信頼できる筋によると、1970年代後半から1980年代頭にかけて柳ジョージとレイニーウッドで人気を誇ったヴォーカリスト/ギタリストの柳ジョージさんが亡くなったとのこと。享年63歳。ここ数年糖尿病を煩っていて入退院を繰り返していたそうだが2日前に息を引き取ったと言う。葬儀は家族だけですませ、正式には近々にに家族から発表があるらしい。
柳ジョージさんが活躍していた時代はもんた&ブラザーズや甲斐バンド、ダウンタウン・ブギウギ・バンドなどが”ロック”としてチャートを賑わしており、その一方では東京ロッカーズを始めとするパンク/ニューウェイヴが台頭してきた頃である。私は勿論後者に夢中だったため、柳ジョージさんの音楽に真剣に向き合ったことは無かった。後になってGSやニューロックに目覚めた頃、ジョージさんが日本を代表するブルース・ロック・バンド、パワーハウスや後期ゴールデン・カップス、ニューロックのフライドエッグなどに参加していたことを知り、興味を持った次第だ。
”日本のエリック・クラプトン”の異名を取るブルジーなヴォーカルとギターは独特の味があり捨てたもんじゃない。ジョー山中さんに続き日本のロックの伝説がまたひとり逝ってしまった。合掌。
ブルースを
日本情緒と
融合し
所ジョージ氏の芸名は「所沢の柳ジョージ」を縮めたものというのは知る人ぞ知るトリビア。