛の物語として楽しめる作品なんですよね!ガンファイトや、ストーリーの面白さに気を取られがちですけど、今作って色んな年齢の映画ファンが観て楽しめる作品になってるんですよね!
 本作のヒットによりドイツでは、フランコ・ネロが主演の作品には、タイトルに“DJNGO”がついたそうです。DVDの特典映像で、フランコ・ネロが言ってました。
 でも、今作って、1966年の作品なんですよね。1966年って、今から40年以上前です!こんな面白いアクション映画が40年以上前の作品だなんて!
 アクション映画のジャンルに限って言うと、60年代~のマカロニウエスタンや70~80年代のポリスアクション以降、香港映画以外では、そんなに進歩が無いのかも!最近の作品って、それなりに面白いアクション映画はあっても、それなりって感じが!そんなことを思わせちゃうくらいの大傑作が今作です!100点満点ですけど、今回はプラス20点で120点! 
続 荒野の用心棒

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コメント (1)
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