『マーダー・フィルム』
MIDNIGHT MOVIE(20081年アメリカ)
監督:ジャック・メシット
脚本:ショーン・フッド
マーク・ガーベット
ジャック・メシット
出演:レベッカ・ブランディス
ダニエル・ボンジュール
グレッグ・シラルニック
マンデル・モーン
スタン・エルズワース
■ストーリー■
テッド・ラドフォードが40年前に作ったホラー映画“DARK BENEATH”が5年ぶりにある町で上映されることになった。5年前、病院に入院していたラドフォードは検査のために病院で見せられた“DARK BENEATH”の上映中に大量殺戮を行い行方不明になっていた、、、。
人を怖がらせることにだけ興味を持ったラドフォードが、この映画にのめりこみ精神に異常を起こしていたのだ。5年前の事件を追う刑事、医者は映画館にラドフォードが現れるのではないか映画館にやってくる。何も知らない観客をふくめ、その映画が始まるのだが…。
■感想■
映画の中から殺人鬼が出てきて、現実に人間を殺し始めるっていうホラー映画。
映画の中から登場人物が現実側に出てくるっていうアイデア自体は、そんなに目新しいわけではないですけど、そのアイデアだけで1本ホラー映画を作っちゃいました!みたいな感じ、、。
映画の中の人物が現実に現れるって、『カイロの紫のバラ』(1985年)のホラー版??
っていうか、超有名な作品で、イタリアのランベルト・バーヴァ監督のホラー映画『デモンズ』(1985年)がありました!!
ホントのメジャー作品では『ラスト・アクション・ヒーロー』(1995年)も、、。
目新しさはないですが、なかなか面白い作品になってます!!やっぱり低予算映画も見せ方が良ければ面白くなるっていう良い例では??
今回、評価甘すぎ!!
自分でも、かなり甘い評価だと思っているので、わざわざ借りて観てつまらなかったらすいません、、。
殺人鬼の使う武器とかの設定とかも面白いですし、なかなか面白い作品になってます。
しかも、ある程度面白いのにランニングタイムが80分!!
み、み、短い!!
IMDbで確認すると今作のランニングタイムは82分のようなので、日本版は2分カットされたんでしょうか??観たときにチェックしていなかったので、記載のミスなだけで、日本版も82分の可能性もなくはないですが、、。
Z級の超手予算の観るのもツライ作品なら80分も長すぎかもしれませんが、こんなに面白いのに、80分!!
【シカゴ・ホラー映画フェスティバル】2008年
撮影賞、長編作品賞 受賞しています。
あまりに面白いから続編が製作されるのかな??と期待していたら、続編は作られませんでした。
少しだけ、残念!!
監督のジャック・メシットは、映画は今作以外は監督作がないようで、TVシリーズを監督しているようです。撮影が多いようです。脚本ではダニエル・ウー主演の中国、香港のサスペンス映画『控制 コントロール』(2013年)の脚本を書いています。
『控制 コントロール』は、うろおぼえですけど、Sci-Fi系のアクション映画だと思って観ていたら、最後は犯罪物になったという少しだけドンデン返し系の作品でした、、。
脚本家の1人、マーク・ガーベットは今作以外に『悪霊の餌食 ブラッディ・アイランド』(2009年)の脚本を書いています。こちらは未見です、、。
ショーン・フッドは『ハロウィン・レザリクション』(2002年)、『コナン・ザ・バーバリン』(2011年)、『ザ・ヘラクレス』(2014年)の脚本を書いています。
こういうホラー映画、話題にもなりませんでしたが、けっこう好きです。
音楽や削除シーンを編集して、本国アメリカでは2011年にDVD”Midnight Movie Killer Cut”がリリースされたようです。ホラー映画観る人が多くて、マーケットが大きいってコトなんでしょうけど、、うらやましいです。
今作の製作費は100万ドルなので、アメリカ映画で2008年の作品と考えると、少し低予算の作品になりますね。でも、100万ドルで今作が作れるなら大満足です!!
映画の中から殺人鬼の新味度 ★
続編あったら観たい度 ★★★
登場人物退場しまくり度 ★★★
TV朝日「ウィークエンドシアター」放映時の音声が、、。
映画館が舞台の1作目は大好きな作品です。
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