『ハード・ナイト・フォーリング』
HARD NIGHT FALLING(2019年イタリア、アメリカ)
監督:ジョルジョ・ブルーノ
脚本:アレッサンドロ・リッカルディ
ジョルジョ・セラフィーニ
原案:アレサンドロ・リッカルディ
出演:ドルフ・ラングレン
ナタリー・バーン
ハル・ヤマノウチ
マリオ・オピナート
■ストーリー■
インターポールの捜査官、マイケルは武器密輸の捜査のあと、ロッシーニ邸で行われるパーティに参加する。久しぶりに会う妻メアリーと娘ダイアナも一緒に呼ばれていた。盛大なパーティの途中で武装集団が襲撃してくるのだった。メアリーとダイアナと逃げるマイケルだったが、途中でメアリーが人質として捕われてしまうのだった。マイケルはインターポールの仲間の捜査官に連絡、武装集団からメアリーや人質を救い出そうとするのだった、、、。
■感想■
ドルフ・ラングレン主演のイタリアのアクション映画。
奥さんを人質に取られながらも犯人グループに立ち向かうドルフ・ラングレンの活躍を描くはずなんですが、、、。
全然盛り上がらず、ユルユル、、、ただアクションシーンが映っているだけ。
最初の武器密売組織とのシーンも本編と関係なし、、。
ランニングタイム、わずか85分の作品なのに。だれまくりで緊張感が異様に低い、、。アクション映画で、それなりにアクションシーンもあるのに全然盛り上がらない!!
音楽と編集がもっとちゃんとしていればもう少し面白くなったかもしれないですけど、、。
もちろん、ストーリーが、1番どうしようもないんですが、、。
襲われるロッシーニの娘サラが、武装集団と組んでいたとか必要ないような無駄な設定が、、、。
武装集団も武装してるのに、ドルフ・ラングレンや、ラングレンの仲間にやられまくり、、。
それに、ドルフ・ラングレンもほとんど活躍せず、、。良いところは同僚(部下??)のエマ役のナタリー・バーンに持っていかれてるし、、。
武装集団も、半分くらいはナタリー・バーンが倒してる??
今作を観た映画ファンの多くは、ドルフ・ラングレンの活躍シーンが観たいと思っているはずなのに、それがあまりない!!それが、しっかりあればストーリーが少し穴だらけでも、全然きにならないのに、、(多分)
こういったB級、C級系のアクション映画に言ってもしょうがないんですけど、なぜ、いまどきの作品なのに、インターポールの捜査官たちが主人公なんでしょう??
インターポールって、現場に出て行って銃やナイフを振り回すような捜査官っているんでしたっけ??1970年代の情報があまりオープンでなかった時代の作品なら良いんですけど2010年代の作品で、この主人公たちの設定って??
監督は、低予算のゾンビ映画『ラスト/ナイト』(2016年)のジョルジョ・ブルーノ。
脚本の1人が『ゲーム・オブ・デス』(2010年)、『レイジング・コップス』(2013年)、『アウトレイジ・ギャング』(2013年)、『ジャスティス・ウォー 正義の代償』(2013年)、『追跡者の掟』(2019年)のジョルジョ・セラフィーニなんで、期待もしていなかったんですが、想像通りのデキの作品でした、、、。
でも、ジョルジョ・セラフィーニって、ドルフ・ラングレンの作品でけっこう脚本書いているんですよねー。上記の『レイジング・コップス』、『アウトレイジ・ギャング』、『ジャスティス・ウォー 正義の代償』、『追跡者の掟』と今作と、ドルフ・ラングレン出演作を5本も、、。相性が良いんでしょうか??
出演は、ドルフ・ラングレンより活躍しちゃっているナタリー・バーン。『マーメイド NYMPH』(2014年)、『アウェイクン 監禁島』(2015年)等に出演しています。
■日本語吹替キャスト■
マイケル :綿貫 竜之介 ゴロー :頼 孝延 エマ :後藤 唯 メアリー :大久保 藍子
ロッシーニ:満仲 和樹 サラ :古屋 綾香 ジュナ :清里 孝也 ダイアナ :知 愛
マリアーニ:斎藤 響 スコット:小林 全 フランク:新井 啓能 ガブリエレ:岩見 聡文
ビアンキ :渡部 康大 サルディ:松島 潤 ヤンコ :板垣 優稀