『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
THE EXPENDABLES 3(2014年アメリカ)
監督 パトリック・ヒューズ
脚本 シルヴェスター・スタローン
クレイトン・ローゼンバーグ
カトリン・ベネディクト
原案 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローン
ジェイソン・ステイサム
メル・ギブソン
ドルフ・ラングレン
ウエズリー・スナイプス
アントニオ・バンデラス
テリー・クルーズ
ランディ・クートゥア
ジェット・リー
ハリソン・フォード
アーノルド・シュワルツェネッガー
ケラン・ラッツ
ロンダ・ラウジー
■ストーリー■
バーニー・ロス率いるエクスペンダブルズたちは、存在しないはずの刑務所に収監され行方不明になっていたエクスペンダブルズの初期のメンバー、ドクをスワジランドから救いだす。ドクを救い出したその足で、早速CIAからの任務にあたるのだった。その任務とはCIAにとって都合の悪い武器商人ミンズを亡き者にすることだった。
準備も整い、作戦を実行しようとしたとき、バーニーは、ミンズがかつてエクスペンダブルズのメンバーで、自分が殺したはずのストーンバンクスであることを知るのだった。一瞬の機会を逃したバーニーたちは、逆襲にあい退却を余儀なくされるのだった…。
■感想■
シルヴェスター・スタローンが、アクションスターに声をかけ作り上げたアクションスター大作「エクスペンダブルズ」シリーズ3作目。
実は、1作目も2作目も記事にしていないんですよね。
観た映画の備忘録と自己満足の感想のつもりで始めたこのブログ。余りにも記事にする数が少なく、備忘録にもなっていない…。
そこで、今作の感想の前に、1作目、2作目の感想を一言づつ。
1作目『エクスペンダブルズ』(2010年)は、出演者にすごいメンバーを揃えたっていうコトだけがすごいという作品に!!
メンバーの紹介編も兼ねていたためか、主人公たちばかり目立って、敵の魅力が薄かったのが残念!
スティーヴ・オースティン、ゲイリー・ダニエルズとい魅力的な悪役をキャスティングしているにも関わらず、見せ場がほとんど無し状態!!敵のボスがどんな作品にでも出演する印象のエリック・ロバーツ。はっきり言ってヘンリー・シルヴァよりもどんな作品にでも出演している印象。エリック・ロバーツは、余りのも数多くの作品に出演しているので日本ではほとんどが公開。
ドルフ・ラングレンと仲たがいしたり、ストーリーに今一まとまりがない感じに…。
2作目『エクスペンダブルズ2』(2012年)は、敵役にジャン=クロード・ヴァン・ダムと、スコット・アドキンスを揃えながら、主人公側にチャック・ノリスが参加!ドルフ・ラングレンとも仲たがいせず、アーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスも本格参戦で、弱い者いぢめ状態に!!でも1作目よりはるかに面白い作品に。
で、3作目の今作ですが…。
「面白い!」「面白すぎ!」
1980年代チックのアクション映画ファンが求めているものすべてが!!
主人公たちが、若手メンバーを含めて、全員があり得ないアクションしすぎですけど、映画ですからね!!
若手メンバーの格闘のプロの女性メンバーが、銃撃戦も完璧だったり、ビクター・オルティス演じる兵器の開発者として活躍シーンがなかったりしますが、そこは大目に見ちゃいます。
全体的に若手メンバーも活躍するシーンがあまり無かったです!!ちなみに演じた女性メンバーを演じたロンダ・ラウジーは格闘家、ビクター・オルティスはプロボクサーだそうです。
何回も書いちゃいますが「面白すぎ!」
こういうアクション映画の悪役にありがちな展開ですが、絶対に有利な立場にいるのに、メル・ギブソンも、もったいぶっているから主人公たちの反撃に。
冒頭のウエズリー・スナイプスを救出するシーンだけでも、普通のアクション映画だったらクライマックスシーンなみの迫力!!
なんで捕まっていたか聞かれ「脱税さ」と答えるウエズリー・スナイプスのシーンとか、みんなニヤニヤしちゃいますよね~。
悪役のメル・ギブソンも迫力があって良かったですね!!脚本の魅力もあるんでしょうが、ジャン=クロード・ヴァン・ダムより悪役として迫力ありました!!
迫力満点!!
映画以外の話題も影響しちゃっているのかもしれませんが、顔も目つきも怖すぎ!!
チャック・ノリスは、前作でオイシイ役を演じていましたが、今作では、やたら口数の多い殺しのプロを演じたアントニオ・バンデラスがオイシイ役を演じています。アントニオ・バンデラスのこの役を観て感動しないアクション映画ファンなんて少なくないはず。
ペラペラと昔組んでいた仲間たちミンゴ、トレス、タイガーのことを話していて、実はこの仲間たちの話が観客を感動させる伏線に!スタローンがその話をしっかりと聞いていることも感動を呼び起こします!!
ギャラで出演を断った、ブルース・ウィリスも出演すれば良かったのに…。何でも300万ドル(1日75万ドルで4日間)の申し出に400万ドル要求したとか。1日75万ドルで断るってハリウッドスターの感覚オカシスギでは??
何の作戦もなく、体力と武器だけを頼りに乗り込んでいって、無事に作戦を成功させちゃうあたり、いかにも1980年代チックで、最近の映画ファンにはバカにされそうな感じですが、映画だから楽しんじゃいましょう!!
ランニングタイム126分の作品ですがエンドクレジット抜きにすると2時間弱の本編!
短すぎ!!もっと観ていたかったのに!!あと20分くらい長くても良かったのに!!あっと言う間の2時間です!!
日本語吹替版のキャストも、豪華なメンバーで安心して観れます!!
シルヴェスター・スタローン(ささきいさお)、ジョン・ステイサム(山路和弘)、ドルフ・ラングレン(大塚明夫)、ウエズリー・スナイプス(江原正士)、メル・ギブソン(磯部勉)、ハリソン・フォード(村井國夫)、ジェット・リー(池田秀一)、アーノルド・シュワルツェネガー(玄田哲章)
と、軽い吹替ファンの自分も大満足でした!!
ちなみに、アントニオ・バンデラスの声は東地広樹が吹替てます。 100点
1作目、2作目も