『GODZILLA ゴジラ』
GODZILLA(2014年アメリカ)
監督 ギャレス・エドワーズ
脚本 マックス・ボレンスタイン
原案 デヴィッド・キャラハム
出演 アーロン・テイラー=ジョンソン
渡辺 謙
エリザベス・オルセン
ジュリエット・ビノシュ
サリー・ホーキンス
■ストーリー■
1999年、フィリピンの採掘現場で事故が起きる。ウランがあると思われた地下には放射線を放出する巨大な生物の卵が2つあり、1つの卵は割れて生物はどこかに行った後だった。そんなある日、日本のジャンジラ市の原子力発電所が事故を起こし、働いていたアメリカ人ジョー・ブロディは妻のサンドラを喪うのだった。
15年後、ジョーの息子フォードは海軍の爆発物処理班で働いていたが、帰宅早々、父親のジョーが日本で逮捕されたという連絡をもらうのだった。父親に会うために日本へ行ったフォードは、父親が15年前の事故の調査を未だしていることを知るのだった。
■感想■
今回は日本が誇る怪獣”ゴジラ”をハリウッドで映画化した大作怪獣映画。
監督は『モンスターズ 地球外生命体』(2010年)でモンスターが世界を破壊している恐怖の世界を映画化したギャレス・エドワーズ。
ゴジラをハリウッドで映画化するのは、ローランド・エメリッヒ版の『GODZILLA ゴジラ』(1998年)以来です。
ローランド・エメリッヒ版が、ゴジラ度が全然無かった作品でしたが、さすが『モンスターズ 地球外生命体』を撮ったギャレス・エドワーズ!
ローランド・エメリッヒ監督もこれくらいの作品を撮ればファンからメチャクチャ言われなかったのに…。
マニアックなゴジラファンは分かりませんが、普通の怪獣映画ファンが観ても十分楽しめる作品になっています!!
何でもギャレス・エドワーズ監督は「ゴジラ」映画のファンだそうで、そうでなかったらこんな映画撮れないですよねぇ。
アメコミの映画化にしろ、怪獣映画にしろ、こういうジャンルの作品は、そのジャンルの作品が好きな監督に撮らせないとダメですよね~。
ゴジラvs軍隊の戦いがメインになると思いきや、もう1種類怪獣が登場します!!この展開にまず驚き!!
「ゴジラVS怪獣」なのね!!
ゴジラ映画なのに、なぜか冒頭からストーリーのメインが、もう1種類の怪獣といのも面白い展開です。
ゴジラの恐怖が前面に出てくる作品だと思っていたので、ちょっと肩すかしを食らった感じでしたが、これはこれで面白かったです。
今作に登場するもう1種類の怪獣を倒すための存在として、ゴジラがゆっくりと登場することで、ゴジラの恐怖感が弱くなっちゃているのが難点と言えば難点かもしれないですが、面白いのは確かです!!
ハリウッドで作ったゴジラ映画として、十分満足出来る感じの作品になっています。
世界最強の軍隊のアメリカ軍も、電磁パルスを出す怪獣の影響で兵器を使えなくなってしまう設定とかって、うまいですね!!
ゴジラ映画の熱狂的なファンがどう観るかは分かりませんが、自分的には今作はゴジラシリーズの中でも、かなり上位にくる感じです!!
ところで、吹替え版のヒロイン、エリザベス・オルセンの声に弱冠の違和感が!!
調べてみたら、やはりタレントの波留さんが吹替えてました。自分は芸能人にうといので知りませんでしたが、女優、モデルさんのようです。2006年くらいから活躍しているらしいので芸歴はけっこう長い女優さんなんですね。
こういうタレントを使ったエンターテイメント作品の洋画の吹替えは、もう止めて欲しいですねぇ。話題作りになったんでしょうか??
自分はゴジラシリーズ全作、すべてを観ているようなファンでないんです!!2、3作品みていない作品があるのであまり偉そうなコト言えないですが、自分的には、正義の味方のようなゴジラの作品とか、ゴジラの子どもがでてくるような作品よりは断然スキです。 70点
GODZILLA ゴジラ[2014] DVD2枚組 | |
アーロン・テイラー=ジョンソン,渡辺謙,エリザベス・オルセン,ジュリエット・ビノシュ,サリー・ホーキンス | |
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GODZILLA ゴジラ[2014] Blu-ray2枚組 | |
アーロン・テイラー=ジョンソン,渡辺謙,エリザベス・オルセン,ジュリエット・ビノシュ,サリー・ホーキンス | |
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