『テリトリー8』
TERRITORY 8(2013年アメリカ)
監督 ケリー・シュワルツ
脚本 ケリー・シュワルツ
出演 マイケル・A・タスハウス
ヒュン・ウォン
スチュー・チェイケン
■ストーリー■
アメリカ、ネバダ州の化学工場で事故が発生し、工場が爆発、化学薬品が漏れ一帯は避難地区になる。工場の会社は、漏れた薬品の被害を抑えるため植物学者のイーライ・ドルトンを派遣し対策を講じるのだった。研究の末、土壌の草木は回復に成功するが、ドルトンと働いている化学者シンは中国からのスパイで、その新種の薬品を使うために中国から指示されていたのだった。
また、工場から112キロも離れたテリトリー8地区にある地方の町では、住民たちが、化学薬品が含まれた飲料水を飲んで死んでいく症状が発生していたのだった。
■感想■
新種の化学薬品による被害を描いたディザスタームービー。
と、思っていたら、工場の緊急避難シーンはすぐに終わり、数か月後、化学薬品の被害を抑えるためにやってきた科学者のドラマに急展開!
あれ、ずいぶん、思っていた印象と違う…。
中国のスパイも絡むと思ったら、冒頭シーンだけで、その後は全然ストーリーに絡まない!!
ならば、このスパイの要素は全然必要ないのでは??
「どうなった??スパイ話??」
とにかく工場内の部屋と、田舎町がちょこっと出てくるだけの超低予算のサスペンス映画でした。それも全然盛り上がらないサスペンスドラマ。
いっそのこと、”サスペンス”を取っちゃって、「普通のドラマ」に分類した方が良いかも??と思うくらいの作品でした。
登場人物も少なく、ストーリーもダラダラした感じで、超低予算!!
久々に観ちゃいましたZ級映画。
娘が感染して、研究所(工場?)に潜入してくるオヤジが、暴走しすぎ!
関係者を殺そうって、逆恨みしすぎでしょ。
もし、娘が元気になったら、町に戻って何ていうつもりだったんでしょう??
普通は、化学者に治療薬作らせるとかするでしょう!!
今作に比べたら、同じく感染をテーマにした作品で、ブライアン・ボズワース主演のB級アクション映画『スピル最終汚染』(1996年)が、A級のアクション映画に思えちゃいます。
今作のオリジナルのランニングタイムは96分みたいですが、日本でリリースされたのは81分版です。確かにカット版をリリースしたい気持ちは良く分かります!!
今作の96分版って、もっとゆっくり展開しているってことですよね。どんなシーンが日本リリース版より足されているんでしょうねぇ?? 20点
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アメイジングD.C. |