和歌山といえば梅とみかん。
有田の温州みかんは有名ですが、「新姫(にいひめ)」は初めて知りました。
果汁10%ですが、ほろ苦い酸味のあるあるジュースでシークワーサに似ています。
チラシにのっているグラフによれば、
黄色棒がナリルチン、緑棒がヘスペリジン。
ヘスペリジンは、柑橘由来のポリフェノールだと書かれてあります。
100mlで160円、ちょっと高いのはやむをえないのかな。
新姫は、世界遺産「熊野古道」熊野市新鹿町で偶然発見された新しい柑橘。
タチバナと温州ミカンが自然交配した交雑品種なんだそうです。
ヘスペジリジンやナリルチンは毛細血管を丈夫にする働きがあるらしい。
他にも、ノビレチンとタンゲレチンというフラボノイドも多いようです。
これらには、癌の予防効果や発ガン抑制作用があるといわれています。
道の駅や土産物屋さんで見かけたもうひとつの柑橘類は、「じゃばら」
北山町の柑橘「じゃばら」
じゃばらとは、全国でも北山村だけでしか作られていない柑橘
「邪(気)をはらう」ところからこの名前がつけられた
ユズよりも果汁が豊富でユズやスダチとは違った風味がありまろやかさが特徴
じゃばらは昔から北山村に自生しており、当初それほど注目されておらず、
原木の持ち主である福田国三氏が、小さい頃から慣れ親しんでいたじゃばらの味、香りが他の柑橘類よりも優れており、
「じゃばら栽培は北山村を過疎から守る産業になりうる」として、村長や村議会に呼びかけた。
昭和46年秋、みかんの分類で有名な権威者田中論一郎博士に調査を依頼し、
翌47年、現地にて花の分析など専門的な調査、研究の結果、
じゃばらは国内はもとより世界に類のないまったく新しい品種であることが判明した。