A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

The Bad Plus@ブルーノート東京 2008.2.20(wed)

2008年02月22日 00時31分04秒 | 素晴らしき変態音楽
史上最轟音ピアノ・トリオ、ニルヴァーナからアバまでカヴァーする最凶のジャズ・トリオなどと呼ばれるアメリカの新進ピアノ・トリオ、ザ・バッド・プラスの何度目かの来日公演。彼らのアルバムを聴いたことはないが、メンバーがフリー・ジャズを好きだということ、デビュー作をチャド・ブレイクが、最新作をトニー・プラット(AC/DC、チープ・トリック)がプロデュースしていること、その最新作のタイトルがプログレを意味する「プログ」であること等に興味を持ち、ライヴではどんなものだろうと久々にブルーノート東京へ出掛けてみた。客の入りは7割くらい。日本でのライヴ・アルバムをリリースしていることを考えると少し寂しい。
ドラムが時々小物を鳴らしたりイレギュラーなビートを叩いたりして面白いが、トリオとしての演奏は思っていたより随分オーソドックスだった。曲が短いところはロックやポップスに通じるし、ティアーズ・フォー・フィアーズのカヴァーなどもやり、普通のジャズ・ピアノ・トリオとは違うことは分かったが、"轟音"とか"プログレ"とかいう形容は当てはまらないと思う。キャッチ・コピーに比べ変態性は低く、多少欲求不満の残るライヴだった。それでも後半に披露したヴァンゲリスの「炎のランナー」のカヴァーではアヴァンギャルドな一面も見せ期待を持たせてくれた。
The Bad Plus HP English

春近し
ピアノ・トリオで
過ごす夜

冬の寒さも徐々に緩み夜道も歩きやすくなってきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする