@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『未来帝国ローマ』(TV題『ローマ2072年虐殺のグラデイエーター』)

2020-12-01 22:36:35 | イタリア映画/SF

未来手国ローマ(TV題:『ローマ2072年虐殺のグラディエーター』)
ROME,2072 A.D. THE NEW GLADIATORS(1983年イタリア)
 監督:ルチオ・フルチ
 脚本:エリザ・ブリガンティ
    ダルダーノ・サケッティ
    チェザーレ・フルゴーニ
    ルチオ・フルチ
 原案:エリザ・ブリガンティ
    ダルダーノ・サケッティ
 音楽:リズ・オルトラーニ
 出演:ジャレッド・マーティン
    フレッド・ウィリアムソン
    ハワード・ロス
    アル・クライヴァー
    エレノア・ゴールド(エレノア・ブリリアドリ)

 ■ストーリー■
 2072年、イタリアのローマでは、ライバル局SSTVの番組”殺人バイク”視聴率に手を焼いていたWBSテレビのコルテスは、上司サムの指示で実際の「殺人競技」を番組を制作、放映することに。
 各国から集められた20人の死刑囚たちが参加させられ、優勝者には特赦が与えられることになっていた。
 ライバル局の番組”殺人バイク”のチャンピオン、ドレイクを参加させるため、ある計画を実行する。ドレイクの妻のスーザンを殺し、妻を殺した犯人を殺し死刑囚となったドレイクに釈放を条件に”殺人競技”に参加させるのだった。

  一方、ドレイクの妻殺しの犯人を殺したときの記憶の映像から、WBSの社員サラは、ドレイクが罠にはめられたことを知り1人調査を始めるのだった、、、。

 ■感想■
 ルチオ・フルチ監督のイタリアのSci-Fi映画。
 
 イタリアでは、当初の”マッドマックス2”+”ニューヨーク1997”の世界が独特に発展、近未来Sci-Fi映画のジャンルを作りました。
 その1本が今作。
 
 自分は、イタリアのこのジャンルの映画が好きなんです!!

 セルジオ・マルティーノ監督が描く傑作『ニューヨーク2019』(VHS題:『サイボーグ・ハンター ニューヨーク2019年』(1984年)。

 ジョー・ダマト監督の近未来の殺人ゲームを描くはずがミュータントを助けるストーリー『核戦士シャノン』(1983年)。
 
 エンツォ・G・カステラッリ監督の”マッドマックス2‟”物『カーバイオレンス』(VHS題『マッド・ファイター』)(1983年)。

 ロモロ・グェッリエリ監督、ウッディ・ストロード大活躍の『ラスト・ソルジャー』(VHS題『ザ・エクスキューター』)(1983年)。

 エンツォ・G・カステラッリ監督の”ウォリアーズ”+”ニューヨーク1997”『ブロンクス・ウォーリアーズ』(VHS題『ブロンクス・ウォリアーズ1990年の戦士』)(1982年)。とその続編『ブロンクスからの脱出』(1983年)。

 ジョー・ダマト監督の『近未来戦士テキサス2020年』(1983年)
 『ラスト・ソルジャー』のフィルム使い回しのみ有名な『レプリコップ 未来刑事』(1985年)
 劇場公開された『マッドライダー』
 
 アイデア豊富なイタリア映画なので、今作も殺人ゲームがメインと思いきや、濡れ衣を着せられた主人公のことを調査するヒロインが、TV局の重役失脚を狙った陰謀にたどり着きます、、、。
 と思わせて、人類を支配しようとする感情を持ったコンピュータ”ジュニア”の陰謀にまでストーリーが膨らんでいきます。

 単純なアクション映画が観たいのに、、、。

 今作ですが、どうしようもないくらいヒドイ特撮(レーザー光線??)、いかにもミニチュアな飛行物体、スピード感のないアクションシーンの連続ですが、、、
 それを補ってあまりある魅力の数々!
 素晴らしい音楽!
 不必要なまでのゴアシーン!
 複雑なストーリー!
 バラエティ豊かなキャラクターたち!すばらしすぎ!イタリアのエンターテイメント作品!!
 
 監督は『サンゲリア』(1979年)以降ホラー映画で有名になってしまったルチオ・フルチ。もともと何でも撮る監督なので、今作でも手堅く演出しています。
 脚本は『マッドライダー』、『暗闇の殺意』(1986年)のエリザ・ブリガンティと、『サバイバル・ショット恐怖からの脱出』、『呪いの迷宮ラビリンス・イン・ザ・ダーク』(1998年)のチェザーレ・フルゴーニと、数多くの脚本を手掛けているダルダーノ・サケッティ。アイデアが出すぎたのかすごく複雑で、最後は本格Sci-Fi映画に!!

 今作もどこかのメーカーさん、ブルーレイ化してくれないでしょうか??
 でも自分的には、TV吹替音源つきで『カーバイオレンス』『ニューヨーク2019』『ブロンクスウォーリーアーズ』と、字幕のみですが『核戦士シャノン』を優先的にブーレイ化でお願いします、、、。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ジョーズ・リターンズ』 | トップ | 『ザ・ビッグバン!!』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

イタリア映画/SF」カテゴリの最新記事