『バイオハザードⅡアポカリプス』
RESIDENT EVIL APOCALYPSE(2004年カナダ、イギリス)
監督 アレクサンダー・ウィット
脚本 ポール・W・S・アンダーソン
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ
シエンナ・ギロリー
ジャレッド・ハリス
オデッド・フェール
イアン・グレン
■ストーリー■
ラクーンシティの地下に設置された巨大企業アンブレラ社の研究施設ハイブが「T-ウィルス」に汚染され、なんとか生還したアリスはラクーンシティの病院で目覚める。アリスは人気の無い病院から町へと出て、廃墟と化したラクーンシティの様子からT-ウイルスが街に蔓延したことを知るのだった。
アンブレラ社は、Tウィルスに汚染されたラクーンシティを閉鎖し核攻撃をし町もろとも破壊しようとしていた。一方、町からの脱出に間に合わずラクーンシティに閉じ込められた特殊部隊STARSのジル・バレンタインや同僚、TVレポーターたちは逃げ込んだ教会でモンスターの襲われるのだった。絶対絶命のピンチのときアリスが現れ、モンスターを倒すのだった。アリスはジルたちと合流し、偶然街に閉じ込められたT-ウイルスの開発者アシュフォード博士の娘を救出し脱出を試みるのだった!
□■□1作目&今作のネタバレあり!□■□
■感想■
同名の超人気アドベンチャーTVゲームを映画化した『バイオハザード』(2001年)の続篇!
ストーリーはまさに前作の最後のシーンから始まります!アリスたちが生還した36時間後、アンデッドが徘徊する恐怖の街と化したラクーンシティから、前作の主人公アリスと、今作から登場のヒロイン、ジル・バレンタインたちが脱出するまでを描くホラーアクション!
ホラー色は色を潜め、アクション映画に!!
ホラー度 ★
アクション度 ★★★★
ヒロイン度 ★★★★★
前作は、映画の舞台が閉じられた空間ハイブからの脱出行を描く狭い空間でのサスペンス映画でしたけど、続編の今作は舞台がラクーンシティの街全体になり、舞台が空間的な広がりを見せて、色んなアクションシーンが次から次へと用意されてます。
今作では、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスが入院中に注射されたT-ウイルスの影響でスーパーウーマンになってます!前作のアリスも特殊部隊っていうことでかなりのスーパーウーマンでしたけど、今作ではホントのホントに文字通り“スーパーウーマン”になってます!!
前作でもアリスはドーベルマン犬が変異した怪物ケルベロスを、空中三角ケリで倒してましたけど今作ではネメシス以外に向かうところ敵無し状態!まぁ前作のケルベロスを倒すのだって異常ですけどね!普通だったら、今作のジルみたいに逃げるのが精一杯なのに!実際、ジルたちは逃げ切れずに教会に立てこもっちゃうしネ。
原作になったビデオゲーム「バイオハザード」のファンだ!っていうことで、今回もミラはノリノリでスーパーヒロインのアリスを演じています。ミラ・ジョヴォヴィッチも原作のビデオゲームのファンなら、前作では監督で今回は脚本で参加しているポール・W・S・アンダーソンも原作のファンっていうこともあり、まさに映画化とはこういうものだ!って感じで映画を作り上げてます!本当にビデオゲームの映画化はこういう風に作って欲しいです!
前作でのラスボス的なモンスター“リッカー”3匹に通常人のジルや仲間の警官が大ピンチなのに、アリスが教会へ現われ、1瞬で倒してしまうシーンには思わずしびれました!!!もう教会のこのアクションシーンを観るだけでも、今作を見る価値があります!!
見せ場といえば、ネメシスに追われたアリスが『ニキータ』(1990年)ばりにダストシュートに逃げ込むシーンには思わずニンマリしちゃいました!!
今作のスタッフもやりたかったのね、“ダストシュートの脱出シーン!!”(まぁ、『ニキータ』ではお皿を運ぶエレベーターでしたけどね…)
でも、ストーリー的にジルがTVレポーターに拳銃を渡して1人でアシュフォード博士の娘のアンジェラの捜索に行かせるシーンは、絶対におかしいです!ジルって警官なのに、一般人に拳銃渡して、調査に行かせるなんて!!
ジルみたいに特殊訓練受けてないんだから!TVリポーターは、まさにムダ死に状態です!
ゲームでの超強敵ネメシスのキャラクターの扱い方とかで、TVゲーム版のファンの中には不満アリアリの方もいらっしゃると思いますけど、TVゲームと映画版とは別物と考えて、映画版は映画版で愉しみましょう!
ネメシスといえば、クライマックスでのアリスとネメシスとの対決シーンには思わずジ~ンときました。アリスの「私も化物だわ」みたいな発言するシーンで自分は大感動しました!!
もっともっとラストの方で飛行機の中で、爆風の影響で破片が飛んできて「あ、アリスが!!!」ってビックリするシーンがありましたけど、その次のシーンで、驚きの展開が!
結局、「パート3へ続く!!!」って!!!100点
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