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『ストーン・コールド影に潜む』R・B・パーカー原作ジェッシィ・ストーンシリーズ

2005-11-09 22:29:04 | ミステリー
ストーン・コールド影に潜む
ROBERT B PARKER’S STONE COLD(2005年アメリカ)
 監督    ロバート・ハーモン
 脚本    ジョン・ファサーノ
        マイケル・ブランドマン
 原作    ロバート・B・パーカー
 出演    トム・セレック、ミミ・ロジャース
        ジェーン・アダムス、ヴィオラ・デイビス
        ポリー・シャノン、スティーブン・マクハティ

 ■ストーリー■
 マサチューセッツ州の小さな町パラダイスで、22口径の銃による射殺死体が発見される。元ロサンゼルス市警の殺人課に在籍し、今はパラダイスの町で警察署長をしているジェシー・ストーンは捜査を開始するが、事件の捜査の進展もない中、同じ手口の第2、第3の殺人事件が起きるのだった。ジェシーの捜査で、リンカーン夫婦という1組の夫婦が捜査線上に浮かんで来るのだが…。


 ■感想■
 ロバート・B・パーカーのミステリー小説ジェシィ・ストーンシリーズの4作目「影に潜む」(ハヤカワノヴェルス)の映像化作品です。
 
 元アメフト選手のブライアン・ボズワースが暴れる話ではないですからね。
 クレジットをみていたら“TELEPLAY BY”って出たんで、TVムービーだったんですね。
 調べてみたら、今作は、どうやらCBSのTVムービーみたいです。
 
 監督は『ヒッチャー』(1985年)、『ボディ・ターゲット』(1993年)、『ハイウェイマン』(2003年)のロバート・ハーモン。
 出演は、TVシリーズ「私立探偵マグナム」、『ハイ・ロード』(1983年)、『未来警察』(1985年)のトム・セレック。トム・セレックは、今作では製作総指揮も担当してます。
 元トム・クルーズの奥さんで『ウェッドロック』(1991年)に出演してたミミ・ロジャースが共演してます。
 トム・セレックもTVシリーズ「私立探偵マグナム」の契約問題がなければ、インディ・ジョーンズの候補だったのに…。トム・セレック版の“レイダース”映画『ハイ・ロード』も、期待した割りには、なんか普通の冒険映画だったし、劇場映画の代表作が無いですよね。
 
 小さな田舎町で連続殺人事件が起きる中、ハイスクールのレイプ事件まで起きて、ストーン署長大忙しです。
 TVムービーなんで、チャンネルを変えられるといけないので退屈しないように出来ていますけど、劇場作品に比べると今1つ迫力不足って感じです。
 肝心のミステリーの部分もトム・セレックが、容疑者の夫婦の家を出たあと
 「犯人はアイツラだ!
 って、ハッキリ言って、署長の勘だけです!!
 赤いエクスプローラーも一応は証拠ですけど。 
 ミステリー映画としては、なんか、すごく安易な気がしますけど…。
 で、実際、犯人がこの夫婦なんだから!!
 日本の2時間サスペンスみたいな感じ。
 
 ストーン署長って超能力者??
 でも、まぁ、原作の小説があるだけあって、何の期待もせずに観るには、十分面白いデキです!TVムービーだからと言って、安心していると、主人公ストーンのガールフレンドのアビーの扱いなんかちょっとビックリな展開が待っています! 60点

ストーン・コールド 影に潜む [DVD]
ジョン・ファサーノ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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『黒の怨』直球勝負のストレートホラー!

2005-11-08 00:14:59 | ホラー
黒の怨
DARKNESS FALLS(2003年アメリカ)
 監督    ジョナサン・リーベスマン
 脚本    ジョン・ファサーノ
        ジェームス・ヴァンダービルト
        ジョー・ハリス
 出演    チェイニー・クレイ、エマ・コールフィールド
        リー・コーミー

 ■ストーリー■
 150年前、アメリカの田舎町ダークネスフォールズでは子供の乳歯を金貨と交換してくれる老女マチルダ・ディクソンは子供に人気があった。あるとき家のそばの灯台から火がでて顔に火傷を負い光に敏感になった顔を陶器の仮面で隠し夜だけ出歩くようになった。そんなとき町で2人の子供が行方不明になりマチルダは無実の罪を着せられ処刑されてしまう。2人の子供は処刑されたあと無事保護されたがこの処刑の件を含め無かったことにされてしまった。マチルダは死ぬ前に呪いをかけ、今後、最後の乳歯をコインと交換するとき彼女を見た者は必ず殺すと言い残すのだった。
 幼いカイルは最後の乳歯が抜けた晩、夜中に起きてマチルダの姿を見てしまう。明かりの元へ逃げ込むカイルだが、怖がっているカイルを安心させようとした母親は暗闇の中でマチルダに殺されてしまうのだった。カイルは母親殺しの容疑者になり施設へ送られるのだった。そして12年後、施設を退院したカイルのもとへ幼なじみのケイトリンから連絡があるのだった。ケイトリンの弟マイケルが暗夜恐怖症にかかり暗闇を怖がって眠れないので助けて欲しいというのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 西洋では乳歯が抜けると、抜けた乳歯を枕の下にして寝ると“歯の妖精”がやってきてコインと交換してくれるという言い伝えがあるそうです。
 都市伝説を、うまくストーリーに組み込ませたスラッシャームービーに『ルール』(1998年)という作品がありましたけど、今作も古くからの言い伝えをストーリーにうまく取り入れてホラー映画の傑作にしてます。
 言い伝えをうまくB級ホラー映画のテーマに昇華させてます!
 
 何の事前情報無しに見たんで、てっきり都会を舞台にした幽霊系のホラーかと思ってたんですが、全然違いました。
 今作の魔女マチルダは『13日の金曜日』シリーズのジェイソンみたいな、超パワフル系な感じのモンスターです。とにかく、手当たり次第に登場人物殺しまくり!!
 超自然的力もあるんで、ジェイソンというより『ジーパーズ・クリーパーズ』(2001年)、『ヒューマン・キャッチャー』(2003年)の怪物みたいなヤツです。

 こういうB級ホラーの定石通り、事件に首をつっこんだカイルの周りで、ドンドン人が死んでいきます!当然、主人公カイルが容疑者にされちゃいます!!
 こういう定番のストーリーが分かりやすくて良いです!

 でも、結局、けっこう早い段階で『ジーパーズ・クリーパーズ』の怪物よろしく、今作の魔女マチルダが主人公のカイルを追って警察署までやって来ちゃうので、カイルが犯人じゃないって、警察にばれちゃいます。
 まぁ、犯人っていっても、人間じゃないからそんなこと全然気にして無いんだろうけど…。
 
 いや~、でもこのマチルダ、強い!強い!
 明かりが弱点なのに、主人公たちが懐中電灯持っててもダメになっちゃうし、こんなに強いのに、カイルは、よく12年も生きてこれましたね??
 マチルダも遠くに行ったカイルを忘れちゃったんでしょうかね??

 それにしても、今作のランニングタイム85分は短すぎでしょ。
 この短さは潔いです!潔すぎです!
 単純なストーリーで、ノリはホントにスラッシャー映画みたいな感じでポップコーンでも食べながら観るのに最適な作品です。
 もう考えてる時間もなくドンドンストーリーが進んで行っちゃいます。

 でも、今作は最後は一応解決したし、次作もありますよ!続く” では無い!こんなラストもたまには、いいでしょ。そんなところも潔すぎ!!
 ランニングタイムの短さにプラス5点で 75点

黒の怨 コレクターズ・エディション [DVD]
チェイニー・ クレイ,エマ・ コール フィールド
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


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『ザ・リング2』オリジナルホラー。

2005-11-06 16:59:08 | ホラー
ザ・リング2
THE RING TWO
 監督    中田 秀夫
 脚本    アーレン・クルーガー
 オリジナル脚本   高橋 洋
 原作    鈴木 光司
 出演    ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー
        デビッド・ドーフマン、シシー・スパセイク
        エミリー・ヴァンキャンプ、エリザベス・パーキンス
        ゲイリー・コール、ライアン・メリマン

 ■ストーリー■
 アメリカの田舎町、高校生のカップルが告白をする。自分のことを好きだった女の子に告白した少年は彼女に恐怖のビデオを見るように薦めるのだった。『ザ・リング』の事件から半年後、レイチェルとエイダンの母子は大都市シアトルから小さな田舎町アストリアに引っ越して生活していた。ある日、レイチェルは新聞社アストリア日報の記者として高校生の謎の怪死事件を聞きつける。レイチェルは被害者の高校生の顔を見るがその顔は、恐怖のビデオテープによって起こる顔だった!

 ■感想■
 Jホラーの名作『リング』(1998年)のアメリカ版リメイク『ザ・リング』(2002年)の続篇です。
 
 監督は、前作のゴア・ヴァービンスキーからオリジナル版の『リング』の中田秀夫にバトンタッチしました!
 ネタ切れハリウッドは、作品のリメイクだけに飽き足らずオリジナル版の監督まで呼んじゃいました。
 『THE JUON呪怨』(2004年)でも、オリジナル版の清水崇監督が、監督してましたモンね。才能ある人が本場ハリウッドにいくことは良いことです。
 でも、ゴア・ヴァービンスキーの演出も十分ハッタリが効いてて良かったと思うんですけど、本人が「ホラー映画はイヤだ」って言って、代わったみたいです。けっこう繊細な人なんですネ。
 
 出演は、前作から引き続きヒロインに『ダウン』(2001年)、『マルホランド・ドライブ』(2001年)のナオミ・ワッツ。
 ウワサでは、ナオミ・ワッツはエレベーターを舞台にしたホラー映画『悪魔の密室』(1983年)のハリウッドリメイク版『ダウン』に出演したことを過去恥部にしてるようですけど、低予算ホラーとしては、けっこう面白かったんですけど、ホラー映画がキライなんでしょうかね??
 まぁ、どちらかといえば、ノーマルな感性してるんでしょうねぇ~。

 でも、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』や、『ザ・リング』シリーズだって十分、ジャンル映画っぽいと思うんですけどね。 
 息子エイダンにデビッド・ドーフマン。
 上司マックスに『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年) のサイモン・ベイカー。
 あと、『キャリー』(1976年)のシシー・スパセイクが出演しています!

 ところで、今作はうっかりミスがあります!
 そのうっかりミスとは、サマラの力で、鹿の群れがナオミ・ワッツと息子エイダンが乗ってる車を襲ってくるシーンです!
 ナオミ・ワッツ側の窓ガラスが割れたのに、次のシーンで窓ガラスが元に戻ってます。
 窓ガラスに反射したナオミ・ワッツの顔が写っているので、完全にガラスがあります。エイダン側も元に戻ってそうなんですけど、ちょっと微妙です。
 で、次のシーンではまた割れたガラスになってます。サマラの力恐るべし!
 自分はこういううっかりミスのシーンには、けっこう気がつかない方なんですけど、今回は気が付いちゃいました!!!
 劇場で観たら気がつかなかったかもしれませんけど、TVの鮮明な画面で観ていたら、気がついちゃいました!!

 で、今作の感想なんですけど、オリジナル版の『リング』から離れて、完全にハリウッド版のオリジナルバージョンになってます。
 アメリカ人が、いかにも好きそうな、親子の絆系ホラーに変化してます。“リング”シリーズの恐怖って、「ビデオテープの映像を観た人間がドンドン感染していって死んでいく」っていうところだと思うんですけどね。
 まぁ、こういう変更もアリでしょ。もう1回、「ザ・リング」の焼き直し作品を観せられても困っちゃいますからね。
 
 脚本は前作『ザ・リング』から引き続きアーレン・クルーガー。
 アーレン・クルーガーの脚本作のラインナップといったら、
 ・メジャー系なのにトンデモスリラー『隣人は静かに笑う』(1998年)。
 ・ジョン・フランケンハイマー監督の2転3転スリラー『レインディア・ゲーム』(2000年)。
 ・ケビン・ウィリアムソンから、うまくストーリーを引き継いだティーン系大ヒットスラッシャームービーの3作目『スクリーム3』(2000年)。
 ・フィリップ・K・ディック原作ののSF『クローン』(2001年)。
 
 と、面白い映画の脚本を書きまくってますからね。もうほとんどが、ジャンル映画専門って感じで良いです!良いです!

 今作は、かなり評判が悪かったんで、全然期待してなかったせいか、けっこう面白く観れました!
 
 出だしの高校生のエピソードも、あの恐怖のビデオが世間に広がっていることを感じさせてくれて良いシーンです。ビデオテープネタは、そこで終わりなんですけどネ!!
 そのあと、レイチェル、エイダン母子にサマラの恐怖が収束していって、だんだんこじんまりして行くんで「おや、おや?」って感じですけど、これはこれで良しとしましょう。
 このエイダンに迫ってくる恐怖と、世間一般で恐怖のビデオが広まってく恐怖を平行して描いていって、最後、両方とも解決!とかだったら、もうプラス20点!って感じだったんですけどね。 65点
 
ザ・リング2 完全版 DTSスペシャル・エディション [DVD]
ナオミ・ワッツ,デヴィッド・ドーフマン,サイモン・ベイカー,エリザベス・パーキンス,エミリー・ヴァンキャンプ
アスミック
ザ・リング [DVD]
鈴木光司,アーレン・クルーガー
アスミック

 
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『ツイステッド』タイトルにプラス10点!

2005-11-02 00:47:17 | ミステリー
ツイステッド
TWISTED(2003年アメリカ、ドイツ)
 監督    フィリップ・カウフマン
 脚本    サラ・ソープ
 出演    アシュレイ・ジャッド、アンディ・ガルシア
        サミュエル・L・ジャクソン、デビッド・ストラザーン
        ラッセル・ウォン、カムリン・マンハイム
 
 ■ストーリー■ 
 サンフランシスコ市警のやり手の女刑事ジェシカ・シェパードは業績を認められ殺人課で初の刑事になる。連続殺人鬼カルターを逮捕し順調な出だしとなるのだが、父親代わりのミルズ本部長に見守られた彼女を妬む声も聞こえてくる。そして、新しいパートナーのマイクと組んで捜査に当たった次の事件とは、ジェシカが前に寝た男が他殺体で発見されるという事件だった。しかし、第2、第3の連続殺人が起きるのだが、被害者は全てジェシカと寝た男たちだった。

 ■感想■ 
 アシュレイ・ジャッド主演のサスペンス映画。
 全然盛り上がらないサスペンス映画になっちゃってます。だって容疑者が、アシュレイ・ジャッドをカウンセリングする精神科医フランク、連続殺人鬼のカルターの弁護士レイ(←彼もジェシカと前に寝てます)とか、アシュレイ・ジャッドの新しいパートナーのマイクなど怪しい登場人物たちが大勢出てきますけど、ただ出てくるだけです。
 
 「だから何??誰が犯人でもいいよ!」 

 って感じです。怪しい登場人物が多い中、これで真犯人が、アシュレイ・ジャッドが通いつめるバーのバーテンのオヤジだったりしたら、けっこうビックリしてたんだけどね。
 
 ストーリーも平板でゼンゼン盛り上がらないしね~。それに主人公のジェシカって何???誰とでも寝ちゃって。もちろん誰とでもじゃなくて、好みがあるんだろうけど。(←うわ~、モテない人間のひがみです。すいません。)

 いくらなんでも、ちょっと私生活に問題ありって思っちゃいます。だって、刑事ですからね。
 それで捜査中に、バーのバーテンのオヤジから「あんた娼婦だと思ってた!」って言われたら逆ギレしてるし。主人公のキャラクターとしては、記憶無くすまで毎日ワイン飲んだり、男性とバンバン寝ちゃったりと、変わったキャラクターですけどね~、変わってるだけで魅力感じませんでした。  
 
 監督が『存在の耐えられない軽さ』(1988年)、『ライジング・サン』(1993年)のフィリップ・カウフマンだからイヤな予感はしてたんですけど、まさに
 「悪い予感的中!大当たり!!!」でした。
 フィリップ・カウフマンの演出はエンターテイメント映画に向いてないって感じです。
 
 出演は『氷の接吻』(1999年)、『ダブル・ジョバディー』(1999年)と毒にも薬にもならないような凡庸な作品ばかりをあえて選んで出演してるの??っていうアシュレイ・ジャッド!ホントは普通の出来のスリラー『ハイ・クライムズ』(2002年)にも出てましたけど)

 ランニングタイム97分なのに、120分にいや、140分にも感じる長さの退屈さです!最近のハリウッドのミステリー系映画ってホントにつまらない!
 アンジェリーナ・ジョリーの『テイキング・ライブス』(2004年)とか『インザカット』(2003年)とか、面白いミステリー映画を観た記憶が無いです。
 
 でも、今作で1番面白かったのは、その面白そうなタイトル“ツイステッド”かな??いかにもヒネリやドンデン返しがありそうなタイトルだもんね。(原題もTWISTEDだけど)でもTWISTEDって酔っ払ったとか意味だったんですね…。へへ、だまされちゃいました! 40点

ツイステッド DTSスペシャル・エディション [DVD]
サラ・ソープ
アスミック

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『ワイルド・スピード』西部劇??

2005-11-01 00:34:34 | アクション
ワイルド・スピード
THE FAST AND THE FURIOUS(2001年アメリカ)
 監督    ロブ・コーエン
 脚本    ゲイリー・スコット・トンプソン
        エリック・バーグクィスト
        デヴィッド・エアー
 原案    ゲイリー・スコット・クィスト
 出演    ポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼル
        ミッシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター
        マット・シュルツ、リック・ユーン

 ■ストーリー■
 最近、高価な荷物を積んだ大型トラックが高度なテクニックを持ったスポーツカーを運転するグループにトラックジャックされるという事件が相次いでいた。ロサンゼルスの街で深夜の公道レースの仲間うちから一目置かれる男ドミニクに1人の男ブライアンが挑戦してくる。レースに敗北するものの、ドミニクのグループに入り込んだブライアンは実は、トラックジャック犯を潜入捜査する警官だったのだ。

 ■感想■
 全米でスマッシュヒットして、なおかつ1部の若者たちに公道レースブームを巻き起こしたカーアクション。

 「エイリアン」系のB級宇宙SFの佳作『ピッチ・ブラック』(2000年)で主人公を演じたヴィン・ディーゼルは、今作と『トリプルX』(2002年)で一躍スターダムにのし上がりました。
 本作の監督ロブ・コーエンとは『トリプルX』でも組んでます。
 出演はヴィン・ディーゼルの他に『ロード・キラー』(2001年)、『タイムライン』(2003年)のポール・ウォーカー。

 ストーリー的には、潜入捜査官のブライアンを演じたポール・ウォーカーが主人公でメインなんですけど、完全に場面、場面をヴィン・ディーゼルにさらわれてます。

 絶対に観たい作品は、もう発売日とか、または、発売されてすぐにビデオ屋に行ってレンタルしたり、DVDをパッケージ買いするのに、
 ちょっと見てもいいかな??くらいの作品だと、レンタルするのが先送りになって、借りる前に、TVの映画劇場でオンエアされちゃいます。
 今作も「いつか観よう!いつか観よう!」って思っている間に、続篇『ワイルド・スピード×2』(2003年)まで劇場公開されて、第1作の今作はTV朝日の日曜洋画劇場(2005年10月23日)でオンエアされちゃいました。“されちゃいました”って表現も変ですね。
 正確には“オンエアしてくれました”ですね
 
 TV放映される前の映画紹介コーナーで

 「2転3転するストーリーが…!

 みたいなこと言ってたんで、スゴク期待しちゃいました。でも、2転3転しませんごくごく普通のアクション映画でした。こんな作品で2転3転って言われてもネ~。

  
 ところでロサンゼルスの街って何ですか??
 中国系アメリカ人の公道レーサー、ジョニー・トランって街中でバイクに乗ったままサブマシンガン撃ちまくりなんですけど…。

 「西部劇かッ!」って感じです!
 西部劇っていっても、開拓時代の無法地帯状態の西部です。 
 サブマシンガン撃ちまくるのも1回は、深夜ですけど、まぁ、それでも十分危ないですけどネ。もう1回は真っ昼間です。
 1人しか死にませんけど、10人くらい人が死んでもおかしくないです。
 明るい時間に街中で平然と撃ちまくってました。
 ポール・カージーがロサンゼルスにいた頃より怖いです。
 
 良く観終わった後に「何にも残らない!」って作品がありますけど、今作も良い意味で何も残りません!!
 
 今作のDVDが500円くらいだったら買ってもいいかも。って言うくらいの満足感はありました!果たして、ほめてるのか?ケナシてるのか?
 
 カーアクション、潜入捜査官物といったエンターテイメント系の要素一杯で、それなりには楽しめます。 65点

ワイルド・スピード 【プレミアム・ベスト・コレクション1800円】 [DVD]
ポール・ウォーカー,リック・ユーン,ミシェル・ロドリゲス,チャド・リンドバーグ,ヴィン・ディーゼル
ジェネオン・ユニバーサル
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