A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二+チコヒゲ@新大久保Earthdom 2008.2.15(fri)

2008年02月16日 01時15分05秒 | 灰野敬二さんのこと
灰野さんがフリクションのオリジナル・ドラマー、チコヒゲと共演する!おそらく初共演だ。これは行かない手は無い。"OTHER MUSIC #30"というイベント。対バンはKIRIHITO(ギターとデジタルドラムパッドの二人組)、Susperia(from大阪:vo,g,b,ds,kbdの5人組。初期ボアダムスやあぶらだこのような変拍子ハードコアはなかなか良かった)、YounGSounds(vo,g,b,ds,synth,samplerの6人組)の3組。会場はかなりお客が入っていた。
チコヒゲを生で観るのはフリクション以来だから約30年ぶり。頭髪は寂しくなったが黒いシャツに黄色のネクタイでダンディに決めたちょい悪オヤジだ。貫禄があってカッコいい。今年で59歳だが、Chico-Hige & The Unitというバンドで活動している現役だ。ドラミングは重量感がある8ビートからフリー系ジャズ・ビートまで操り素晴らしい。灰野さんの轟音ギターとがっぷり四つに組んで譲らない。ヴォーカルを取ったりドラムマシーンを弄ったりもする。
灰野さんは珍しくエフェクター6つだけのシンプルなセッティング。パワープレイで押すつもりなのだろう。ロックンロール・クラシック「Jenny, Jenny」を歌った。勿論哀秘謡で。ところがこの日灰野さんはトラブル続出。始まって早々に1弦が切れてしまい、後半には右足が攣ってステージに倒れ込んでしまった。かなり酷いらしく立ち上がれずそのまま座ってヴォーカル・パフォーマンスに移る。足の痛みも手伝って鬼気迫るパフォーマンスだった。そのままギターを手にすること無く終了。40分強のステージだった。灰野さんのトラブルに動じず自分のプレイを貫いたチコヒゲは流石百戦錬磨のプレイヤーである。今度共演の機会があったらもっと長く観たいものである。何かが生まれようとしていた。
チコヒゲ HP

このふたり
鬼と鬼の
せめぎ合い

灰野さんも年が年だからこむら返りが長引かなければ良いのだが。


コメント
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