『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
BAJRANGI BHAIJAAN(2015年インド)
監督:カビール・カーン
脚本:カビール・カーン
パルヴェーズ・シーク
V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
原案:V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
出演:サルマーン・カーン
ハルシャーリー・マルホートラ
カリーナ・カプール
■ストーリー■
パキスタンの山で育った少女シャーヒダーは誰とも話せないでいた。やはり、5歳まで話せなかったが聖者廟に行ったおかげで話せるようになったという村人の意見に従い、母親はシャーヒダーをデリーの聖者廟に連れていくことにするのだった。デリーに向かう列車で母親が寝ている間に、シャーヒダーは降りてしまうのだった。シャーヒダーはそばの貨物列車に乗ってインド側に行ってしまうのだった。
迷子になったシャーヒダーをインドの少女と思った若者パワンは家に連れて帰り面倒を見るのだった。しかし、ある日、クリケットの試合のTV中継で、シャーヒダーがパキスタンを応援していることから、彼女がパキスタン人と分かり国に返すよう家を追い出されてしまうのだった、、、。
■感想■
迷子になったパキスタンの少女を母親のもとへ送り届けようとするインドの若者を描くドラマ。
あまり観ないインド映画ですが、旧作の紹介を見ていたら面白そうな作品だと思いレンタルしてきました!
本国インドで大ヒット!世界中でもヒットした作品です!!
全然ノーチェックで、今作のコト、スルーしてました、、。
インド映画って、『ムトゥ踊るマハラジャ』(1995年)、『女神は二度微笑む』(2012年)、『バーフバリ 伝説誕生』(2015年)の3作品しか観たことないかも??
正確にはもう1本観ていました、、。中国との合作『カンフー・ヨガ』(2017年)がありました、、。
インド本国で製作される映画の数はもちろんですが、日本でもそれなりの作品が観れるのに、この少なさ、、、。
香港映画だったら、どんな作品でも観るようにしていた時期もあり、今でもイタリア映画だったらエンターテイメント作品すべて観るみたいにしているのに、、、インド映画は全然観ていない、、。
なにせ、あのランニングタイムが、、。
80分の映画2本分ですからねー、。
今作は、インド国際映画祭の【ナショナル・フィルム・アワード】をはじめ、インドの色んな映画祭で賞を受賞しています!!たくさん受賞しているので全部書いたら、それだけで記事が終わっちゃうので、少しだけ書くと
【ナショナル・フィルム・アワード】2016年 インド
健全な娯楽を提供する大衆映画賞 受賞
【フィルム・フェア・アワード】2016年
ストーリー賞 受賞
作品賞、監督賞、主演男優賞 ノミネート
【スタードスト・アワード】2016年 インド
作品賞 受賞
ところで、今作ですが、出てくる人が一部を除いてみーんな良い人!
平和な作品です!!
普段、こんな平和な感動的な作品は観ないので、これも感想書きにくい!!
インド映画なので、ランニングタイムは他の国の作品より少しだけ長めの159分!
でも、あんまり長さも感じないです!!
とにかく、あっという間に終わります!!
最後の方の展開に、「あんなコトになるわけない!!」とか言わずに素直に感動的なシーンでウルウルしながら観るのが正しい見方なんでしょうねぇ、、。
インドやパキスタンの政治的背景とか知らなくても十分面白く観ることができます。
でも、2国が対立していることとか最低限の知識は仕入れておいて観て下さい!!
宗教の違いとかも出てきます。
でもバジュランギをインドに引き渡してしまった、国境警備隊(軍隊?)の隊長や、捕えていた警察署の署長??もあのあとどうなっちゃうんでしょう??
そんなコトの方が気になっちゃいました!!
素直に感動度 ★★★
観やすい度 ★★★★
続きの方が気になっちゃう度 ★★★
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