昭和55年以前の記録は手書き台帳も多く特にあやふやだとのこと、
いつか確認しないとと思っていたので、思い切って行ってきました。
不安に思いながら、社会保険庁へ出向きましたが
30年ほど前のデータはちゃんと残っていたし、
たった一本化する申請書を出すだけで済みました。
宙に浮いた記録約5000万件の照合のうち1件が片付きました。
平成9年(1997年)基礎年金番号を統一したとき通知書が届きました。
学業を終えて就職していた頃の厚生年金と現在加入中の国民年金、
二つの番号を自ら申請して一本化してもらわないといけません。
年金もらうまでにはまだ日にちがあるし、
面倒だったのでそのままになって、早くも10年が過ぎてしまった。
こんなふうに思っている人が多いようで、
社会保険庁の入力ミスやずさんな管理だけで5000万件もあるわけではありません。
それぞれの人が何個か持っている年金番号を統一しないといけないのです。
結婚したり改姓したり、住所が変わったりしたら、
自分で申請しないといけません。
1997年の基礎年金番号導入時に行方不明者扱いで
「不在者」とされた納付者が約110万人、現在も約57万人が不明らしい。
不在者は、住民票が確認できないなどの理由で、
国民年金保険料の徴収対象から外れた人です。
社会保険庁のオンラインシステムに登録されていない厚生年金の記録は1430万件。
ニュースを聞いた人はたいてい5000万件のほうに気がとられますが、
一本化していない人が多いということもあるのですね。
あの10年前の基礎年金番号制度が導入されたときに、
もっときちんとした説明を受け、皆が申請書類を提出していたら、
こんな大騒ぎにはならなかったような気がしました。