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『ドラゴン忍者』ヒーロー強すぎ

2007-06-27 00:05:46 | 香港映画
ドラゴン忍者
武之湛舎利子MONK’S FIGHT(1986年香港)
 監督 ユー・チク・リム
 出演 リー・ウィン、チュン・リン、カ・サ・ファ

 ■ストーリー■
 仏舎利とは、修行を積み悟りを開いた僧が死んだ後、火葬のあとに残った結晶体のことで、威厳を表わすもので、寺にとっての宝だった。しかし、ある日、盗賊によって盗まれてしまうのだった。賊を追った大師も命を落としてしまう。次に選ばれたチュンキは、大師が仏門の教えを守り、殺生を行わなかったためではないかと考え、仏門と縁を切り、賊を追うのだった。盗賊のボスのフーは武術に長けた強敵だった。

 ■感想■
 1986年の香港映画です。
 舎利を盗むように依頼したパンダって何者??舎利を盗むように2万両で依頼しといて、報酬を1万両しか用意しないで、弟のフーの仲間の盗賊の実行犯たちが、
 「報酬が少ない!」
 って怒ったら、逆に皆殺し!おいおい約束を守らないのか!!また、その取引現場を目撃した女性も殺しちゃいます!
 てっきり、このパンダが大ボスかな??と思っていると、さっさと映画から退場しちゃいます!
 
 オカシイキャラクターといえば、パンダの弟のフーもかなり来てます!パンダを殺したのが目撃者の家族のセン一族だと思ったフーの一味は、どんどんセン一族を殺していきます!
 って、普通のセン一族が、パンダを殺せるわけないでしょ!流れ者の“笛の男”がパンダを殺したことくらいすぐにわかりそうなもんですけど。もう“殺すために殺してる”みたいな感じです!イタリアのマカロニウエスタンの登場人物たちの方がまだマトモかも!それくらい無関係な人間を殺しすぎ!

 今作では、主人公は短い黒い木刀を持ってます。一方、敵はヤリだったり、ノコギリ状の剣だったり、ノコギリそのものを持っていたりして、かなり面白い武器を持ったキャラクターたちが出てくるんですけど、香港武侠映画にありがちな“ぶっ飛び方”の指数が低いです!それもかなり低めです!残念!

 こういう作品は、ぶっ飛んでくれないと!『空飛ぶ十字剣』(77年)、『邪拳迫る!死守せよ少林寺秘伝』(80年)、『妖刀・斬首剣』(85年)くらいに、ぶっ飛んでくれないと、その他の多くの作品の中に埋もれちゃいます!
 そういう作品と比べなければ、まだまだ普通に観れますけど、それでも映画として今作独自の特長がないかも!「気」を使って、空飛んだり、武器が地球の物理法則を無視して、飛んでくこともない!作風がマジメすぎ!武侠映画としても魅力が無さすぎかな??
 
 あえて、言えば主人公が強いところが、本作の魅力かも!最初から最後まで、ピンチらしいピンチが無いです!全然苦戦しない主人公!これはこれで、今作独自の魅力的かもしれないですけど、ピンチらしいピンチも無く敵キャラも強さが分からないので主人公がどれだけ強いのかがわからないです。
 
 関係ない人たちがドンドン死んでいくだけなんですもんね!比較がないと、敵がどれだけ強いのか分からないです!まぁ、殺し屋の1人は、役人たちを皆殺しにしてましたけどね。
 もし今作がDVDになっても買わないだろうなぁ!多分。とにかく『空飛ぶ十字剣』や『邪拳迫る!死守せよ少林寺秘伝』を日本語吹き替え付きでDVD化して下さい!45点
コメント
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