昨朝のワイドショーでは、東京湾に育ち始めた珊瑚(さんご)を写していました。
かつて珊瑚は温かい海で育つので、和歌山の串本あたりが最北だといわれていたのに。
そして珊瑚で有名な沖縄・八重山諸島近海では白化現象が大問題となっています。
海水温が30度を越すと、珊瑚と共生する褐虫藻が減少し白化現象が発生するそうです。
海水温の上昇は温暖化現象の一つともいわれていますが、その温暖化は海流の流れが変化していることにもよるのですね。
暖流が北の海まで達すると氷は溶ける、
溶けた水で海水の濃度が薄まると下にもぐりこむ対流ができなくなり、またも海流の流れに変化を与える。
変化は加速度的に進みますからね。
このネックレスは山珊瑚を繋げたもので、インドで買いました。
地球の地殻変動によりかつて海底であった所が隆起して山となる。
ヒマラヤ山脈も大昔海底が隆起し、どんどん押し上げられ高い山となり、それは今なお続いていると習いました。
海底などにあった珊瑚の化石も、隆起によって山となった場所に出現し採取されるので山珊瑚とよばれます。
このネックレスの山珊瑚はほんとにヒマラヤで採取したかどうかわかりませんが、たぶん風化して小さくなったカケラがいっぱい混じっている土壌があるんだと思います。
サハラ砂漠でも、砂の中に風化したアンモナイトやオーム貝や珊瑚のカケラたくさん見ました。
すべてのサハラで見られるのではなく、特定の場所でたくさん見つかるということです。
こんなに小さなカケラに穴を開けてビーズとし、それをネックレスとする根気ある作業に驚きます。
そしてそれがたったの1000円程度なんだから。