雪のない地方で暮らしているものにとって、雪見酒はあこがれです。
年始のシリア・ヨルダンの旅が流れてしまって、高校時代の友人に1月の連休どこか行こうと誘ったら二つ返事でOKもらえました。
年末のややこしいときに、なんとか予約の取れるところを探して、山中温泉で決定!
よしのや依緑園に泊る寛ぎのひととき2日間、
大阪から加賀温泉駅までJR、一部屋3人利用、3食付で24,800円。
宿とJRだけをおさえてもらった半分自由旅です。
お手頃価格で値打ちのある温泉旅行を満喫できました。
運よく13日から急に気温が下がり、福井を過ぎたあたりからひらひら雪が舞い始めました。
大阪駅から特急で2時間20分ほどで石川県の加賀温泉駅に到着、ホテルの送迎バスが迎えに来てくれていました。
旅館で長靴と傘を借りて、さっそく山中温泉の探索です。
雪が舞う中、こおろぎ橋を渡り、鶴仙渓遊歩道をあやとり橋まで、雪の上を歩く連れは二人ともどのショットもうれしそうに写っていました。
入場料100円の安いにひかれ芭蕉の館を見学。
奥州を廻ったあと松尾芭蕉は金沢からこの山中温泉で8泊滞在し、数々の名句を残しています。
築100年を経た別荘を整備した、風雅で立派な館でした。
磨きこまれた床板は冷え切っていて、靴下だけでは足が冷たすぎてじっくり展示物を吟味できなかったのが残念です。
山中温泉総湯「菊の湯」の前で温泉卵をゆでてもらえます。
3個で210円、これも安い!
ゆであがるまで最低40分以上の待ち時間の間に、足湯に入ったり、医王寺にお参りしたり、地酒「獅子の里」の松浦酒造さんで試飲したり、・・・
とても1日ではまわりきれないほど楽しいスポットいっぱいありました。
町人旅人亭では道場六三郎鍋シリーズ、冬はかに汁大鍋がふるまわれます。
午前10時から11時半の間限定で、1杯100円!
山中温泉は1300年の伝統があるとは聞いていましたが、予想以上に今の時代に即した温泉町として努力されているのに驚きました。
観光客は私達のような年配者はもちろん、若者のグループもたくさん見かけました。