『マイ・ロボット』
MOJ DIDA JE PAO S MARSA(2019年クロアチア)
監督:マリナ・アンドリー・スコップ
ドラジェン・ジャルコヴィッチ
脚本:パヴリカ・バジシク
ブランコ・ルジック
原案:イレーナ・クレセリック
出演:ラナ・フランジェク
ニルス・オル・オフトプロ
ペトラ・ハルニジョヴァ
フランコ・マスコヴィック
マルコ・プレスニック
■ストーリー■
ある夜、空から降ってきた何かの衝撃で家は大破、生き残った若い女の子はエイリアンを目撃するのだった。
30年後、ウーナはクラスであまり友達のいない子だったが、家には大好きなおじいちゃんがいた。ウーナのおじいさんはおならをエネルギーに変える装置を作るような変わった発明家だった。ある夜、おじいさんが空飛ぶ宇宙船にさらわれる現場を目撃するのだった。衝撃で気を失ったウーナは翌朝、おじいさんの部屋の地下室で言葉を話すロボットを発見するのだった。
ロボットは恒星船パイロットKD ZTX DP-11で、カシオペヤ座のパルセウス星からやってきたというのだ。ペルセウス星では惑星の住人が進化し肉体を捨て不死身になりエネルギー体になったのだった。しかし、不死身になったため他人と関わることをやめたため孤独になってしまった。ペルセウス星人は、他の星の住人の幸せを研究し孤独の対処法を探っていた。スリングショットで、この地球に近づいた化学者はロボットの注意を聞かず、惑星への興味のまま地球に降り立ち宇宙船は壊れ、ヒューマノイドを殺してしまったのだった。その罪滅ぼしのように殺したヒューマノイドに乗り移ったというのだった。そのヒューマノイドがウーナの祖父ということだった。スリングショットは30年間に1度、24時間だけ行うことができるということだった。ペルセウス星人は、ウーナの祖父のエネルギー体を星に連れて帰ろうとしていることを知り、ウーナは祖父を連れ戻すため、ドードーと名付けたロボットとペルセウス星人を探すのだが、、、。
■感想■
数々の映画祭で賞を獲ったクロアチアのファミリー向けSci-Fi映画。
オーストラリアの【SciFi映画祭】を始め、世界各国の映画祭で堂々11冠の作品です。
【SciFi映画祭】2019年(オーストラリア)
主演女優賞(ラナ・フランジェク) 受賞
【プーラ映画祭】2019年(クロアチア)
撮影賞 受賞、ベスト・ビジュアルエフェクツ賞 受賞
【オリンピア国際映画祭チルドレンとヤングピープル】2019年(ギリシャ)
長編映画賞 受賞
【コルカタ国際カルト映画祭】2020年(インド)
Golden Fox Award 最優秀ファミリー・チルドレン映画賞 受賞、ファミリー・チルドレン映画賞 受賞
【コルタカ国際カルト映画祭】2019年
CICFF Award ファミリー・チルドレン映画賞 受賞
【フリックス映画祭】(イギリス)
長編映画賞 受賞、最優秀主演女優賞 受賞、最優秀キッズ映画賞 受賞
【ニアナザレ国際映画祭】2019年(イスラエル)
ファミリー・チルドレン映画部門 審査員賞 受賞
ノミネートは2019年の【モロディスト国際映画祭】でティーン映画コンペティションでノミネートされています。
ファミリー映画としては、ごくごく普通の作品でいくつも賞を獲るほどかと聞かれると、、、そうでもないかも??
そんな感じの作品でした。
今作はクロアチア映画ですが、クロアチアの映画ってあまり観たコトがないかもしれないかも??
今度いつか観たことがある映画の製作国の記事も書いてみようかな??と思っています、、。
事件らしい事件も起きず、おじいさんがエイリアンだったとか(エネルギー与えて生きている??)すぐにネタが割れて、ヒロインがおじいさんを探すことをメインに物語は進んでいきます。
もっと、世界中が巻き込まれるようなハードSci-Fi映画だと(勝手に)思い込んでいたのでちょっとビックリ(自分だけです、、、。)
恒星船パイロットのロボットやおじいさんを連れ戻しにきたロボットとかヴィジュアルとかSci-Fi映画として最低限のところはちゃんと押さえています。
小さな子どもとかは、けっこう楽しめるかも??
ランニングタイムも79分と、すごーく短め。あっという間に終わっちゃいます。
90分枠の地上波の映画枠でもほとんどノーカットで放送できちゃう長さ、、。もう1980年代にあったそんな映画枠ないですけど。
ポップコーン食べ終わる前に終わっちゃう??さすがにそれはないですね、、。