『事件物件 呪縛の連鎖』
THE WITCH IN THE WINDOW(2018年アメリカ)
監督:アンディ・ミットン
脚本:アンディ・ミットン
出演:アレックス・ドレイパー
チャーリー・タッカー
アリヤ・バレイキス
グレッグ・ノートン
■ストーリー■
サイモンは12歳の息子フィンを連れてニューヨークからバーモント州の田舎の湖の湖畔にある家にやってきた。サイモンは古い家を転売目的で購入して、フィンと家を改装しようとしていたのだ。
早速、家を改修しようとしたところ、近所に住むルイスから、この家の噂を耳にするのだった。以前、この家に住んでいたリディアという女性は周りから魔女と呼ばれいたが、あるとき事件が起きた。夫と息子が農機具に巻き込まれて死亡してしまった。そして、窓辺に座って外に向って座っていたが、ある夏全然動かなくなってしまい、もしやと思い周りの住民が家に行くと心臓麻痺で死んでいたという家だった。
フィンは家の中からおかしな音がするのに気づくのだった。そして、ある日、2階の窓辺に老婆の姿を発見するのだった。
■感想■
魔女と呼ばれていた女性が住んでいたと言われる家を購入した(転売目的ですが、、)男を描くオカルト映画。
ランニングタイム77分と、超短めなので、あっという間に観れちゃいます。
ストーリーは良く分からないですが、吹替えもついているし、77分だしギリギリ及第点って感じの作品でしょうか??
タイトルは、某日本映画に便乗した感じですが、なぜ邦画のタイトルに便乗??
間違えて借りられる確率は、異様に少ないはず。
しかも、今作のようなホラー映画を観ようと思っている映画ファンが、逆に気づかず観ないような気が、、。
今作もGEO先行レンタル(2021年2月10日)作品ですが、同じようにGEO先行レンタル作品で便乗タイトル作品でオランダのホラー映画『風鳴村』(2016年)がありましたが、、、。このタイトルは逆効果な気がしちゃうのは自分だけ??
全然怖くないです。ジョージ・C・スコット主演、ピーター・メダック監督の『チェンジリング』(1979年)よりも怖くないオカルト映画です!!
近所に住むルイスから、「この家は不動産屋から聞いたかもしれないけど、以前、魔女と呼ばれていた女性が住んでいた家だよ」って言われた時点で、想像がついちゃうような展開が待ち受けています。
でも、音楽とかで怖がらせるようなシーンもなく、77分しかないのに、離婚して妻ビヴァリーに預けていた息子フィンとの交流を延々と描いていて、ホラー映画というより、ファミリー映画だったっけ??みたいな中だるみもおかげで、本当に怖くない作品になっちゃってます。
家の改修シーンとか、そんなに必要??
監督&脚本のアンディ・ミットンはそこまで考えていたのでしょうか??
アンディ・ミットンは今作以外の作品も、『リクイッド・ウッズ 樹海』(2010年)、『WE GO ON 死霊の証明』(2018年)で日本で作品が公開されています。オムニバス映画『5 FEARS ファイブ・フィアーズ』は未見です。
今までの作品の中では1番良かったかも??短いしストーリーも幽霊屋敷(魔女)物の定番的なストーリーでわかりやすくて、、。
最後の方の展開で、どうやら以前住んでいたのはやはり魔女だったらしいコトが分かりますけど、結局なぜ家に閉じ込められていたのか??何をしたかったのか不明のまま終わっちゃいます、、。
ニューヨークのような大都会に行きたかっただけ??
ホラー映画度 ★★★
魔女の行動の意味不明度 ★★
タイトル便乗度 ★★★★★
怖くないと言っても、一応ホラー映画としてって意味ですので、ホラー映画が苦手な方や、ホラーが怖いと思っている小さなお子さんは観ないように、、。
なんか不思議な作品を観た印象を持ちました!!
■日本語吹替キャスト■
サイモン :山下 大穀
フィン :北村 さちこ
ルイス :川端 快彰
ビヴァリー:高橋 春香