秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

寺庭夫人が守るオオムラサキツツジ

2015-05-01 | 日々是好日


今年もまた大阪府指定天然記念物に指定されてる大つつじの花見会によんでもらえました。

妙楽寺さんは浄土宗、お寺の奥さんは寺庭夫人とお呼びするようです。
たしかに、この大つつじに見事な花をつけるためにずいぶんと気を使いお世話されてることでしょう。
つつじは水はけがよくないといけないし水たっぷり必要とするらしく、夏場の水道代ハンパないそうです。
花見の宴にははながらを摘んできれいに整えるのも大変でしょうね。


お二人の女性が並んで写っていますが、右側曹洞宗のお寺の奥さん。
曹洞宗では奥さんを寺族(じそく)と呼ぶとネット検索で知りました。

調べついでに書いておきますが、
浄土宗のお寺では、和尚さんのことを上人(しょうにん)と呼ぶので、和尚さんに手紙を出すときは、「○○上人前」
曹洞宗のお寺では「○○老師様」と書き、住職のことをほうじょうと呼ぶらしい。




中国で「玉樹清輝」と名づけらた梅にちなみ、この大つつじを「霊樹永気」と名づけることにしたと和尚さん。



つつじのような灌木で樹齢150年を超えることはめったに無いのに、こちらの樹は300年を超えています。





おっさんの宝物サルノコシカケの彫り物台はこうもりです。





ご馳走いっぱいよばれて、生ビールのほかに、日本酒はもとより赤ワインも4本もあけて下さった。



会がお開きになる頃、市長が花見に来られたので記念撮影。
夏には市長選挙ありますからね。



さて、つつじを漢字で書ける人は少ないと思います。
また 躑躅 の漢字を見て、つつじと読める人もほとんでいないでしょう。


躑  [音読み] テキ   [訓読み] たちもとお・る
躅  [音読み] チャク  [訓読み] たちもとお・る

たちもとおる、とは古語らしいです。
語義は、行きなやむ。行きつ戻りつする。足もとがふらつく。

躑躅 という語は、もともと 羊躑躅 yángzhízhú [ ヤンちーちゅー ]
中国原産のツツジで、和名は シナ レンゲツツジ。

黄色い花でロミトキシンrhomitoxin という毒があり、血圧を低下させる作用、鎮静作用があるそうです。
羊が誤ってシナレンゲツツジの葉を食べると、足もとがおぼつかなくなり、死んでしまう ので、「羊躑躅」 (ヤンチーチュー) と呼んだ、とか、
羊は毒であることを知っているので、シナレンゲツツジを見ると前に進まなくなるから、
それでこの漢字が使われているようです。

日本のレンゲツツジは、木全体 に グラヤノトキシンgrayanotoxin という毒があり、食害で問題になっている野生の鹿もレンゲツツジは食べないそうです。

今年はまさに未年、羊。



何でか知りませんが、愛子様のお印は、五葉躑躅!
ごようつつじは、本州・四国の深山に自生し、枝先に葉を5枚ずつつけます。
初夏に清楚な白い花が咲くので、しろやしおとも呼ばれるようです。

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