“2009年度自分が観た映画ベスト10”の記事を書きましたけど、ついウッカリワースト作品を記事にするの忘れていました。
でも、ワーストといっても、本当にどうしようも無い“観る気も起きないような”
観る前からつまらないと分かっているような作品
は選ばれないので、勘違いしないで下さい!!
だから日本映画の数多くはワースト映画の選出基準にも入らないですからね。
■昨年のワースト映画作品賞は
“@KOBAラジー賞”は
『ダイアナの選択』です!!
本当は鳥インフルエンザがゾンビを生むドイツ映画の『ダーク・オブ・ザ・デッド』にしたかったんですけど、低予算のゾンビ映画をワーストにするなんてコトはできないですからね!
「ゾンビ映画だから観る!!」って決めて観てるのに、そこには“面白い”とか“つまらない”とかいうことを言っちゃぁいけないですからね。
『ダイアナの選択』はエンターテイメント作品の脚本を書く人間だったら100人中、100人は思いつくアイデアを映像化しただけの内容なんでワースト作品にしました!
原作がある作品なんで、映画の脚本家や監督が悪いワケじゃないんですけどね。
■ワースト演出賞は
『パニッシュメント人格破壊』
珍しいトルコのスリラー映画!
良く考えたら、けっこう面白いのに、そう思えてくるのが最後のタネ明かしのころなんですから。どれまでがダラダラで・・・。
まぁ、このネタ自体も、思いつくといえばエアンターテイメント作品の脚本家だったら思いついちゃうネタなんですけどね。
■ワースト吹替え賞
『ウォンテッド』のDAIGO!
■ワーストリメイク賞
『血のエイプリルフール』
リメイクするならオリジナルにもっと愛情を感じさせるようなリメイク作品を作って欲しいです。作品自体は、可も無く不可も無くって感じなんですけど。
こんな感じが“ワースト作品”ってところですかね??昨年は観た映画の数が少ないので、ワースト作品を選ぶのも大変でした!
あと、ベスト作品ですけど1月以降にリリースされた『クロス・ファイヤー』、『特捜刑事スパルタン』は2010年度ベスト10の対象にします。
同じくワースト候補ですけど、『トランスポーター3』も2010年度作品の対象にします。
毎年、恒例の“自分の観た映画ベスト10”の記事です。
昨年同様、あんまり2009年もあんまり映画を観ていないのでけっこう傑作とかを観逃しているかも…。
昨年は『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』や『ランボー最後の戦場』とか劇場公開された目玉の作品がありましたけど、今年はあんまり映画を観ていないのでこんな結果になりました!!
■第1位『ドゥームズデイ』(2008年)
『ドッグ・ソルジャー』(2002年)、『ディセント』(2005年)のニール・マーシャル監督の描く近未来SF。
『マッドマックス2』+『ニューヨーク1997』の世界観が最高!!
ニール・マーシャル監督は、エンターテイメント映画的に言うと、いまやイギリスを代表する映画監督になりました!!
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■第2位『ミラノ・コネクション』(07年)
劇場未公開のイタリアの警察物。
DVDスルーでの公開ですけど、日本語吹替えつきでの発売でうれしくなっちゃいました!!
監督はクラウディア・フラガッソ。
あまりにも、普通のアクション映画として成り立っているので、その演出力に驚いちゃいました。Z級系のホラー映画を撮っていたころは、製作費が不足していただけなんでしょうかね??
今作は、1995年の“Parlermo Milano solo andata”の続編です。前作の“Parlermo Milano solo andata”もぜひDVD化して下さい!!
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■第3位『インストーラー』(2007年)
フランス製の近未来SF。
アクション映画としても十分面白いです!!
監督のジュリアン・ルクレルクは、今後要チェックか!!でもフランス映画、イタリア映画ってあんまり公開されないんですよね。
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■第4位『ダニエル悪魔の赤ちゃん』(2008年)
ラリー・コーエン監督の『悪魔の赤ちゃん』(1973年)のリメイク。
ラリー・コーエンがリメイクの今作でも脚本で参加しています。
ラリー・コーエンには甘いので第4位に!!
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■第5位『いずれ絶望という名の闇』(2009年)
ジェラール・ドパルデュー、アーシア・アルジェント主演の2009年のフレンチノワール。
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■第6位『サスペリア・テルザ最後の魔女』(2007年)
ダリオ・アルジェント監督の“魔女3部作”の完結編。
“魔女3部作”の中では、1番ぶっ飛んでいる『インフェルノ』(1980年)が好きなんですけどね。
今作は、かなりホラー映画として普通のデキなので、ダリオ・アルジェント監督のファンには物足りないのかも??
ただし、涙の魔女とヒロイン、アーシア・アルジェントの最後の対決は、驚きのシーンになっています!!
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■第7位『フェイク・シティ ある男のルール』(2008年)
ジェームズ・エルロイ原案、脚本(カート・ウィマー、ジェイミー・モスとの共同脚本)のノワール・アクション。
主演のキアヌ・リーブスは、あんまり好きでないですけど、今作ではけっこう良かったです!!
ただ、キャスティングを見ただけで、ストーリーが分かってしまうのが難点ですかね??
■第8位『スリ』(08年)
ジョニー・トー監督の香港映画。
3年以上の製作期間をかけて作り上げたオシャレなノワール。
香港の風景を楽しみながら観るのが正解なんでしょうか??
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■第9位『ローグアサシン』(2007年)
今作のみ、本当は2008年度ベスト10”にノミネートされるべき作品なんですけど、観ていなかったので今年の対象にしました。
ヘタなミステリーよりも驚きの展開!!ジェイソン・ステイサムVSジェット・リーにだけ意識がいっていたので、驚き度が100倍でした!!
■第10位『デス・スパイダー』(2008年)
イタリア製のジャッロがDVDスルーで公開に。
日本語吹替えつきで発売して欲しかったです。
ストーリーは、それなりですが、好きなイタリア製のミステリー映画なんで10位に!!
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■第10位『アパルーサの決闘』(2008年)
主演のエド・ハリスが監督、製作したウエスタン。
原作はロバート・B・パーカー。
ランニングタイム113分が一瞬に感じられる面白さ!!ヒロインのレニー・ゼルウィガーのキャスティングさえ許せるなら最高の1本です。当初のキャスティングだったダイアン・レインで観たかったです!!
ウエスタン好きには、たまらない作品です!!
といったところが2009年のベスト10です。
2009年はここ数年でも特に大型作品の面白い作品が少なかった気がしますけど、それは気のせいでしょうか??
あと気になった作品をいくつかあげると
クライヴ・オーウェン主演の犯罪・スリラー『ザ・バンク堕ちた虚像』(2009年)は10位にしても良いくらい面白かったです!!
ただし、ラストは結局、他人だのみみたいな感じで少しマイナスだったかも??
それんしひても、クライヴ・オーウェンはカッコ良すぎ!!自分的にはダニエル・クレイグよりクライヴ・オーウェンがジェームズ・ボンド役をやって欲しかったですね。
期待度が高かった『3時10分、決断のとき』(07年)は、マカロニウエスタン的なノリの作品と思っていたら、けっこう正統派のウエスタンだったので、ちょっと評価が低くなりました!!自分的には、マカロニ度が高い方が良いです!!
1980年代のスラッシャー映画のリメイクの『13日の金曜日』(2009年)や『ブラッディ・バレンタイン3D』(2009年)もそれなりに面白かったですけど、5年後、10年後も語られる作品かって聞かれたら、答えに困ってしまうくらいの作品でした!!