日本を代表する現代舞踏家、田中泯氏の写真展のオープニング・イベント。写真は故・岡田正人氏によるもので、30年に亘る大地に根付いた田中氏の舞踏の血肉を写し撮った写真が展示されている。3月3日(月)までなので多少でも日本の真の芸術に興味のある人なら観に行った方がいい。場所は新宿東口フルーツ高野のビルの4F。
さてこの日は無料で100人くらいのギャラリーを集めて田中泯氏が舞踏を観せた。泥を塗りたくった顔と手足、黒いシャツとグレイのハーフパンツ。フロアに白い布を細長く敷いた上での舞いだ。腰にカスタネットのような音の出る気の板を下げてゆったりと登場。カメラマンが写真を撮ろうとすると「その青い光止めてくれ」と一喝する場面も。床に寝転んだり速いテンポで布の道を行き来したり、ピーンと張った緊張感が痛いほどだ。顔の深い皺に氏の壮絶な生き様が刻まれている。私はデジカメでそれを撮影しようと思ったのだが会場の中の余りの緊張感に一枚しか撮れなかった。
近年は「場踊り」と称して街や学校や神社、野山や海辺など、自在に場を舞う活動を展開している氏の深淵さの片鱗を観ることが出来た。
Min Tanaka HP
コニカミノルタギャラリー HP
舞踏家が
土にまみれて
地を耕す
イベント後のサイン会での気さくな笑顔が朴訥とした農民の顔に見えた。
さてこの日は無料で100人くらいのギャラリーを集めて田中泯氏が舞踏を観せた。泥を塗りたくった顔と手足、黒いシャツとグレイのハーフパンツ。フロアに白い布を細長く敷いた上での舞いだ。腰にカスタネットのような音の出る気の板を下げてゆったりと登場。カメラマンが写真を撮ろうとすると「その青い光止めてくれ」と一喝する場面も。床に寝転んだり速いテンポで布の道を行き来したり、ピーンと張った緊張感が痛いほどだ。顔の深い皺に氏の壮絶な生き様が刻まれている。私はデジカメでそれを撮影しようと思ったのだが会場の中の余りの緊張感に一枚しか撮れなかった。
近年は「場踊り」と称して街や学校や神社、野山や海辺など、自在に場を舞う活動を展開している氏の深淵さの片鱗を観ることが出来た。
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地を耕す
イベント後のサイン会での気さくな笑顔が朴訥とした農民の顔に見えた。