『ザ・トーチャー拷問人』
THE TORTURER(2005年イタリア)
監督:ランベルト・バーヴァ
脚本:ランベルト・バーヴァ
ディエゴ・セスティーノ
アンドレア・ヴァレンテーニ
原案:ルチアーノ・マルティーノ
ダルダノ・サケッティ
ミケーレ・マッシモ・タランテイーニ
出演:エミリオ・デ・マルキ
カルラ・カッソーラ
シモーネ・コレンテ
■ストーリー■
劇団員のジネット・カゾーニは、演出家アレックス・シェルバのオーディションに参加する。
ジネットとアレックスはお互いに惹かれ合い関係を持つのだった。。ジネットは、アレックスの家でピアスを見つけるのだった。そのピアスは、数日前からオーディションに行ったまま行方不明になっている友人マーシャの物だった。
■感想■
ランベルト・バーヴァ監督のホラー映画。
原案はルチアーノ・マルティーノ、ダルダノ・サケッティ、ミケーレ・マッシモ・タランティーニ!!
すごいメンバーが原案の作品です!!この原案のメンバーをオープニングのクレジットで観ただけで超うれしくなっちゃいました!!
とにかく、イタリア映画ファンだったらニンマリする3人!!
ルチアーノ・マルティーノは、多くの作品で製作しているので有名な映画人です!
主な有名な作品は『パニック・アリゲーター悪魔の棲む沼』(1978年)、『ドクター・モリスの島フィッシュマン』(1979年)、『コンコルド』(1980年)を製作してます。
ダルダノ・サケッティは、イタリア映画ファンもお馴染みの脚本家!!
主だった作品をいくつかあげるだけでも、『デモンズ』(1985年)、『サバイバル・ショット 恐怖からの脱出』(1985年)、『キャロルは真夜中に殺される』(1986年)、『ベレッタの女 最後の誘惑』(1987年)、『アフガン・フォース戦場の黙示録』(1989年)、『地獄の女スナイパー』(1992年)等々、名作がいくつも!!
ミケーレ・マッシモ・タランティーニは『ソルジャー・ハンティング』(1988年)の監督です!!
ところで、1992年の『ボディ・パズル』以降、ホラー映画(正確にはミステリー映画です)の監督から遠ざかっていたランベルト・バーヴァですが、今作でホラー映画の世界に戻ってきてくれました。
映画界から離れてTV界で活躍していたみたいです。
「ホラー映画はあんまり好きでない」と言っていたなんてウワサを聞いたことがありますけど実際どうなんでしょう??
とにかく、しっかりホラー映画の世界に帰ってきてくれました。
帰ってきたのはウレシイですけど、でも、でも、相変わらずの作品でした!
この特長のないあんまり盛り上がらない演出が、ランベルト・バーヴァ監督の魅力といえば魅力ですからね。
演出力より何より、ランベルト・バーヴァ監督には、とにかくホラー映画をバンバン、数で勝負して欲しいです!
今作は、ジャッロ風の殺人劇になってますけど、登場人物が少なすぎでしょう!!
主なキャラクターが、ヒロイン、行方不明の友人、監督役のアレックス、アレックスの母親、アレックスの作品の製作者しかいないんですもんね。
この展開でアレックスが犯人のわけ無いですし、すぐに犯人が分かっちゃいます!!
ランニングタイム95分の今作ですけど、あと10分くらい短い方が良かったかも??
途中、あんまり盛り上がらない拷問シーンが延々と挿入されるので、そこを何とかカットして、もっと刈り込んで欲しかったです。
ランベルト・バーヴァ監督は今作の翌年の2006年にホラー映画“GHOST SON”も監督しているようなので、公開期待してます。
![]() |
ザ・トーチャー 拷問人 [DVD]キングレコードこのアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます