秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

客もいろいろ

2007-06-21 | シチの目
昨日電話で問い合わせがあったお客さんは、
先だって買い取りに出したプラチナのネックレスを返して欲しいと。

母親のものを黙って買い取りに出したので、
母親が激怒し警察に訴えると言っているというのです。

残念ながらその商品は買い取り後すぐに地金業者に売ってしまってありません。
何とかしてあげたくともどうしようもありません。
未成年ならともかく30歳過ぎた人が売りに来た場合、
ほんとにあなたの持ち物ですか、なんて確認しませんからね。

質預かりではなく、売りに来たということ事態、
ここの親子関係の複雑さを物語っています。

以前20代男性がパソコンを質預かりに持ってきたことがあります。
しばらくして、その父親が血相を変えてやってきました。
設計事務所の仕事で使っているパソコンの電源抜いて息子が持ち込んだようです。

よくよく話を聞くと家業で息子はただ働き、
もちろん家で食べさせてもらっているけど給料はもらっていない模様。
小遣い銭欲しさか、父親と喧嘩でもしてブチきれたのか・・・
このときは質預かりだったので、父親が支払って引き取って行きました。
買取ではなく質預かりはまだ救いようがあります。

家庭事情は、家それぞれ、されどそこまで介入できませんから。


5年ほど前の話になりますが、
高級時計を質預かりで持ってきた中年男性がいました。
きちんと利息も入れてくれて、時々違った時計を持ってきます。
時計が好きでコレクションでもしているのだと思っていました。

あるとき刑事さんがやってきました。
なんとその男性は時計の修理職人だったのです。
修理で預かった時計を、質入していたのでした。

適当に修理期間を延ばして、その間質屋の蔵に納まっていたわけです。
時計の持ち主はまさか質入されていたとは夢にも思わない。
修理が完了しましたといって手元に戻れば、誰も盗難届けをだすこともない。
で、警察に盗難届けが出ない限り、質屋もわかりません。

このときは修理に出した客が、修理期間の長さに嫌気がさして、
急に返して欲しいとでも言ったのでしょうね。
それで物が手元になくて大慌て、事件の発覚、逮捕となった次第です。

まぁこんなことはめったいないことでしょうが、
ものを見て、人をみて、お金を融通するわけですが、
そんな奥の奥の事情までは想像できませんからね。