夕日が浦温泉でカニフルコースを堪能し、旅の二日目は小浜へ。
東大寺二月堂のお水取りは、若狭神宮寺の神事として有名です。
本堂の内陣で中央の如来坐像に柏手打って参拝
初体験です(@_@)
ここは神仏習合の様式がそのまま残された稀有な神宮寺です。
本堂のひさし下に注連縄ぶら下がってて、鳥居のようにも見えます。
仏様の前で御説法頂いたお話の中に、「観光」は光を観ることでなければ意味がなく、物見遊山ではもったいない。
なぜこの漢字が使われているか改めて見直したいものですねと。
忘れへんうちに観光とは、調べてみました。
『易経』の「観国之光、利用賓于王」(国の光を観る、もって王に賓たるによろし)
「観光」は、この「国の光を観る」から来ているそうです。
他国の風土を観て、その国の王に仕えるのがよいといったような意味です。
現在使われているようなリクレーション的で表面的な風景や史跡の見物・見学といったようなものではないのでした。
その背後にある風俗や制度、生活、歴史といったその土地の本質的なものを洞察する、といったもっと深い意味がありました。
幕末、アメリカと条約を結ぶための使節団が乗った船に「観光丸」「咸臨丸」の二隻あったそうです。
咸臨丸は有名ですけど、観光丸は知らなんだ~
他国アメリカへ赴きしっかり風土風習、制度技術など学んでこようという意味が込められています。
これが、日本で「観光」という言葉が使われた起源でした。
残念ながら内は撮影できませんのでネット検索で画像拾ってきて、改めてご紹介します。