秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

思いを遺したお宝

2009-05-16 | シチの目
直前の記事で質屋の蔵について書きましたが、2005年7月にも「質の蔵」と同じタイトルで記事をエントリーしていました。

執着心というか、ものに対する思い入れを遺された唯一の体験談です。

ものに対する愛着心についてコメントいただいたので思い出しました。
以下4日間にわたる連載です。

黄金のお宝 2005/7/12

因縁を 2005/7/13

お払いする 2005/7/14

質の蔵 2005/7/15

質屋の蔵

2009-05-16 | シチの目
この土日を使って、事務所の床板張替え工事をお願いしています。

質屋営業法には公安委員会が定める「質屋の質物保管設備の基準を定める規則」がこと細かに定められています。

手元に書類がないので正確ではないですが、
建築基準法の定める防火構造で、コンクリートの厚みも決まっていたと思います。
窓には太い鉄格子をつけるとか、出入り口には金網と鉄板のネズミ返しをつけるとか・・・
鉄扉の内側にはさらに網格子の扉もついています。


「質屋蔵」というお噺が落語演目にもあります。
質屋の蔵の中で質物の精が集まって身のうえ話をするという趣向は、滝沢馬琴の読本『昔話質屋蔵』に見えます。
落語家の先達が何年にもわたって、現行のような名作に仕立てあげたといわれています。

手放しがたいものを質草に預けて、その怨念がお化けとなるなんて時代ではなくなりました。
不要となった品々を少しでも高く売りたい、あるいはしばらくそれを質草に預かって欲しいという方が多いようです。

昨日はパソコンを蔵の中にしまいました。
工事中の埃から守ってもらうには蔵の中が一番安心。
工事終了後ちゃんと様々なコード繋げることができるかどうか、それが心配です。