『OSIRIS オシリス』
SCIENCE FICTION VOLUME ONE THE OSIRIS CHILD(2016年オーストラリア)
監督:シェーン・アビス
脚本:シェーン・アビス
ブライアン・カチカ
出演:ケラン・ラッツ
ダニエル・マクファーソン
ルーク・フォード
イザベル・ルーカス
テムエラ・モリソン
レイチェル・グリフィス
□■□ネタバレあり□■□
ストーリー、けっこう(かなり)先まで書いちゃいました!観てから読んで下さい。
感想でも最後に触れてます。
■ストーリー■
第1章 インデイアナ州
ケイン・サマーヴィル中尉は、トリニティ星系の任務中、単純なミスで事故を起こし部下のほとんどが退場してしまった 事故は薬物使用のためと疑われたが証拠がなく、パイロットの功績が認められ罪には問われなかった。そんな家族と離れて暮らす父親ケインに会いに娘のインディがやって来たのだった。
そんなとき、凶悪犯を収容する刑務所が破られ囚人が脱走、また怪物が人々を襲っている事件が発生していた。怪物はラグドと呼ばれ新たな惑星の植民地化に軍事利用するため人工的に繁殖させたものだった。組織は脱走した囚人が危険な第6級生物兵器に感染しているとニセの情報を流し、銀河系を守るため惑星そのものを破壊しようとしていた。ケインの上司が秘かに真実を話してくれたため、首都にいる娘のインディを助けに基地を脱走するのだった。
飛行艇で基地から脱出したケインは脱走した囚人サイ・ロンブロックと出会い、協力しながら首都を目指すのだった。
第2章 政略結婚
オヴィール刑務所では囚人たちが厳しい環境に置かれていたがサイたち囚人仲間は独房から抜け出す計画を立て食堂で争いを起こすのだった。
第3章 猛獣の調教師
ケインとサイは山にある密売品の取引所を目指すのだった。密売品の取引所のバーでケインはトラブルを起こすものサイによりバスを手に入れることに成功するのだった、、。
第4章 明白なる運命
囚人サイは仲間のヴィムがラグドにされ、その後自分もラグドにされようとしたが、そのとき仲間の手配で刑務所を無事脱出、刑務所ではラグドが放たれ刑務所は大混乱に陥るのだった。
第5章 長き道のり
武器を入手したケインとサイは首都を目指すのだった、、。
第6章 始まりの罪
サイが2年前に起こした事件が描かれるのだった、。
第7章 1年後
事件から1年後、惑星に調査に2人が降り立つのだが、、。
■感想■
シェーン・アビス監督&脚本のSci-Fi映画。
前回、シェーン・アビス監督『INFINI インフィニ』(2015年)を記事にしたので今回は同じ監督のSci-Fi映画を記事にします。
『INFINI インフィニ』を観たときもSci-Fi映画が好きなんだろうなぁ、、と思ったんですが、今作を観てより一層そう思うようになりました。
時間軸が行ったり来たりしちゃうんですが、、その必要性があったかどうか、、。
また映画全体を7章に分けているんですが、、その7章に分けたのも、、。効果的とは思えないんですが、でも監督&脚本家のシェーン・アビスは章に分けたかったんでしょうねぇ、。
あと、第1章がやたら長くて第2章とか第6章とかすごーく短いんですけど、、。
惑星を支配している組織も、なんであんなコトしているのか、、。囚人を改造していたってコトですよね、。
ばれたら、大事件になっちゃうってわかってるのに、堂々とやり続けてるって、、危機管理能力が低すぎるのでは??あんな怪物を作っても、対応できる惑星そんなに多くないのでは??いうこと聞かない怪物ってことですよね、。
囚人が怪物を刑務所から解放しただけで、こんな惨状になっちゃうんだからいくらなんでもひどすぎ!!
と、突っ込みどころもありますが、メジャー作品でなくこれだけのSci-Fi映画になっていれば十分です!!
空中戦あったり、怪物との市街戦あったり、色んな小道具もSci-Fi映画的でSci-Fi映画ファンなら、かなり楽しめるはず!!多分。
満足度はすごーく高いです!
娘のインディを助けるものの結局、植民地惑星を破壊した組織側が勝利しちゃった感じだし、良く考えなくても暗い作品ですよね、。登場人物退場しまくりだし、、。この暗さは1970年代のSci-Fi映画みたい、。
あえて、説明しなくても良いケラン・ラッツ演じる登場人物サイの過去とか、、観てて暗い感じに、。
凶悪犯が送られる辺境の惑星の刑務所に来ちゃてるし、、。
2017年の【オーストラリア・映画TVアカデミー賞】のヘアー&メイクアップ賞にノミネートされました。
Sci-Fi映画度 ★★★★★
1970年代度 ★
インディ以外退場か怪物に度 ★★★★★
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