2011年も今日で終わり、あと12時間を切りました。
いつもご愛顧賜りありがとうございます。
実生活でもお世話になっている皆様、いろいろありがとうございました。
今年も独りよがりの拙い文章を読んでいただき感謝申し上げます。
2011辛卯の今年は何はさておき東日本大震災。
世界の各地で天災もあいつぎ、中東のジャスミン革命、EU圏金融危機と大ゆれの年でした。
反ウォール街デモに端を発した格差是正の波は、世界中に広がりかつての枠組みを崩壊させかねない勢いです。
来たる2012年は、壬辰(みずのえたつ)はどんな年になるのでしょうか。
まずWikiでみると、
十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類からなり、
実は生命消長の循環過程を分説したもの
十干の九番目『壬』は、妊に通じ、陽気を下に姙む意
漢字語源辞典(藤堂明保著)によれば、『壬』は
織機の中の糸巻き心棒を描いた I 型の字が原形
この中央に糸が巻かれやや膨れた姿になった象形文字
母親が赤ちゃんをお腹に入れこむのを 妊
荷物や仕事を両手一杯に入れこんで抱き込むのを 任
『壬』と同義の漢字に「入 内 妊 男」、基本義は「中に入れこむ」
「壬とは大なり」です。
壬辰で検索していて、
干支歳時記見つけました。
詳しくはそちらでお読みいただくとして、簡単にまとめてみます。
『壬』は十年の生命体が寿命を全うする前年にあたり、さらに前段階の『辛』の年の熾烈な荒療治で大きく揺らいだ情況になっていて、『甲』から始まった生命体が完成する仕上げに動く。
『壬』の年に後戻りは決して起きないし、十年前の御時世は復活しない。同時に前進もしない。
進化は、次の『干』の役割となる。
『辰』は十二支の第五番目、1日24時間に当てはめれば午前8時ごろ。
樹木の枝に例えたら日毎伸びるのが分かるほど、すくすくと自然に生長する最も元気な時。
その強い動きに人々は振りまわされ、唯々諾々と御時世に従う時でもあり、十二支の中で人為が及ばない自然の出来事が御時世を動かす。
「卯が開拓の始まりで、辰にて開墾を進める」
「陽にて活で震動するほど、辰は震に通ず」
等々の言葉が残されているように、自然の働きが人間の思考範囲を超える年なので、人々が驚きふるえる様子を表現したもの。
自然の脅威の下、人々はパニック 付和雷同 流言飛語の温床で、世の中、同一行動の傾向が強まり、時の流れに身を任すだけだ。
60年に一度の組み合わせ
『壬辰』
完成を直前にして、緩やかに仕上げにかかる『壬』
与えられた生命力が、自然の力に後押しされ大きく伸長する『辰』
この相反する態勢の両者が絡み合うとどのようなご時世になるのか?
世の中の仕組みをガラリと変える事など平時では不可能であるが、
時宜を得れば、自然発生的に為されるのだ。
干支はこのタイミングが熟した時点が、『壬辰』であるとしている
従来の社会仕組みを変える端緒が切られる年になるのかもしれません。
実際、アメリカ、ロシア、中国 世界の大国のリーダーが変わる年でもありますしね。