『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』
BLOOD TIES(2013年アメリカ、フランス)
監督 ギョーム・カネ
脚本 ギョーム・カネ
ジェームズ・グレイ
原作 ミッシェル・パペ
ブリュノ・パペ
出演 クライヴ・オーウェン
ビリー・クラダップ
マリオン・コティヤール
ミラ・クニス
ゾーイ・サルダナ
ジェームズ・カーン
■ストーリー■
1974年、ニューヨークのブルックリン、殺人事件で服役していたクリスが出所してくる。出迎えた弟のフランクはニューヨークの警官となっていた。クリスは堅気となって地道に生活を送ろうとするが、社会は前科者に厳しく、結局会社もクビになってしまうのだった。そんな時、昔の仕事仲間から仕事をするよう持ちかけられるのだった…。
■感想■
ギョーム・カネ監督のノワール”Les liens du sang”(2008年)を、自らセルフリメイクしたノワール物。
原作はブリュノ・パペ、ミシェル・パペの”Deux freres, un flic, un truand”。
オリジナル版は未見なのでわかりませんが、リメイク作の今作は、舞台はニューヨーク、時代設定は1970年代になっています。
ノワール物としては、1970年代のニューヨークがイメージにピッタリだったんでしょうね。
作品の雰囲気としては、1970年代のアメリカのTVシリーズ「刑事コジャック」からコジャックのキャラクターを外して、2話分を1本の映画にした感じ。これって、ほめているのか、けなしているのか、全然イメージ湧かないですよね!!
大体、今の若い映画ファンに「刑事コジャック」って言っても分からないですね。
とにかく1970年代の雰囲気が良く出ているってことです!
街並みはもちろんのこと、画面のざらついた感じとか良くここまで1970年代風に作ったもんだと感心しちゃいます。キャスティングも、クライヴ・オーウェンにビリー・クラダップが良い感じです!しかもジェームズ・カーンも!!
1970年代の雰囲気が好きな映画ファンにはオススメです!!
最後のクライマックスの駅での、タイミングピッタリの展開がいかにもフレンチノワールぽくて、フランス映画ファン以外には 「タイミング良すぎ」とか突っ込みが入りそうですけど、自分はこういう展開は大好きです!! 60点
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